5月25日(土),南三陸町の南三陸さんさん商店街において,モアイ像の贈呈記念式典が開催されました。
モアイ(Moai)には「未来に生きる」という意味が込められているそうです。
このモアイ像はチリ共和国から贈られたものですが,南三陸町とチリ共和国の友好関係は1960年のチリ地震津波をきっかけに始まりました。
1990年にチリ地震津波からの復興30年を記念してモアイ像が設置されましたが,東日本大震災の大津波により倒壊してしまいました。
今回,新たな復興のシンボルとして,イースター島からモアイ像が贈られたものです。
さて,モアイ像の贈呈式ですが,関係者の挨拶が終了し,いよいよ除幕のときを迎えました。
関係者がロープを引っ張ると…モアイ像が現れました!!
続いて,開眼式に移りました。白いサンゴと黒曜石でできた眼が入れられました。
モアイ像は眼が入って完成と言われ,眼が入ることで「マナ」と呼ばれる霊力が宿り,豊かさ,創造の力,生存の力をもたらすという言い伝えがあるとのことです。
モアイ像が無事に贈呈されたところで,駐日チリ共和国大使館大使からご挨拶をいただきました。
続いて,南三陸町の佐藤町長からの挨拶がありました。
この日はモアイ像だけではなく,伝統木工工芸品も寄贈され,佐藤町長に目録が手渡されました。
モアイ像は当分の間,この場所に設置されるようです。お近くにお越しの際は,是非お立ち寄りください。
南三陸さんさん商店街の場所は以下の地図をご覧ください。
気仙沼線BRTを利用される場合は,志津川駅下車すぐです。
(T.H)