BSN新潟放送
フォローする交通量の多いバス停で運転席から離れられず…ミラーで確認も眠っている児童を見つけられずに“降ろし忘れ” 新潟
BSN新潟放送 によるストーリー •5 時間交通量の多いバス停で運転席から離れられず…ミラーで確認も眠っている児童を見つけられずに“降ろし忘れ” 新潟© BSN新潟放送
新潟県村上市で下校する児童を乗せたスクールバスで、運転手が低学年の男子児童が眠っているのを見落とし、降車予定のバス停で降りられなかったことがわかりました。児童の体調に問題はないということです。
村上市教育委員会によりますと13日午後3時すぎ、市立小学校のスクールバスが最終降車地点のバス停で児童が降りる際、運転手がミラーによる降車確認で低学年の男子児童1人が眠っているのを見落とし、この児童が降りられませんでした。
このバス停を利用する別の児童から「男子児童が降りなかった」と連絡を受けた男子児童の保護者が小学校に連絡。次の便に備えてスクールバスが小学校に戻ってきたところで、教職員が眠っている児童を確認しました。村上市は保護者に謝罪したということで、児童の体調に問題はないということです。
村上市教育委員会によりますと、スクールバスの降車確認は本来、最終降車地点で運転手による直接確認となっていますが、このバスについては交通量の関係で長時間の停車が難しいことから、最終降車地点で運転手がミラーで確認し、小学校に戻ってから最終確認をする流れとなっているということです。
今回の事態を受けて村上市教育委員会は14日、運行を委託している会社に再発防止の徹底を指示したということで、「今後このようなことがないように、スクールバスの運行に関して安全対策を徹底したい」としています。