乱反射 ~もう忘れて下さいませ。~

と言えるほど、世の中と人生は甘くもウマくもないことは知っている
錯綜する日々の戯言、読書や各外国語の学習の備忘録を

読めてよかった。

2024-08-27 23:36:22 | 戯言&読書ノート

**読書記録**
 上村悦子 『新版 蜻蛉日記 全訳注』 (講談社学術文庫)
 本日読了。


意外にジメジメ、グチグチ、していないように感じた。
結構、我の強い、自尊心の強い女性だからか。

道綱母は、清少納言とも紫式部とも、血の繋がらない関係があるんだねえ。

道綱母の兄は、清少納言の姉と結婚。

道綱母の姉が結婚した夫の弟の娘が、紫式部の母。

そりゃあ、両人とも、『蜻蛉日記』の影響を多少なりとも受けてるわな。

道綱母が宮仕えをしていたら、兼家なんぞに引っかからないで、人生変わっていたかもなあ。

しかし謎なのが、誰が「本朝三美人」と決めつけたんだろうか。
当時、既婚女性はむやみやたらとよその男性には、顔を見せない風習だからねえ。


さて、次は何を読みましょうか。 


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