北海道最大級の霊園「真駒内滝野霊園」にそびえたつ「頭大仏」。世界的建築家の安藤忠雄氏により設計され丘の頂上から頭をのぞかせています。7月の土日祝日は「ラベンダー祭り」。15万株のラベンダーの咲く丘に遊歩道「風薫る 祈りのみち」が開設され「頭大仏」のご尊顔を近くで見ることができます。
本日は初めての真駒内滝野霊園の「頭大仏」です。ガイドブック等にも掲載されている名所で特に《ラベンダー》に囲まれた「頭大仏」に関心があったのですが霊園なので訪問を躊躇していました。しかし同霊園内に墓所があるという知り合いに聞くと“外国人観光客もバスでたくさん来るので気にすることはない!”とのこと。霊園のウェブサイトを見ていると丁度「ラベンダー祭」や「花参道」などのイベントを開催している様子なので多いであろう訪問客に紛れて出かけることとしました。結果的にはラベンダー巡りには少し時期的に早かったようですが「頭大仏」は立派でした。アクセスは地下鉄南北線「真駒内」から「国営滝野すずらん丘陵公園」 に行くのと同じバス乗り場からの中央バス滝野線で「真駒内滝野霊園」下車です。
霊園に入り早速「頭大仏」へ。もともと屋外にあった高さ13.5メートルの大仏に真駒内滝野霊園開園30周年記念事業として安藤忠雄氏により設計された大仏殿です。外部からは丸い丘の中央に大仏の頭だけが見える印象的な姿から「頭大仏」と名付けられたそうです。
「頭大仏」を取り囲む丘には一面に15万株のラベンダーが植栽されているそうですが満開!という状況ではありませんでした。
丸い丘の中央に大仏さまの頭だけが見えます。
頭大仏殿の入口には花手水が奉じられていました。
頭大仏殿入口。
7月8日(土)9日(日)の両日は頭大仏殿水庭に「花参道」が設けられています。
頭大仏殿水庭の「花参道」。
頭大仏殿「水庭」。俗世との結界を意味するそうです。
参道入口のテントでは「花参道」の水に浮かべる花「花冠(かかん)」(一つ300円)を配布中。
人気だという《アジサイ》を心を込めて「花参道」に奉じました。
大仏さまの前では「頭大仏供養祭」(7月8日10:45~)の準備が行われていました。
内部より見た「頭大仏」。頭上の穴が光背のようで立派なお姿です。
ラベンダーの丘にのぼる「風薫る 祈りのみち」へ。こちらで500円のお支払いです。
「風薫る 祈りのみち」。
丘にはたくさんの⦅ラベンダー》が植栽されていますが見頃には早かったようです。7月中旬~下旬が見頃だそうです。
最も大仏さまのお顔に近づけるスポットです。
丘の上から見た管理事務所棟ほか。
丘向こうには「八剣山」が見えます。
「風薫る 祈りのみち」の散策を終了しモアイ像エリアへ。モアイの『モ』には未来、『アイ』には生きるという意味があり、生きた証を後世へ永遠に伝承できるように建てられたとか。
ストーンヘンジ。永代供養墓が併設されています。
ストーンヘンジから見た「頭大仏」。
最後に事務所棟付近より「頭大仏」と「八剣山」を見て本日の散策終了。《ラベンダー》が見頃前だったのは少し残念でしたが各種イベントもあり「頭大仏」参拝を楽しませていただきました。ありがとうございました。満開の時期に再訪したいところですが自宅から距離があるので少し考えます。
「真駒内滝野霊園」
札幌市南区滝野2-3
電話番号;011-592-1223(公益社団法人ふる里公苑)
営業時間;4月~10月 9:00~16:00、11月~3月 10:00~15:00
休業日;無休
料金;無料(遊歩道は500円)
バス:地下鉄真駒内駅から約20分
(権利者及び参拝者専用の参拝バスもあり)
(2023.7.8訪問)