札幌出身で日本近代洋画史を彗星のごとく駆けぬけわずか31才で夭逝した画家「三岸好太郎(みぎしこうたろう)」の作品を収蔵し、その画業を紹介する「北海道立三岸好太郎美術館」。木立が茂る庭にたたずむアトリエのような美術館とか。街中にあって自然を感じる良い雰囲気です。近くの「ミニ大通り」も穏やかな散歩道のようです。
今日は地下鉄東西線「西18丁目駅」近くの「北海道立三岸好太郎美術館」の「令和2年度第5期所蔵品展」の鑑賞に参りました。「北海道立近代美術館」は何度か来てはいたのですがここは初めてです。「西18丁目駅」を降りて北側に徒歩約10分ほど。「知事公館」から庭の裏側に回り込んだところにあります。美術館鑑賞後は「ミニ大通り」を散策し「西11丁目駅」から戻ってきました。
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「北海道立三岸幸太郎美術館」の正面。自然環境の中に立派な建物が現れます。
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「令和2年度第5期所蔵品展」のポスター。
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美術館入館後すぐにある画伯の紹介文。「専門的教育を受ける機会もなく」に感嘆。もちろんご苦労はあられたとは思いますが芸術の神様に愛され天賦の才を与えられた人なのですね。
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美術館は撮影可だったので少々撮影。画伯の名を高めた「道化」作品。
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画伯の短い晩年の「蝶と貝殻」の作品。作風が短い間に劇的に変化したのは人生を予見した画伯の持てる才能の最大限の発露だったのでしょうか。「天才」たる所以を考えてしまいました。
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「令和2年度第5期所蔵品展」と同時開催の「≪赤い服の少女≫が絵本になった!」コーナー。画伯と友人の娘さんの関係ほかが紹介され少し微笑ましい気分になりました。
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三岸好太郎《赤い服の少女》1932年(昭和7年)
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観賞を終了し1階の喫茶コーナー「きねずみ」へ。窓から「知事公館」の庭が見えるのですが残念ながら公館の建物は良く見えませんでした。代わりにこんな販売品が目を楽しませてくれました。
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美術館の鑑賞後に出た通り。街中とは思えない自然感溢れる光景です。
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美術館から北側へほんの少し歩き「ミニ大通り」へ。この通りは1975年11月にオープンし正式名称は「札幌圏都市計画街路・北四条歩行者専用道路(ミニ大通公園)」とか。以前、雪の季節前に自転車で周回したことがありますが歩きは初めてです。近隣の方々の散歩道でしょうか、犬連れで歩くには良さそうです。
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「ミニ大通り」を歩いているとお洒落なカフェなどとともに何やら惹かれるお店が。豆腐や「おやき」などを販売している「おとうふ店めめ」。
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店頭には商品一覧が。「めめおやき」が3ケ500円に惹かれて店内に入っていきました。
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その後「ミニ大通り」を「北海道大学植物園 」にぶつかるところまで歩いて「西11丁目駅」まで戻り帰ってきました。
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お土産は「おとうふ店めめ」の「めめおやき」(抹茶わらび餅、スイートポテト、豆乳クリーム )と「寄せ豆腐」。「めめおやき」は各地の北海道物産展にも出店する人気の品だったのですね。確かに皮がもちもちで餡が個性的で美味しかったです。わざわざ買いに出かける気持ちになります。
今日は地下鉄東西線の南側に比べてあまり来ていない北側界隈を歩いてみました。寒い時間帯だったので足早に過ぎてしまいましたが仲々見どころもありそうな気配です。今後は「西28丁目駅」方面へ西側にも足を延ばしてみたいと思います。お疲れ様でした。
「北海道立三岸好太郎美術館」
札幌市中央区北2条西15丁目 011-644-8901
営業時間 9時30分~17時 ※入館は16時30分まで
定休日 月曜(祝日の場合は翌火曜)、年末年始、その他展示替え期間など
料金 大人510円、高大学生250円 ※特別展は別途
http://www.dokyoi.pref.hokkaido.lg.jp/hk/mkb/
札幌市中央区北2条西15丁目 011-644-8901
営業時間 9時30分~17時 ※入館は16時30分まで
定休日 月曜(祝日の場合は翌火曜)、年末年始、その他展示替え期間など
料金 大人510円、高大学生250円 ※特別展は別途
http://www.dokyoi.pref.hokkaido.lg.jp/hk/mkb/
「おとうふ店めめ」
札幌市中央区北4条西13丁目1-27 011-200-0212
営業時間 10:30〜17:00(現在コロナ対応のため11:00~16:30)
定休日 日曜日・月曜日
http://www.tofu-meme.com/index.html
(2021.2.4訪問)