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札幌・円山生活日記

「食事処 鱗晃(りんこう)」

島武意海岸トンネル入口の目の前にある「食事処 鱗晃(りんこう)」。"積丹の海の恵みを”をモットーに地元漁師から直接仕入れる海の幸を積丹産まれの女将が手造りしている料理だとか。6月~8月のウニ漁解禁時期には目の前の積丹ブルーの海で採れた生ウニ丼が提供されます。

岬めぐり〜積丹半島~」のランチは積丹岬・島武意海岸(しまむいかいがん) の「食事処 鱗晃(りんこう)」です。今回の岬めぐりは「積丹ブルー」が目的で「うに丼」目当てではないと言いつつも、やはりこの時期に"積丹に来て 食べない手はない生ウニ丼”です。場所は島武意海岸に続くトンネルの目の前で、バス停「島武意海岸入口」から何もない野原の上り道を我慢強く登って「食事処 鱗晃(りんこう)」の建物が見えた時は砂漠にアオシスを見つけた気分でした(大袈裟でしょうか・・?)地図)。

「食事処 鱗晃(りんこう)」の外観。

店内。窓に面したカウンター×10席、4人用テーブル×4卓、6人用×2卓、2人用×1卓に小あがりの座敷席。2階にも団体用の席があるようです。

メニュー。やはりこの時期は「生ウニ丼」がオススメでしょう。
様々な丼ものに定食もあるようです。

折角ですので「生ウニ丼(赤・白二色)」税込み4,200円。甘海老頭の味噌汁にもずく酢、煮昆布、自家製沢庵のセットです。「生ウニ丼」は積丹半島のウニ解禁時期の6月~8月限定で時期になるとウニを求めて朝から来客が絶えないそうです。

「赤・白二食」は漁獲量の少ない赤ウニ(エゾバフンウニ)と白ウニ(キタムラサキウニ)の食べ比べ贅沢どんぶりです。積丹の生ウニは粘りの強い細目昆布を食べて育ったゆえに濃厚な甘さと深いコクが特徴だそうですが、赤はより濃厚で甘味が強く、白はミルキーで奥行きのある味わいです。塩の加減も良く醬油なしで鮮烈な旨さを堪能します。実は「ウニ丼なんてお金を出して箱雲丹か塩水雲丹を買って来ると家でも食べれるじゃないか」と思っていたのですが漁場近くの生ウニ丼はとろける味わいで一味も二味も違うような気がします。

1日30食限定の「ウニ定食」同3,300円。「生ウニ丼(赤・白二色)」より一回り小さい「生ウニ丼(白)」に「浜鍋」と「剥きウニ」が付きます。メニュー上は「剥きウニ」ではなく「殻付きウニ」ですが今日は入荷がなかったそうです。ただ「殻付きウニ」は見映えはしますが、この「剥きウニ」は塩水雲丹でこちらの方が味わいも食べ応えもある気がします。 
「生ウニ丼」は白(キタムラサキウニ)で滑らかで鮮烈な甘味の旨さでした。ただ上の「二色丼」と被ってしまったので違う選択肢もありだったかも知れません。
「浜鍋」はみそ味で厨房で調理されたものが提供されます(団体客用は固形燃料調理なのかもしれません)。具は大きな甘海老、帆立、きんき切り身、ムール貝、白つぶ貝、豆腐、白菜、葱等の具沢山です。具材の味が素直に出た漁師料理のような感じですが少し冷め気味だったのは残念でした。とは言え・・。

全体的には大変結構なランチでした。特に「生ウニ丼」は「積丹に来て 食べない手はない」鮮烈な味わいです。お値段もそれなりではありますが試して正解でした。「島武意海岸」近くで場所も良くサービスも良好です。またの機会も寄らせていただきたいものです。ご馳走様でした。

【以下ご参考】
今回のバスでの「岬めぐり」のランチは悩んだ末に「食事処 鱗晃(りんこう)」になりましたが巡ってみて割合と人が利用していたのがこちら。「神威岬」駐車場脇の「カムイ番屋」。
こちらがメニューです。期間限定の「生ウニ丼」もあります。なお国道沿いには多くの「生ウニ丼」の幟がでていましたし、「島武意海岸入口」周辺のバス停近くにも店がありましたのでバスの時間を上手くやり繰りして訪問するという選択肢もありかもしれません。今後の課題とします。

「食事処 鱗晃(りんこう)」
積丹町大字入舸町209-9
定休日/不定休
営業時間/7:00~18:00
(季節により変動有、現在8時~16時)
℡/0135-45-6651
営業期間/4月~11月
(2021.8.19訪問)

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