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札幌・円山生活日記

「1972年札幌オリンピック50周年記念 特別企画展」@「札幌オリンピックミュージアム」

札幌の街が国際都市として大きく飛躍する契機となったと言われる1972年の札幌オリンピック。「トワ・エ・モア」の「虹と雪のバラード」とともに懐かしい記憶です。その50周年を記念して「1972年札幌オリンピック50周年記念 特別企画展」が大倉山ジャンプ競技場の「札幌オリンピックミュージアム」で開催されています(現在全館休館中)。入場無料です。

新聞報道等で「1972年札幌オリンピック50周年記念 特別企画展」が8月8日(日)~9月19日(日)の予定で「札幌オリンピックミュージアム・アネックス1階」で開催されていることを知りました。しかも入場無料。子供の頃にテレビ観戦で「日の丸飛行隊」の活躍に大喜びした思い出を新たにすべく、「Nouvelle Pousse Okurayama(ヌーベルプース大倉山)」でのランチに併せて鑑賞することと致しました。アクセスは地下鉄東西線「円山公園駅」から大倉山ジャンプ競技場行バス「くらまる号」に乗り15分で競技場前に到着しました。

バスロータリーから「大倉山ジャンプ競技場」を正面に見たところ。
階段上には1972年札幌オリンピックの歌「虹と雪のバラード」の歌碑。近づくと「虹の~地平を~」と「トア・エ・モア」の歌声が流れます。この曲も懐かしい思い出です。

こちらから「札幌オリンピックミュージアム」に入館。
入口ホールの吹き抜けには葛西レジェンドの写真像と「TOKYO2020」の垂れ幕。

3階の「ミュージアムショップ」を抜けていくと・・。


五輪モニュメントと「札幌オリンピックミュージアム・アネックス」があります。

入館すると特別企画展のポスターと名場面の写真が登場。


「1972年札幌オリンピック50周年記念 特別企画展」のポスター。
❝昭和47年(1972年)2月に開催された札幌オリンピックは、多くの人々に感動をもたらすとともに、札幌の街が国際都市として大きく飛躍する契機となりました。今年度、1972年札幌オリンピックから50周年を迎えることを記念して特別企画展を開催します。「日の丸飛行隊」が実際に使用した表彰台をはじめとした当時の貴重な資料、名シーンの写真や当時の札幌市の様子を振り返るパネルと映像をご覧ください。❞

札幌オリンピックの名場面の写真集です。

開会式で入場する日本選手団。

リュージュ女子で初出場・初入賞(5位)の大高優子選手。

スキージャンプ70m級で冬季五輪初の金メダルを獲得した笠谷幸生選手。

スキージャンプ70m級で表彰台を独占した日本人選手3人の「日の丸飛行隊」。

フィギュアスケート女子“氷上の妖精”「ジャネット・リン選手(米国)」。

展示会場の全体像。正面壁には記録映像が放映されています。

聖火台に点火する札幌オリンピック最終ランナーの高田英基(たかだひでき)さん(当時高校1年生)。

ジャネット・リン選手

選手村の様子の写真も展示されています。服装に時代を感じます。


様々な企業により制作・販売された非公式記念品。

こちらは大会組織員会や札幌市により制作・配布・販売された公式記念品。

「日の丸飛行隊」が実際に立った表彰台。


大高優子選手のユニフォームとリュージュ。木製です!

当時の札幌市の様子を振り返るパネルも展示されています。興味深い内容でした。
道路・鉄道・都市環境がどう整備されたかを解説するパネル。

上掲パネルの一部。「地下鉄南北線」は会場への交通手段として整備されたのですね。

豪華賞品が当たる「冬季オリンピック名シーン投票キャンペーン」が実施されています。スター選手の顔が並びます。当然年代によって推し選手は違うでしょうが結果に関心ありです。

最後に「札幌オリンピックミュージアム・アネックス」のテラスから見たジャンプ台。この冬も本年2月のような機会があればジャンプ競技を見に来たいものです。

大倉男爵の顕彰碑。ノブレス・オブリージュを体現したような立派な方です。

帰路のバスに少し時間がありジャンプ競技場前の道路脇を見ていると「クズ」が群生し多くの花が開花していました。
同上。
隣には可憐な「キンミズヒキ」も咲いていました。

 日本が高度成長期を歩んだ1960年代から70年代にかけて子供の頃を過ごしました。残念ながら「1964年東京オリンピック」の記憶はあまりありませんが、レスリング・アニメ「アニマル1」やマラソン銀メダルの君原健二選手が思い浮かぶ「1968年メキシコ・オリンピック」や地元開催の「人類の進歩と調和;大阪万博」あたりは記憶が鮮明です。

 当然「1972年札幌オリンピック」は熱心にテレビ観戦した覚えがあります。スキージャンプ70m級での「日の丸飛行隊」の活躍に大喜びで子供心に当然90m級も圧勝すると思ったものでした。その会場の大倉山ジャンプ競技場をこんな形で訪問することになるとは当時は思いもよらぬことでした。

 今回の特別企画展は、活躍された選手の皆さんの映像や関連の品々、札幌の当時の街づくりの様子などが展示され興味深いものでした。「1972年札幌オリンピック」のリアルな記憶がなくとも楽しめる内容かと思いますので9月に特別企画展が再開され多くの方々が足を運ばれることを期待しています。小規模ながらも入場無料で必要なのは交通費位ですから。ありがとうございました。

「札幌オリンピック50周年記念特別企画展」
【期間】2021年8月8日(日)~9月19日(日)(予定)
【場所】札幌オリンピックミュージアム アネックス1階
【料金】無料 

「札幌オリンピックミュージアム」
札幌市中央区宮の森1274番地(大倉山ジャンプ競技場内)
電話番号  011-641-8585(総合案内)
営業時間 5月1日~10月31日9:00〜18:00/11月1日~翌4月30日9:30〜17:00
※月に1回程度メンテナンスにより休館となる場合あり。
*公式ウェブサイトに「大倉山ジャンプ競技場は8/28~9/12まで緊急事態宣言の発令に伴い、施設を全館休館致します」との告示が出ています。
(2021.8.25訪問)

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