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札幌・円山生活日記

「THE ドラえもん展 SAPPORO 2021」@「札幌芸術の森美術館」

「ドラえもん」は誰もが知る藤子・F・不二雄氏によるSF漫画作品。1970年の誕生以来、日本はもとより海外でも高い人気を誇ります。「札幌芸術の森美術館」で開催中の「THE ドラえもん展 SAPPORO 2021」では「あなたのドラえもんをつくってください」との依頼に応じた国内外で活躍する28組のアーティストたちが様々な発想や技法によって生み出した作品を展示しています。

「札幌芸術の森美術館」で本年3月に「札幌美術展アフターダーク」を観賞した際に「THE ドラえもん展 SAPPORO 2021」の前売り券を購入しました。会期は2021年4月29日(木・祝)~6月27日(日)の予定でしたが、新型コロナの関係で2021年5月18日(火)~5月31日(月)まで臨時休館となってしまいました。さらに「緊急事態宣言」延長に伴い6月20日(日)まで臨時休館が延長され、宣言解除後も札幌市では主要な公共機関の閉館が続くことから「払い戻しするしかないか?」と半ばあきらめていました。幸い「札幌芸術の森美術館のウェブサイトを見ていると「感染対策を講じたうえで6月21日(月)から開館いたします」との告示があり「混雑予想カレンダーから最も人出が少なそうな22日(火)午前を狙って出かけてきました。アクセスは本日も地下鉄東西線「大通駅」で南北線に乗り換え終着の「真駒内駅」から中央バス(空沼線・滝野線)に乗り「芸術の森入口」で下車です。


展覧会のチラシ。
「芸術の森」の入口付近。中央は伊藤隆道氏作「空と地の軌跡」 。
案内表示に従い緑の木々の中を美術館へ向かいます。

さすがは「芸術の森」。こんなアート作品が森の中にそれとなく置かれています。五十嵐威暢氏作《komorebi》。
入口から右手奥にある「札幌芸術の森美術館」。

エントランスで前売り券と「緊急時連絡先」を提示し展覧会場へ。

展覧会場の入口。会場作品は「撮影不可」表示があるもの(主に映像作品)以外は写真撮影可。ということでいくつかの作品を紹介。

村上 隆氏作《あんなこといいな 出来たらいいな》。
同上部分。作者の「藤子.F.不二雄氏」も登場しています。

Mr.氏作《重力ちょうせつ機》。

蜷川実花氏作《ドラちゃん1日デートの巻 2017》。

同上部分。
奈良美智氏作《依然としてジャイアンにリボンをとられたままのドラミちゃん@真夜中》。
鴻池朋子氏作《しずかちゃんの洞窟へや》。

同上部分。狼に攫われた「しずかちゃん」。

坂本友由氏作《僕らはいつごろ大人になるんだろう》。「のび太の宇宙小戦争」で小さなピリカ星人から巨人に見える「しずかちゃん」。

篠原愛氏作《To the Bright 〜のび太の魔界大冒険〜》。「のび太の魔界大冒険」で魔界に入ったのび太とドラえもんが人魚と大怪魔肉食ツノクジラに出会うところ。

中里勇太氏作《選んだゆめときぼう》。「のび太の日本誕生」のペガから。

増田セバスチャン氏作《最後のウエポン》。
山本竜基氏作《山本空間に突入するドラえもんたち》。「のび太の恐竜」のタイムマシンからイメージして。
近藤智美《ときどきりくつにあわないことをするのが人間なのよ》。「のび太と鉄人兵団」の「しずかちゃん」のセリフからのイメージ。

以上で展示は終了です。
入口近くのフォトスポット。親子で記念撮影です。
入口受付で次回「キース・ヘリング展」の前売り券を購入しました。
「美術館」から特設グッズショップが入る「工芸館」へ向かう途中の池には「黄菖蒲」と「睡蓮」がたくさん咲いていました。
水面に咲く「睡蓮」。葉も切れ込みがあります。
特設グッズショップが入る「工芸館」。
「工芸館」入口にはこのような表示がありました。キャリーケースをゴロゴロさせてバスを降りた客がいたのはこういうことなのでしょうか。
「グッズショップ」入口。展覧会は27日(日)終了ですが特設グッズショップに限り7月3日(土)まで延長だそうです。
「グッズショップ」内は模倣品対策でしょうか写真撮影禁止です。こちらは展覧会場入口付近に展示されているサンプルです。このような商品が山積みで並べられています。

記念に買った村上隆氏デザイン紅茶缶の「フレーバーティー(紅茶)」。税込み1,058円。
「工芸館」前の池にも「黄菖蒲」がたくさん咲いていました。奥が「芸術の森」入口付近。
「黄菖蒲」。

残念ながら「有島武郎旧邸」は休館中でした。

以上で「芸術の森入口」バス停から「真駒内駅」方向へ戻ります。そこそこの人出でしたが「密」になることなく合計1時間30分程の滞在でした。

チラシ等から子供向けでの展覧会ではないことは判っていたのですが幅広い世代で楽しめる作品展示でした。特に28組のアーティストの作る「あなたのドラえもん」の多彩さに、長く親しまれてきた「ドラえもん」作品の歴史と奥深い芸術の表現力を感じました。見応えのある展覧会で「札幌芸術の森美術館」は良い企画が多くて感心します。次回も楽しみです。ありがとうございました。

「THE ドラえもん展 SAPPORO 2021」
会期 2021年4月29日(木祝)~6月27日(日)
時間 午前9時45分〜午後5時00分
 *6月26日(土)・27日(日) 9:00~17:30
会場 札幌芸術の森美術館
観覧料 一般・大学生1,500(1,300)円、中学・高校生1,200(1,000)円、小学生900(700)円 *( )内は前売、または20名以上の団体料金 *小学生未満無料 
主催 札幌芸術の森美術館(札幌市芸術文化財団)、HTB北海道テレビ、HTBプロモーション、北海道新聞社、道新文化事業社
後援 北海道、札幌市、札幌市教育委員会 
特別協力/藤子プロ 
企画・制作/THE ドラえもん展 TOKYO 2017実行委員会(テレビ朝日、朝日新聞社、ADK EM、小学館、シンエイ動画、小学館集英社プロダクション、乃村工藝社)

「札幌芸術の森」
〒005-0864 札幌市南区芸術の森2丁目
TEL:011-592-5111(代表) FAX:011-592-4120
開園時間 9:45~17:00(6~8月は17:30まで)
※札幌芸術の森美術館の入園は閉園の30分前まで
休園日 4月29日~11月3日は無休、11月4日~4月28日は月曜日
※月曜日が祝日・振替休日の場合は翌平日
年末年始(12月29日~1月3日)
(2021.6.22訪問)



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