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札幌・円山生活日記

狸小路7丁目先の隠れ家的な人気カフェ~「Brown Books Cafe (ブラウン ブックス カフェ)」~

本とコーヒーが好きな店主がはじめたという「Brown Books Cafe(ブラウン ブックス カフェ)」。円山からすすきの、そして狸小路へと札幌市内の「南3条通」を東へ西へと移転したそうで、現在は狸小路7丁目のアーケードを抜けた先の古い建物の2・3階が店舗です。1杯づつ手落としで淹れるネルドリップコーヒーや自家製ケーキなどが人気です。

本日は「Brown Books Cafe(ブラウン ブックス カフェ)」でカフェタイムです。カフェ本にWORLD BOOK CAFE(ワールドブックカフェ)」や読書室 ポワロ」などとともに“読書カフェ”と紹介されていた店です。店のウェブサイトを見ると2007年9月にコーヒー好きなご店主が2006年に無店舗で珈琲豆の配達とオンラインショップから始め、2007年には円山の「森彦」の前身とされる茶室「月庵」(現「円麦」)の場所で開店し人気を集め、その後すすきの店を経て2022年3月に現店舗に落ち着いたとか。ご店主は経営者としてもやり手のようで別途アンティーク雑貨やヴィンテージ本などを販売している店舗も経営しているという大変興味をそそられる店です。今般、近くに出向いた機会に訪ねてきました。店の場所は「狸小路商店街」の7丁目を抜けた8丁目との間の通り「西8丁目通」を左折したところにあります(地図)。

「狸小路商店街」7丁目のアーケード。6丁目までと異なり少し古めのアーケードです。商店街の店舗も何となく意味ありげな店が少なくありません。ちょっとディープ感のある界隈です。
アーケードを抜けた狸小路7丁目と8丁目の間の通り「西8丁目通」を左(南)に曲がるとすぐ店舗が見えてきます。

「Brown Books Cafe (ブラウン ブックス カフェ)」の店頭。
水色に塗装された細い階段を綱引きロープの手すりを頼りに上ります。急勾配の階段は気を付けて上らないと滑りそうです。
階段を上り切ったところの右側に店舗入り口があります。正面にはアンティークものが並びます。店主は海外から買い付けた雑貨やヴィンテージ本など販売する店舗を経営するとともに3月には1階にクッキー&アンティークショップ「Brown Books Cabinet」をオープンさせる予定だそうです。

店内は古い家屋の梁などを生かしたシックな雰囲気です。このフロアには2~4人掛テーブル(計10席)がありますが店の方に人数を告げると「奥に階段がありますので2階のカウンター席を利用ください」と案内されました。
店の奥から再び細い急傾斜の階段を綱引きロープの手すりを頼りに店2階(建物では3階)に上ります。
階段を上がると古い木で作られた雰囲気のある3席のカウンターがあります。
カウンター正面はイタリア製だという古いステンドグラス。
カウンターの向こうは吹き抜けになっていて店舗1階のカウンターにステンドグラスの光が射し込む造りになっています。

店舗1階のカウンター/厨房でのご店主の姿が見えます。

店舗2階のカウンター奥には2~4人掛テーブル×4ほどありました。

コーヒーは全品JAS認定の有機珈琲豆を炭火焙煎した拘りで自慢の「BBC(Brown Books Cafe)ブレンド(オーガニックブレンドコーヒー)から輪切りレモンが入った「レモンコーヒー」などのアレンジ珈琲も人気のようです。

ドリンクはビール・ウィスキーやコーヒーカクテルなどアルコール類、フードはトーストにパスタなどの軽食が用意されています。 
そして「自家製ケーキ」は日替わり。当日は4種類ありました。

注文後に再度店舗1階へ。ブックコーナーを拝見です。
ブックコーナーには本が好きな店主が揃えたというアート本などが並びます。以前の店舗状況は承知しませんが冊数はそれほど多くありません。

待ち時間用に選んだのは和田 誠 (著)/篠山 紀信  (写真) の『プライヴェート・ニューヨク」。著者の和田誠氏がはじめてのニューヨーク旅の模様を同行の篠山紀信氏の写真とともに綴った記録。楽しく読ませていただきました。

そうして時間を過ごすうちに「BBC(Brown Books Cafe)ブレンド(オーガニックブレンドコーヒー)」(税込み770円)と季節のタルト「オレンジと生チョコレートのタルト」(同825円)が運ばれてきました。

「BBC(Brown Books Cafe)ブレンド(オーガニックブレンドコーヒー)」は“JIS認定の有機珈琲を使用、炭火焙煎でまろやかな香味を引き出し、ネルドリップで豊かなコクを抽出した自慢のブレンド”。オーガニック珈琲豆は創業以来、店主も昔働いていたという西区二十四軒にある「オーガニックコーヒー珈和堂(コウワドウ)」に焙煎委託しており、店でカップテストを重ね移転する前の円山店時代からネルドリップで提供している自慢のブレンドだそうです。


季節のタルト「オレンジと生チョコレートのタルト」は‟オレンジリキュールがフワッと香る生チョコレートのタルトに、丁寧に時間をかけて煮込んだオレンジのコンフィチュールを添えて仕上げました”。濃厚なチョコタルトに柑橘感溢れるオレンジのコンフィチュールがグッドマッチです。

雰囲気のある店で拘りのコーヒーと自家製ケーキを美味しくいただきました。大変結構でした。ご馳走様です。

「狸小路商店街」を抜けて「大通駅」まで歩いて戻りました。
途中にはスキー姿の狸が外国人観光客を歓迎していました。土産屋も多くの客で賑わっていました。

「Brown Books Cafe (ブラウン ブックス カフェ)」
札幌市中央区南3条西7-7-26 2F  011-522-8679
営業時間:月-土 12:00-22:00 (L.O. 21:30)/日 12:00-20:00 (L.O. 19:30)
定休日:水曜日
(2023.3.1)

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