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札幌・円山生活日記

北円山にある実力シェフによるフレンチレストラン〜「小さなレストラン fil(フィル)」~

本日は北円山・桑園エリアにある「小さなレストラン fil(フィル)」でランチです。円山の人気店「ラ・サンテ」の営業スタイルの変更もあり同店で長年腕を振るってきた実力シェフが独立しオーナーシェフを勤める店です。店の場所は北円山・桑園エリア(北4条西19丁目)で当日は地下鉄東西線「西18丁目駅」から徒歩です。10分程です(地図)。
「札幌龍谷学園高等学校」の隣・北側のブロックに建つマンション1階に入る「小さなレストラン fil(フィル)」の外観。
『Fil』はフランス語で『糸』を意味し外壁にも糸車のモチーフが描かれています。

提供する料理はランチ・ディナーともに3つのコース。長沼で農家を営むシェフの実家から取り寄せた野菜などの厳選素材を使用しているそうです。
店内にはアンティーク調の家具が置かれ右側が厨房スペース。テーブルはゆったりと配置され当日は4人掛けテーブルで4卓。1卓は椅子を追加し6人掛けにも出来るようです。奥の壁には道内出身のアーティスト・飯田キリコさんのアートが見えます。



アンティークな食器棚には古い糸巻コイルなどの小物が飾られ趣があります。

厨房はオープンスタイルでシェフの調理姿を見ることができます。
壁に掛けられたグラスワインの紹介。
そして当日のメニューです。『テーブルごとに同じメニューをお選びください』ということでCコース×2で注文。

先ずはアミューズ1品目の「春カブと長沼町ルッコラの冷たいスープ」とグラスの白ワイン「ギー・ボカール ブルゴーニュ・ブラン 2012」。
シェフのご実家・長沼町産のルッコラと函館の春カブの素材味にトリュフオイルのアクセント。ふわふわムースのような爽やかな冷スープです。
アミューズ2品目の「鶏白レバームース自家製フレッシュチーズのディップ」。
バケットに乗った「鶏白レバームース」にアンチョビと生バジルのトッピング。中央の「自家製フレッシュチーズ」を乗せてどうぞ!とのマダムのお声かけの通りいただきます。美味しいです。
前菜「スモークしたサクラマスと春キャベツのロール/色々な野菜のマリネ」。
「スモークしたサクラマスと春キャベツのロール」はサクラマスのムース、春キャベツ、サクラマス薄切りの3層構造。添えるソースは山ワサビ製。アミューズ2品に続いて手の込んだ料理に感心します。安平町のノーザンルビーのポテトサラダ(桜エビ添え)、ホワイトアスパラや赤玉ねぎのマリネにアイスプラント、菊花などが添えられ彩りも味わいも大変結構です。
魚料理は「平目のポワレ/焼きリゾット添え」。赤ワインのグラスは「サントネイ ブルゴーニュピノノワール2017」。京都産の剣先イカのソテーが追加されソースはアメリケーヌソース。
神経締めの肉厚平目は皮がパリパリで白身がしっとりジューシー。何とも贅沢素材で文句のつけようがありません。

青菜、舞茸、山芋などの下には丸い焼きリゾット。アメリケーヌソースを最後まで食べ尽くします。
肉料理の「北海道旭高砂牛ヒレ肉ステーキ」。
「旭高砂牛」は日本酒の「国士無双」などで知られる旭川の老舗酒造「高砂酒造」の酒粕を餌として育てられたという希少なブランド牛。そのヒレ肉は柔らかで当然のこと美味しいです。マッシュポテトとマデラソースで嘗めるようにいただきました。かなり満腹です。

それでも3種類から選択するデザートは別腹。ドリンクはコーヒー、エスプレッソ、紅茶、ハーブティー(カモミールティー)の4種類から選択です。
「エスプレッソ」と「チョコとバナナのプリン/焼きメレンゲのアイス」。小さな焼き菓子が添えられます。
「チョコとバナナのプリン/焼きメレンゲのアイス」は濃厚味。
「ハーブティー」のカモミールはシェフご実家産の生ハーブ使用とのこと。
そして「はちみつのヨーグルトのムース塩レモン風味/デコポンのジュレ、オレンジ風味のアイス添え」は柑橘類の爽やか味でした。大変美味しくいただきました。大満足です。4卓の小さな店ですのでいずれ予約が困難になりそうな風格を漂わせる大変な良い店でした。リピート確定です。
店奥の道内出身のアーティスト・飯田キリコさんのアート・コーナー。
ご馳走様でした。天気が良ければ地下鉄東西線「西28丁目駅」や更には自宅(南5条西27丁目)までも腹ごなしに歩いていきたいような地理関係でした。

「小さなレストラン fil(フィル)」
住所:札幌市中央区北4条西19丁目1-4 シャトーム北4条 1F
TEL:011-213-9928
アクセス:地下鉄西18丁目駅1番出口より約10分
営業時間:L12:00~15:00 L.O.13:30、D18:00~21:00 L.O.19:30
定休日:日・月曜
https://www.instagram.com/restaurant_fil/
(2024.5.31)

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