「巨戟龍」
ゴグマジオス
Gogmazios
古龍種
古龍目 戟龍亜目 ゴグマ科
全長約4920.5cm
全高約1708.5cm
脚の大きさ 調査中
・狩猟地
戦闘街
・概要、特徴
突如ドンドルマ近郊に姿を現した、 雲を衝くような巨体を誇る奇態の古龍。
これまでこの生物に関する伝承や古龍観測所の記録はおろか目撃例や伝承すらなく、全てが謎に包まれている。
ドンドルマが襲撃された際、 背中に巨大な撃龍槍が刺さっていたことからギルドに“巨戟龍”と名付けられ、異形の古龍として衝撃を与えた。一刻も早く正体を突き止めるべく、 現在調査を続けている。
ゴア・マガラのように地を踏みしめる巨大な翼脚「筋繊翼」を持ち、地上では六脚歩行を行うため、特殊な骨格構造になっていると考えられている。 翼脚を横から見ると、指爪のように下を向いた形状になっており、この異様に長い翼脚によって立ち上がり、上体を起こして歩行することもある。
また普段は翼指に沿って収納されている翼膜は朽ちていながらも展開が可能であり、羽ばたけば油の体液を撒き散らす。非常に巨体であるにも関わらず飛行能力をも持ち合わせ、地上・空中問わず背中の巨大な撃龍槍を物ともしない機動力と体力を持つ。
最大の特徴は、頑強な体表から常に溢れ出る「超重質龍骨油」と呼ばれる重油である。
龍骨油は巨戟龍の体内で生成され、全身を循環しているが、常に鱗の隙間から溢れ出している。重油が全身から溢れ出す姿は、異様と言わざるを得ない。
https://x.com/gagieru_seltas/status/1540940801869373440?s=19
ゴグマジオスが移動、滞在した跡地には、痕跡としてこの黒い重油が残される。
この龍骨油は冷えると固まるため、鱗は塗り固められて「塞鱗」となっており、武器や兵器などの人工物が絡め取られ、纏わり付く事で甲殻は頑強な「城殻」と化している。身体から生える巨大な刃も血と油に塗れ、斬れ味はない。
巨戟龍の名の由来となった背に絡め取られた一本の撃龍槍は、かつて忽然と消えたドンドルマの初代撃龍槍である。
また、この重油は非常に可燃性が高く、体から地面に流れ落ちた重油が即発火し、爆発を起こすこともあり、これはゴグマジオスの全身の体温が急激に上昇したことに起因するのではないかとされる。
なお、ゴグマジオスは昔からの姿のまま生き続けている非常に長寿の古龍で、そのために進化の繰り返しが少なく、原始的な姿の古龍であるとされている。
・生態、食性
最近になって発見された種であることから生態は殆ど把握できていないが、硫黄などの成分を分解してカロリーに変える燃焼器官を体内に備えているため、火薬類を好んで摂取するという珍しい食性を持つことが確認されており、ゴグマジオスの吐息は火薬特有の臭気を帯びている。
前述の龍骨油は食べた火薬に含まれた不純物を排出したものであり、発見される直前の時期から、各地で保管されていた大量の火薬が謎の黒い液体を残して消失するという事件が頻発するようになっていた。
火薬の匂いに引き寄せられて村々を襲うこともあるが、小さな村では一帯を壊滅状態にされて目撃者は残らないと推測されており、これまで目撃情報が全く挙がらなかったのは、そうした理由もあると見られる。
一度食事をしてカロリーを摂取した後は地中に潜り、数年あるいは数十年という周期の長期間の休眠(仮死状態)に入るため、その生態も目撃例がなかった原因とされる。
・危険度、戦闘能力
外敵と対峙すると、軋むような不気味な声で咆哮する。
https://x.com/gagieru_seltas/status/1819339723065933962?s=19
この巨体そのものが恐るべき凶器であり、極太の尾で地面を抉るように薙ぎ払い、鉄柱のごとき翼脚で大地を砕き割る他、摩擦によって油を発火させ、爆発を伴う爪の一撃で外敵を殲滅する。
僅かな身動ぎすら、地に立つ者をなぎ倒す脅威となる。
戦闘に於いては龍骨油を圧縮して口から高圧で吐き出すが、興奮時には体温の上昇によって重油が融解し、高熱の熱線と化す。これはハンター達が最も恐れる行動に挙げられ、“爆熱重龍油ブレス” と呼ばれる。しかもこのブレスを放った後は、巨大な爆発をも巻き起こす。この熱線は、 ゴグマジオスの体内の重油を高圧縮し吐き出すことで発生するとされている。
この攻撃は可燃性の重油と合わさることで更なる威力を発揮し、油で拘束された状態でまともに浴びてしまえば、最早助かる見込みはないだろう。
https://x.com/gagieru_seltas/status/1819342700317123045?s=19
燃焼器官で火薬の成分からエネルギーを生成する際には高熱を発するため、興奮によってカロリーを消費して体温が上がると排熱器官の働きで背中から黒煙を噴き上げ始める。
これに伴い地面に滴り落ちた龍骨油は即発火、爆発するようになる。
激昂した巨戟龍は翼を塗り固めていた龍骨油をその体温で溶かして気化させる事で翼を展開、その巨体を強引に空中へ舞いあげる。
興奮によって狂暴性が増すと空中から重油をまき散らすといった行動も確認されており、その凶暴性と危険度は飛躍的に上昇する。
https://x.com/gagieru_seltas/status/1819344689377824785?s=19
・利用
ゴグマジオスの素材は超重質龍骨油とそれに絡め取られた武器や兵装が纏わりついたことで、生半可な攻撃では傷付けることすら敵わないほどの堅牢さを誇る。
それらの素材を用いた防具は製作数が少なく、まだ発展途上の防具だが、全身に装着すると使う武器の潜在能力を引き出し、強化すると言われている。
とは言えまだ未解明の部分も多く、凄腕の職人たちが日夜その素材の研究を重ねている。
また、それらの素材を用いた武器は内部に発光タールが使われ、質感は鉄や鉱石などの不純物が混ざり合い固まった外殻から金属質な煌めきを放つ。
その刃を向けられたものは闇に誘われるが如く、深い眠りに落ちていくという。
・ソース
http://mhblog563.blog.fc2.com/?m=&no=554&s=09
MH4G
ハンター大全4 pg. 66〜69
モンスターハンター発想の法則 2 禁忌の書 pg.88〜91
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