秋津蛉のモンスターリストⅡ

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ゴア・マガラの書 黒蝕竜 渾沌に呻くゴア・マガラ

2024-07-28 20:12:54 | 飛竜種









「黒蝕竜」
渾沌に呻くゴア・マガラ
Chaotic Gore Magala
???
古龍目 廻龍亜目 マガラ科
全長約1553.88〜2101.27cm
全高約618.5cm
脚の大きさ約240.9cm(翼脚)136.1cm(前脚)
狩猟地
天空山、遺跡平原、遺群嶺、密林、原生林、未知の樹海、大社跡、城塞高地





概要、特徴
黒蝕竜ゴア・マガラの特殊な個体
従来確認されていた個体とは明らかに異なる、まさしく"異形に堕ちた"と形容するべき風貌である事から、「渾沌に呻くゴア・マガラ」と称され、特別な調査が続けられている。




その悍ましい容貌には滅多なことでは動じない古参の観測隊員ですら震え、”異形の者” ”この世に生きとし生けるものと、決して相容れぬ存在”などと言わしめた。








通常、黒蝕竜は成長すると脱皮を行い、天廻龍へと変態するが、この渾沌に呻くゴア・マガラは黒蝕竜としての特徴を残しながら、部分的には天廻龍の特徴をも備えている。
左半身や下半身は紛れもなく黒蝕竜のそれであるが、脱皮に成功した半身の頭部や翼脚、背面の外殻などの外見と機能は天廻龍と同等となっているのである。
その翼膜は二律を纏う乱翼と呼ばれ、黒蝕竜が纏う闇の渦と、天廻龍が放つ七色の光彩を併せ持ち、骨子はうねるように脈動し続け、皮下から異なる甲殻を覗かせている。
白金と漆黒が入り交じり蠢動する竜鱗は角質層が黄白へ変わって形状が変化しつつあり、互いの存在を喰らおうと蠢いているようだという。






特に頭部は異様で、右側は天廻龍の剛角が発達しながら、左側は金色の筋が無数に走りながら触角のままであり、狂竜化の浸蝕時までは畳まれている。
展開時は節々が青みを帯びて輝くが、更に感知能力が高まると紫光を放つ角として起き上がり、剛角が輝く半身側と同じ形状を目指してミシミシと硬化が進む。
狂竜化(XX)
https://x.com/gagieru_seltas/status/1535535253762125824?s=19
また、黒蝕竜の形態である頭部の左側は眼が存在しない反面、天廻龍の形態となっている右側には黒い穴と眼が存在し、視覚があるかは不明だが、前述の感知能力が高まった状態ではこの部位に紅い光が宿り、より禍々しい風貌となったという報告もある。




・特殊個体化した経緯
その正体は、ゴア・マガラが成体であるシャガルマガラへの脱皮、成長を望むも叶わず、半身を残したまま脱皮、異形へと堕ちた特殊個体。
シャガルマガラの鱗粉にはゴア・マガラの脱皮を抑制する成分が含まれており、それによって脱皮不全に陥ったと考えられている。

ゴア・マガラからシャガルマガラに成れるものは禁足地に君臨する1体のみであり、孤高の天廻龍が種の統領として存在する限り、その他は眷属たる黒蝕竜としてのみ存在を許されるのである。この事から、全ての黒蝕竜が成体に成長できるわけではないとの結論にも至っている。




脱皮不全を起こし、この「渾沌に呻くゴア・マガラ」の形態に陥ると、その後シャガルマガラに至ることはおろかゴア・マガラに戻ることもできない。白と黒に半身を分かたれたまま、命が焼き切れるまで身をやつす他ないのである。





・生態
身体的特徴はゴア・マガラを維持しつつも、その半端な肉体では御しきれない、シャガルマガラの強大な力を発露した不安定な状態にあり、そのためか痛ましいまでに哭き呻く声を上げ、暴れている様な様子も見られる。

しかしその一方で、岩壁などに身体をぶつけながらふらつくように飛行した後に地上へ転げ落ち、一時的にそのまま倒れ込んでしまう姿や、身体を震わせながら苦しげに悶える姿等が目撃されており、その様子は見るに堪えないほど苦悶に満ち、絶望と狂気に支配されているかのようだったという。
・食性
肉食性。
https://x.com/gagieru_seltas/status/1612720587633496067?s=19
・危険度、戦闘能力
相対する者には、天廻龍にも黒蝕竜にも似た独特な咆哮をあげて襲いかかる。
https://x.com/gagieru_seltas/status/1535534724298420225?s=19










絶望からか周囲への攻撃衝動が高く、周囲一帯に大量の鱗粉を振り撒き、自ら狂竜化する事で秘められた古龍の力を解放、感知したもの全てを排除しようとする。
そのため、危険度は成体である天廻龍に比肩、あるいはそれすら上回るほどとされている。


対峙したハンターの証言によれば、本個体は戦闘中は翼脚の格納と不規則に展開を繰り返し、まるで不安定な状態を体現するかのようにその姿は定まることがなく、また通常の黒蝕竜には見られない行動を取る事もあったという。
攻撃性の高さを示す危険な行動として、標的を翼脚で拘束して投げ飛ばし、身動きを封じたところをブレスで撃滅するというものがあり、本個体との戦闘において最も警戒すべき行動といっても過言ではない。
https://x.com/gagieru_seltas/status/1604022470125973504?s=19





戦闘によって傷つき、追い詰められると右半身を掻いて苦しみだす。そして、感知能力が極まると、ついに触角は赤紫色の光を灯し、眼孔に深紅の光を灯し狂竜化する。
この形態では前脚の薙ぎ払いに伴って直線上に紫紺の色に輝く波動が発生。攻撃範囲と威力が著しく増大する。




シャガルマガラと交戦した経験のあるハンターからは、こうして感知能力が高まると天廻龍を彷彿とさせる挙動をとることが増えた、咆哮なども天廻龍のそれに近い響きを伴うように変化していった、とも報告されている。
https://x.com/gagieru_seltas/status/1612713352589086720?s=19




特にブレスはゴア・マガラのものともシャガルマガラのものとも似た性質のものを操り、感知能力が高まって触角の色が変化するに伴って、天廻龍のブレスに酷似したものを扱うように行動を変化させたという。
さらにはゴア・マガラともシャガルマガラとも異なる、着弾地点から特大規模の爆発を発生させる狂竜ブレスを用いたとの報告もあるが、この大技を使った直後はまるで御しきれない力を無理に使った反動に苦しむかのように身悶えする様子も見られたという。
https://x.com/gagieru_seltas/status/1612717006775812096?s=19
また、この状態となると仕掛けられた落とし穴を察知して回避されたという報告もある。
ただし、不安定ないち黒蝕竜であることに変わりはなく、他の大型モンスター同様に罠にかけることができれば麻酔玉による捕獲が可能である。
https://x.com/gagieru_seltas/status/1613410154724360192?s=19






・利用
本個体からは黒蝕竜の素材と天廻龍の素材のどちらもが得られる場合もあり、特に天廻龍のものは入手できればまたとない貴重な素材となる。また、中にはそのどちらの特性も入り交じった特異な素材も存在する。


この特殊な素材を利用した武具は使い手に呼応して会心率が変化し、使用者が狂竜ウイルスを克服した時こそ真の威力を発揮するという。
・ソース
MH4G
MHXX
MHR:S
ハンター大全4 pg. 60.61
モンスターハンター発想の法則 2 禁忌の書 pg.86.87
HAUNTING OF THE SUN モンスターハンターライズ:サンブレイク 公式設定資料集 pg.170.171



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