「黒龍(紅龍)」
ミラボレアス
Crimson Fatalis
古龍種
古龍目 源龍亜目 ミラボレアス科
・狩猟地
決戦場、溶岩島
Crimson Fatalis
古龍種
古龍目 源龍亜目 ミラボレアス科
・狩猟地
決戦場、溶岩島
・概説
運命が解き放たれ、再び襲い来る絶望の伝説、紅き厄災。とある伝承に「怒れる邪龍」として名を残す紅き龍。
古い言葉で「運命の戦争」を意味するミラボレアスだが、その中でも赤い種は、特に気性が荒いと文献に記されているという。
その怒りは大地を震わせ、天をも焦がし、世の空を緋色に染め上げるとされ、獄炎の大地に降り立ち、世界に終末の時をもたらす存在【紅き災い】として伝わる。
断片的ながら記されているその禍々しい姿と力は、「焔の禍」と呼ばれるに相応しい。その躯体は血染めの鱗と漆黒に怪しく光る紅色の甲殻に包まれ、闇夜に流れるマグマを思わせる紅く染まった翼を携える。
その正体は、己を傷つけたハンターに対し、怒り心頭に発する状態となったミラボレアス。 全身が紅潮し、邪龍としての禍々しさに威圧感を増した姿である。頭部の左に見られる角は、砕かれたのちに怒りで代謝が上がった事で仮骨が肥大化し、再生する過程で大きくうねるように変容している。
撃退された黒龍は前人未到の火山地帯の奥地へ赴き、力を蓄えた事でこの姿へ変容したとされる。しかし、かの龍が赴いた先が火山地帯であったのか、赴いた先が火山と化すのかは定かではない。
蒼黒い口から放たれる怒号は、地を轟かせて火山を噴火させるとも、天より燃え盛る隕石を大地に注ぐとも云われ、吐き出す灼炎とともにあらゆる物体を燼灰と化すという。
万が一にもかの紅き「黒龍」が来降し、その脅威を退けることが出来なければ、かつて滅亡した古代王国と同じ歴史を辿り、終末の時を迎える事となるだろう。
・戦闘能力
怒りに満ちた咆哮は狂気を帯び、対峙する者の身を否応なくすくませる。
https://x.com/gagieru_seltas/status/1591788822307962895?s=19
従来の黒龍で知られていた力を溜めた後に放たれる劫火はその頻度を増し、這いずる姿勢においてはこの必殺の大技にも最大限の警戒を払う必要があろう。怒りによって上昇した体熱が、脅威の力を生む。
後方への飛び退きから繰り出される滑空や前脚の薙ぎ払いで爆破粉塵を発生させるなど、攻撃は苛烈を極める。
最たる脅威は、咆哮によって呼び寄せる燃え盛る凶星であろう。この紅き黒龍は自らの意思で自在に隕石を呼び寄せ任意の位置に落下させる能力を有し、その威力と規模は正に災厄である。怒りに伴って全身を紅潮させた際には、さらなる苛烈な攻撃に晒される事となろう。
・利用
古い壁画には龍をも凌ぐ力を持つ謎の防具を纏った古代の人々が描かれているが、それはこの紅に染まった黒龍の素材を用いた防具と酷似している。異様なまでに強力なこの装備は重量のある素材でできているにも関わらず羽毛のように軽く、身につけても重さを感じないという。片時も離さず身につけたいという黒い欲望が身を焦がす程だが、その代償に呪いのような恐ろしい話が付き纏う。例えばその兜は被ると雑念が消え去り、戦いへの渇望が濃く渦巻き、目の前の敵を殲滅する事しか考えられなくなるという。時折、皮膚が鎧に侵食される錯覚を覚える、自分が防具に操られている、装飾の隙間から誰かに監視されているような気がする、常に禁忌を冒しているような本能的な恐怖が付き纏う……
闇より黒い黒に染まった防具の持つ力の代償は、決して軽くはない。
紅き黒龍の素材を用いた武具。紅き怒りを宿した血塗られた武具は、試練を乗り越えた者だけが許される驚異の兵器。禍々しき破滅の力は、邪に打ち勝つ者のみが振るう事ができる。その壮絶な一撃は天から現れし死神の如く、世界に極上の絶望を降り注がん。
片手剣、槍、銃槍は”黒きを滅ぼす”とされ、それぞれ龍の唸りに呼応して振動し、威力を数倍に増す、龍を見つけると脈打ちその接近を所有者に報せる、龍の前で構えれば昂揚するように熱を放つなど、龍を屠る事を求めているような逸話を持つ。
・ソース
MH2
MH4G
MHXX
モンスターハンター発想の法則2 禁忌の書 pg.23〜29
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