秋津蛉のモンスターリストⅡ

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古龍種の書 嵐龍 アマツマガツチ

2024-08-11 21:49:04 | 古龍種








「嵐龍」
アマツマガツチ
Amatsu
古龍種
古龍目 嵐龍亜目 アマツマガツチ科
全長約3440.72cm
全高約1141.97cm
・狩猟地
霊峰、獄泉郷








・概要、特徴
天候を操り、自身の周囲に嵐を呼んで棲み処とする伝説の古龍。 その生態から別名を「嵐龍」という。
その全身は巨大で、 嵐の中に佇む全容を把握するのは困難とされるほど。
カムラの里の文化圏に近いユクモと呼ばれる地方の「霊峰」と呼ばれる高山の頂きに棲むとされ、ユクモ村の伝承の中にも「嵐の化身」として登場し、人々から「天の神」あるいは「暴風と竜巻を従える厄災の龍」とされ、畏れられてきた。





頭部から生える巨大な一対の黄金の角と、山吹色の模様が入った白い飛膜を纏う長大な体躯が特徴。この飛膜は「天を舞う神の衣」 と伝えられる嵐龍特有の器官で、ヒトが羽織って跳べば宙に留まり、一時舞うことさえ可能といわれる。まさに説話の羽衣の如し。
全身を防護する黒光りする甲殻は烈しい嵐に打たれ続け、鍛え抜かれた頑強さは比肩するものなく、 荒ぶる天の神を包む鎧と称えられる。






胸部を覆う重厚な甲殻は暗雲の隙間から射す僅かな光を反射して煌き、 照らされた者に絶望を与えるという。持ち主の激情に感応するとされ、そのときは特に強い輝きを放つ。
頭部から背中にかけては「嵐気胞」と呼ばれる、膨大な水量を高圧縮して貯める他に類を見ない器官を持ち、吹き出される激流はこの世の全てを押し流すと云われる。
飛膜を備えた四肢には長大な爪を備えるが、嵐龍が地に脚を着ける事は無いに等しい。




・能力
天候を操り、嵐を呼ぶ力を持つ。
飛膜によって自ら巻き起こす気流に乗ることで滞空し、悠然と空を往く姿は舞を踊るようだとも形容される。
そのような伝聞からは神秘的な、 荘厳たる印象を抱くが、纏う嵐は暗雲を生じ、朝方であろうと一帯を夜のように闇に閉ざす。そして顕現した神が如く、天上を悠然と舞いながら厄災の如き威力をもって周辺のあらゆるものを吹き飛ばし、 薙ぎ倒し、灰燼と化す。








それゆえヒトの生活圏に出現すると近郊に壊滅的な被害をもたらすとされ、十数年前には 「ツキトの都」を文字通り消し飛ばしてしまった。 古龍が移動するだけで、ヒトの生活や地域の生態系が根本から揺らぐ一例である。その脅威から、過去に観測された霊峰近郊では 「大いなる災い」とも称される。
真なる力を発揮すると、纏う嵐は激しさを増し、周囲には雷が降り注ぐという。



周囲一帯を飲み込み、無慈悲なまでの破壊を齎すこの暴風雨を止める手立ては嵐龍を制し、その躯を大地に引き摺り下ろすことのみである。




・生態
生態には謎が多いが、縄張り意識が強く、霊峰の頂に降臨した際にはその付近に生息していたモンスターを全て追い立て、調査のために航行していたギルド所有の飛行船を悉く撃墜したという記録がある。




アマツマガツチは強き者を求めて下界を見渡しているとされ、傷ひとつ無い角が嵐の中に棲む龍に立ち向かえる者など存在しなかったことを示している。 その超然とした在り様を、人々は神の使い「龍神」として崇める対象ともしてきた。
なお、百竜夜行が解明されるまではイブシマキヒコが同一視されることもあった。
・危険度、戦闘能力
破滅の龍神たるその脅威は風神龍や雷神龍、百竜夜行すら上回る。
自らの領域に踏み込む者を確認すると、神々しく響く咆哮で威嚇を行い、苛烈な排撃を開始する。
https://x.com/gagieru_seltas/status/1541035010777526272?s=19








嵐気胞に蓄えた水を利用することで激流の如き水ブレスを放つことができ、その威力は遥か上空から放ったとしても地面を穿つほど強烈。時に大地を叩き割る烈水のブレスとして、また時には収束した巨大な水の大砲として放たれる水ブレスの破壊力は、水を攻撃手段とする数多のモンスターの中でも比類なき威力を誇る。





また、アマツマガツチは周囲に発生した風の渦を自身の元へ引き込んで集合させ、巨大な竜巻を作り出す。これに巻き込まれてしまうと、嵐の刃に切り刻まれ、遥か上空へ投げ出されてしまう。 到底無事では済まないため、空高くに飛び上がって竜巻をやり過ごすか、それが無理ならば一時撤退が推奨される。

他にも複数の竜巻を連続発生させる、自身を中心として周囲の外敵を吸引する風を生み出し引き寄せて拘束した後に大技を繰り出す、天まで立ち昇る巨大な竜巻を生み出すなど、嵐の化身と呼ぶにふさわしい大規模な攻撃を見せる。
アマツマガツチが従える暴風はもはや風の域にはなく、風圧に耐性を持つ防具も効果を発揮しない。




また、能力を行使せずとも長大な体躯から繰り出される突進や強靭な尾の一撃はそれそのものが暴風のごとく、直撃した対象に致命的な損害を齎す。






興奮すると激情に呼応して眼や胸部が淡い橙色に光り輝き、その妖しげな光に照らされた者は未来を奪われるとも言われている。激昂に伴って飛膜の模様は赤い斑点に変化し、全身の白い飛膜が黒ずみ、角が強く輝きだす。
https://x.com/gagieru_seltas/status/1541036383061417984?s=19

荒れ狂うアマツマガツチが纏う嵐はより激しさと規模を増していき、それはまるで嵐に付随する暴風、落雷、水害を具現したかのごとくである。そして自らをここまで追い詰め逆鱗に触れた強者たる外敵に対して、ますます熾烈な攻撃を仕掛けるようになる。





アマツマガツチが真なる力を発揮した時、纏う嵐は激しさを増し、周囲には雷が降り注ぎ周囲を灰燼へと変える。こうなるとアマツマガツチの攻撃に呼応するように落雷が無数に発生し、更には尾に環状の旋風と電撃を纏わせて標的に飛ばす攻撃も確認されている。

アマツマガツチが誇る最たる大技は、上空に舞い上がった後に地表全体に電撃を伴う暴風雨を巻き起こし、周囲一帯に大規模な雷撃の柱をいくつも落とすというもの。
夥しい雷撃で周囲一帯全てを灰燼と化すこの攻撃は、たとえ最上級の防具で身を固めたハンターといえど致命傷は免れない。


・利用
アマツマガツチから得られる素材は嵐に打たれる事で鍛え抜かれ、類稀な強靭さを持つ他、嵐気胞は一片でも用いれば武具に更なる力を与えると云われる。

ユクモ地方に伝わる伝承の一つに登場する神官は、このアマツマガツチから得られる素材を用いて作られた装束を纏っていたという。
その神官は言の葉によって森羅万象を読み取り、あらゆる災厄や天変地異を鎮め、古龍をも調伏したとされる。
この伝承から、アマツマガツチの素材から作られた装備には古の神官の言霊が宿ると考えられており、それを身に纏う者は人の身でありながら人を超える存在となるという。





アマツマガツチの素材を用いた武器は天駆ける神の具現。天上神の御霊を宿し、天から降り注ぐ神々の金光を一身に集める姿は日輪のごとく美しく、神具と称するに相応しい。叢雲を従える日輪の神の具現は、水厄でもって等しく衆生を裁く。
・ソース
MHR:S
HAUNTING OF THE SUN モンスターハンターライズ:サンブレイク 公式設定資料集 pg.182〜183
https://youtu.be/s-hKVPAz2d4?si=Zoz6_3v8JlQdcN-J



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