秋津蛉のモンスターリスト

モンスターの生態に関する情報に特化したブログです。
モンスターの生態を写真、動画を交えて紹介します。

牙竜種の書 雷狼竜 ジンオウガ

2024-03-19 00:19:00 | 牙竜種



















「雷狼竜」
ジンオウガ
Zinogre
牙竜種
竜盤目 四脚亜目 雷狼竜上科
ジンオウガ科
全長約1355.78〜1925.82cm
全高約519.38〜520.93cm
脚の大きさ約150cm




・狩猟地
現大陸…霊峰、渓流、大社跡、天空山、遺群嶺、城塞高地、密林、水没林、原生林、未知の樹海、孤島、モガの森、古代林など
新大陸…古代樹の森、陸珊瑚の台地、導きの地、渡りの凍て地

・概要、特徴
主に山岳地帯や森林の奥地に生息する大型の牙竜種。
胴体を覆う青緑の鱗と、頭部から背面、尻尾にまで連なる黄土色の甲殻、そして腹部や首回りなどを覆う白色の体毛、そして雄々しく頭部から突き出す二本の角が特徴。
https://twitter.com/gagieru_seltas/status/1660795348879822854?s=19







この無数の穴が空いた独特な形状の角は脳を守るかのように後頭部から前方に伸び、薄い骨が幾重にも重なる構造で軽さと強度を併せ持つ。
電気を発生させる特異な脂質を含む黄土色の甲殻は「蓄電殻」、そこで生み出した電気を蓄え増幅する白い体毛は「帯電毛」と呼ばれ、戦闘時にはこれらを利用して発生させた電気を身に纏う。
その様子と生態から「雷狼竜」とも呼ばれる。






主に山岳地帯の高所、尾根や谷等の起伏に富んだ地域を好んで生息するため、脅威的な膂力を誇る著しく発達した四肢と、地面を力強く捉える鉤爪を併せ持つ。
特に太く強靭な前脚は見た目に違わぬ力強い筋肉を備え、鋭利で大きな爪を振るって獲物や外敵を圧倒する。






長く分厚い尻尾は無数の丈夫な甲殻に覆われ、特に先端部分は甲殻の密度が高く頑丈。
この尻尾は巨躯を制するバランサーとしてだけでなく、戦闘時には外敵を排除する武器としても用いられ、その一撃は一撃必殺の破壊力を持つと云われる。
また、尾を地面に接地することで電気を地面に誘導するアースとしての役割も持つ。





人里離れた地に棲息することから近年までは狩猟対象とされることは少なかったが、近年では各地に出没が見られ、新大陸においても生息が確認されている。

・生態
逞しく大柄な体躯だが、強靭に発達した四肢による機動力は並ではなく、身を翻して大きく後方へ飛び退いたり、高所を軽々と渡り歩く跳躍力を持ち、丘陵地帯を楽々と踏破し、飛行する大型モンスターに対しても果敢に組み合うなど、その動きは軽快かつ俊敏。
https://twitter.com/gagieru_seltas/status/1607343783368359938?s=19






蓄電殻で発生した電気を帯電毛に蓄積し操る事ができるが、ジンオウガの力のみでは然程多くの電気を発生させる事は出来ないため、雷光虫を誘き寄せて帯電毛からその電気を分け与え、活性化させる(この活性化した雷光虫を「超電雷光虫」と呼ぶ)。

そして活性化した雷光虫の電力を利用する事で、自らの発電力を遥かに超えた膨大な電気エネルギーを身に宿す事ができる。
電力が最大限に達すると天に向かって咆哮し、それを合図とするように角や蓄電殻が展開され、全身から電光を迸らせて発電能力を最大限に発揮する。
https://twitter.com/gagieru_seltas/status/1481919733494476800?s=19
この姿になったジンオウガを「超帯電状態」と呼ぶ。
超帯電状態のジンオウガの電力はかのラギアクルスと同等ともされ、落雷にも匹敵するかという凄まじい放電能力を発揮することから「雷の化身」とも称される。
激烈な電気エネルギーを常に身に纏い続けている状態ではあるが、ジンオウガの青い鱗は絶縁性に長けているため、自分自身がその電力で感電してしまうことはない。







また、口腔内や胸部甲殻の隙間からも青白い光が認められることから、電気は体内にも生じているものと見られている。
なお、超帯電状態時は甲殻が青白く光り輝くが、これは蓄電殻の脂質が放電するためである。また、この能力が高いほど、大きな群れを率いる傾向があるのではないかという説もある。








ちなみに、超帯電状態では甲殻が展開されるため、甲殻で覆っていた背中は露呈し過敏になってしまう。
超帯電状態のジンオウガは電気によって筋肉が刺激されることで攻撃力や俊敏性が飛躍的に上昇しており、無尽蔵の活力を得て一切動きを止めることなく、矢継ぎ早に攻撃を仕掛けてくる。








また、普段は上向きに畳んでいる前脚の外側2本の鉤爪も水平に展開されて殺傷能力が上昇しており、総じて通常時よりも戦闘能力が高まる。





なお、一度ジンオウガに集められた雷光虫は殆どの個体がそのままジンオウガと共生関係を結び続けるが(無論ジンオウガが健在である限り)、これはジンオウガが雷光虫の天敵であるガーグァを好んで捕食するため、ジンオウガと共生していれば身の安全が保証されるためであるとされる。




ジンオウガは自然界においても圧倒的な強者として本能的に動物たちに畏れられており、ジンオウガが森の中を歩けば、その周囲の獣は一目散に逃げ去り、その道を譲る。
戦闘中においても相手を見定めるかのように睨みながら間合いを測ったりと、王者のような威風堂々たる立ち振る舞いを見せ、モガの村などの村落ではその力強い外見に惹かれる子供たちも多いという。
https://twitter.com/gagieru_seltas/status/1574911681846976512?s=19
その風格に違わぬ誇り高さを持ち、性質は勇猛果敢。
縄張りに他者が侵入することを決して許さず、領域を侵す者は徹底的に討ち果たそうとすることから、「無双の狩人」とも称される。

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普段より岩壁に身体を擦りつけて痕跡を残し、深夜帯に縄張りの小高い位置で遠吠えを行うなど、縄張りの主張には余念が無い。
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縄張りを冒した他の大型モンスターと激しい争いを繰り広げる様子が目撃されることも少なくなく、火竜や蛮顎竜、砕竜、斬竜、黒狼鳥、氷狼竜といった屈強な大型モンスターを相手に互角以上の戦いを見せる。
https://twitter.com/gagieru_seltas/status/1481964638073864199?s=19
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縄張りは渓流沿いの水辺を中心に作られることも多く、これは獲物が水を飲みに来たところを狙うためであるとされる。
それゆえ、同じく水辺を縄張りとする泡狐竜タマミツネとは行動圏がかち合いやすく、組み合う様子が多々見られる
https://twitter.com/gagieru_seltas/status/1769572124048670866?s=19





また、その行動経路は雷光虫の生息域と重複しており、共生する雷光虫を保つようにしていると考えられている。
ジンオウガの繁殖事情に関しては未だ不明な点が多い。
渓流奥地での調査報告から、小規模の群れを形成しその中で幼体を育てているようだが、目撃例の多くが雄の成体であるため、卵生かどうかすらも判っていない。
発見例が雄に偏るのは群れに食料を供給する役目を雄が担い、 広く行動するためとも推測されている。
数少ない幼体の目撃報告によると、蓄電殻を覆うように生える帯電毛は成体よりも毛量が多く見られたという。それは、未発達の蓄電殻や甲殻を保護する役目を持つためで、成長の過程で抜けていく。
幼体であっても四肢や鉤爪を駆使した狩りに長けるが蓄電能力は低く、帯電能力は成体までに段階を経て発達していくと見られる。


・食性
肉食性。ガーグァを好んで捕食する他、水辺で魚類やそれを狙う獣を捕食しているとされる。
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・危険度、戦闘能力
ハンターと対峙しても他の大型モンスターのようにいきなり咆哮して威嚇を行うようなことは無く、まるで自らが強者であることを自覚するかのように相手の出方を窺う。
そして、隙あらば徐々に雷光虫を集め、超帯電状態となると凶暴性を昂らせ、圧倒的な戦闘能力を以て外敵を仕留める。











電撃を纏った強靭な前脚を叩きつける連続攻撃や華麗に空中で身体を翻してから放たれる力強い尾の一撃はいずれも凄まじい威力を誇る他、咆哮と共に落雷のように電撃を放つ攻撃も持ち合わせる





















さらに、離れた相手に対しても身を翻して尻尾から超電雷光虫の群れを飛ばす、突進やタックルで一気に距離を詰めるなど隙を見せない。
電流を纏う性質から麻痺性の毒やシビレ罠に耐性を持ち、拘束すること困難。
腕の立つハンターにしか狩猟は許されない要因になっており、幾人ものハンターを返り討ちにしてきた。









怒りが頂点に達すると眼は蒼く輝きだし、ここで初めて咆哮による威嚇を行う。
https://twitter.com/gagieru_seltas/status/1481957881809305600?s=19
https://twitter.com/gagieru_seltas/status/1481958214186926080?s=19
攻撃もより苛烈になり、三列の電撃を帯びた爪による大技「雷爪撃」はその見た目に違わぬ破壊力を持つ他、帯電した背を勢いよく叩きつける攻撃はまともに食らえば致命傷は免れない。
なお、疲労すると強靭な前脚でハンターを拘束して執拗に噛み付く攻撃を仕掛けてきたという報告もあり、疲労状態に追い込んだとしても警戒して立ち回る必要があるだろう。
その高い戦闘能力から、ギルドでは危険度を鎧竜や火竜と同程度としている。
https://twitter.com/gagieru_seltas/status/1489533885180301313?s=19












・利用
ジンオウガから得られる素材は武具に雷神のごとき力を与えるとされ、その最高の素材と匠の技の融合によって完成した装備は、身に纏えばあらゆる恐怖に屈せぬ鬼神の如き闘志を得られる、無双の境地を体現した至高の逸品として知られ、多くのハンター達の身を守ってきた。
その装備が発揮するは内なる力の解放、雷狼竜の真髄。
得られる恩恵は雷属性攻撃強化に加え、 超会心や強化持続など。まさに力こそ正義であると防具は雄弁に語り、雷狼竜を模した装束に包まれた肉体は自身の奥深くに眠る、限界以上の力を解き放つとされる。
ジンオウガの甲殻、帯電毛などから生産される武器は強い電気を帯び、雷を苦手とするモンスターへの有効性からユクモ村近隣で活動するハンターからは渇望されている。



また、頭部の剥製は観賞用として人気が高く、モガの村では希少な特産品として稀に流通する。
・ソース
MH3G
MH4G
MHXX
MHR:S
モンスター生態図鑑 1 ジンオウガ
モンスターハンターライズ 公式設定資料集 百竜災禍秘録
DIVE TO MONSTER HUNTER WORLD: ICEBORNE モンスターハンターワールド:アイスボーン 公式設定資料集
https://dengekionline.com/elem/000/000/385/385047/index-2.html?s=09





牙竜種の書 氷狼竜 ルナガロン

2024-03-17 21:54:40 | 牙竜種










「氷狼竜」
ルナガロン
Lunagaron
牙竜種
竜盤目 四脚亜目 凄爪竜上科 ルナガロン科
全長約1244.52〜1767.78cm
全高約418.84cm
・狩猟地
城塞高地、寒冷群島、大社跡、密林
・概要、特徴
主に氷雪に覆われた山岳地帯に生息する牙竜種。
透明感のある堅牢な瑠璃色の甲殻に覆われた体躯に先端が三つ又に分かれた鋭利な尻尾、そして四肢に備わる朱色の鋭い爪が特徴であり、体内には取り込んだ空気を冷却する器官を持つ。
腹部には蒼く光る核「雹蒼核」を持ち、これは原理は不明ながら激しく冷気を放散しており、特殊な体液を冷媒に前述の体内の冷却器官と循環しているという仮説が立てられている。









冷却した空気は全身に霜の層を作り、徐々に鱗は氷の鎧と化す。
これらが幾年繰り返され、幾層にも積み重って出来た重殻は少々陽気に触れたところで溶けはしない。
冷気を纏い、月光に吠える氷狼竜とその伝説の神秘性を高め続けていく。
厚く強固な鱗には刻まれた多くの古傷は過酷な生存競争に立ち向かい、戦い抜いてきた証。





発達した鋭い爪は接地面にスパイク状の歯を備えており、氷の大地を踏みしめ、断崖や急斜面でも体勢を保持する性能を持ち、氷上で駆け回っても決して滑ることはない。
https://twitter.com/MHinfo_en/status/1549665504734105601?s=19
https://twitter.com/MHinfo_en/status/1583367503052693508?s=19
獲物を狩る際にはこの爪を武器として利用する事もあり、多くの獲物を狩った個体の爪ほど深みのある朱色に染まるとされている。





恐怖を体現するように鋭く研ぎ澄まされた牙を備えた顎の咬合力も強く、どんな獲物でも咥えて運べるほどの大きさとパワーを併せ持つ。









・生態
体内で作り出した冷気を様々な形で利用することから「氷狼竜」とも呼ばれる。
前述の通り基本的には寒冷地に生息しているが、雹蒼核から生み出した冷気を全身に巡らせる事で体温を調節し、温暖な環境下においても適応、滞在する事が可能という、寒冷地のモンスターとしては稀有な特性を持つ。
このように環境の変化に強く、更に移動能力も高いため、生息域そのものは城塞高地の寒冷な山岳地帯から温暖な密林まで非常に広範囲に及ぶ。


城塞高地でも主な生息範囲こそ寒冷な山岳地帯だが、メルクーなどの獲物を求めて平地へ降りてくる姿も確認されている。
行動範囲は広く、獲物と定めたモンスターは執拗なまでに追い回す。
また、海を越えて従来は確認されていなかった地域に進出したという例も確認されており、近年ではカムラの里の近隣地域での出現も報告されている。



それでも本来生息する環境は人里離れた寒冷地の山奥であるため、王域生物の中でも目撃例は極端に少ない部類。
しかし、行動範囲の広さから様々な地域の生態系に影響を与える可能性を秘め、そのことからか本種は「王域三公」の一角に数えられている。
狩りを行う際には口から冷気を吐き出しながら取り囲み、混乱させたところを不意をついて仕留める狡猾な狩猟法を得意とし、獰猛でありながら計算高い性質であることを伺わせる。
https://twitter.com/MHinfo_en/status/1551839844145381377?s=19







夜行性で、日中は巣の中で眠り、気温の下がる夜に活発に活動する。
背部の甲殻を展開しながら月に向かって遠吠えをする姿は力強くも美しく、その様子は月明りを浴びる事に歓喜しているかのようとも言われる。
https://twitter.com/gagieru_seltas/status/1574906891641458688?s=19
https://twitter.com/gagieru_seltas/status/1600422787705106432?s=19
運動能力に長けた牙竜種の中でも特に瞬発力に長け、鋭利な尻尾で空を切るように走ることで圧倒的なスピードを生み出す。
https://twitter.com/MHinfo_en/status/1548578354835914752?s=19
縄張り争いにおいても相手の攻撃を華麗な跳躍で回避したり、格上のモンスター相手に機先を制する様子すら観察されている。
前述の体内で生み出した冷気は口からブレスとして吐き出す事で攻撃手段としても利用し、剛纏獣ガランゴルムを退けたという観察報告もある。
https://twitter.com/gagieru_seltas/status/1574912577528012800?s=19





また、交戦時は全身の至る箇所から冷気を放出し、その冷気を纏う事で外殻を部分的に凍り付かせる「氷衣織成」により、「氷衣状態」となることで、武器や装甲のように身に纏う。









大型の牙竜種の中では非常に珍しい特性として、完全な二足歩行体勢を取る事ができる。
普段は他の牙竜種同様に四足歩行で活動するが、身体の冷却を止めて体内温度を上昇させることで筋肉を膨張させ、更に背部の甲殻を鬣のように展開、もう一段階氷を纏うことで重心位置を変え、二足歩行を可能とする。
全身の甲殻が逆立った姿は「狼男」に例えられて恐れられ、この性質から遭遇した王国騎士らによる記録はいずれも超自然的で、目撃者によって
「地を這う獣」
にも
「尖った耳と尻尾を持つ大男」
にも
「尻尾の生えた口裂け男」
にも見えた、という風説に事欠かないモンスター。
つがいで子育てをする習性を持ち、幼体は親から氷漬けにされた餌をそのまま与えられ、それを噛み砕くために強靭な牙と顎の力を手に入れ、親や兄弟とじゃれ合う中で互いの身体に噛み付き合い、身体の氷をより鋭くしながら成長する。 https://twitter.com/MH_Rise_JP/status/1579395306948792320?s=19
幼体の腹部は白い体毛のようなものに覆われて見えるが、これは冷気によって発生した霜であり、腹部を保護し怪我を防止している。
また、幼体ながら既に四肢は強靱であり、二足で立ち上がる事もあるらしい。
・食性
肉食性。
https://twitter.com/gagieru_seltas/status/1574904959434625025?s=19






・危険度、戦闘能力
強敵との戦いでは力強い咆哮と共に後脚のみで立ち上がり、前脚やその爪を自在に振り回せる体勢となる。
戦闘時においてはこの二足歩行体勢こそルナガロンの真の姿と実力が発揮される形態であり、見た目以上のパワーと圧倒的なスピードで怒涛の猛攻を仕掛けてくる。
https://twitter.com/MHinfo_en/status/1619968690719686656?s=19









氷の装甲を纏ってより長くなった爪は鋭い風切り音を立てながら敵を切り刻み、時には前脚の爪を貫手のように突き出して貫く、地面を抉るように振り抜くことで岩盤を隆起させることで遠隔攻撃を行うなど、爪の使い方は実に多彩であり、
その爪で切り裂けぬものはない」と恐れられている。




更には自分と同等の体格を誇る大型の竜を正面から受け止めた上に投げ倒す、小型の敵を捕らえて頭から噛み付いて攻撃するなど、前脚を「手」として存分に活用した動きを見せる。
https://twitter.com/gagieru_seltas/status/1574903950574493696?s=19
その戦闘力と凶暴性はかの雷狼竜ジンオウガとも互角に縄張り争いを繰り広げるほどであり、更には大型古龍である爵銀龍メル・ゼナにすら持ち前の瞬発力で機先を制したという衝撃的な報告もある。
https://twitter.com/gagieru_seltas/status/1574911681846976512?s=19
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激しい戦闘で興奮すると眼が爛々と輝き始め、また頭部や四肢赤く染まる。
興奮状態のルナガロンは凶暴性と俊敏性を大きく増し、たとえ熟練のハンターであってもその猛攻の前では瞬く間に追い詰められてしまいかねない。
これらの脅威から、ギルドでは危険度を棘竜と同程度と看做している。







・利用
ルナガロンから得られる素材は激しい冷気を発する性質を持ち、防具の素材とすれば鋼のように堅牢でありながら非常に軽く、溢れだす冷気によって使用者の思考や感覚は研ぎ澄まされるが、その鋭利さや冷気から取り扱いには注意が必要。
https://twitter.com/MH_Rise_JP/status/1586350026007379970?s=19
その蒼く美しい光は見る者を惹き付けるが、触れたものは瞬時に氷漬けになってしまうと言われている。
また、武器の素材とすれば血肉を求めるように脈動するという。
・ソース
MHR:S
HAUNTING OF THE SUN モンスターハンターライズ:サンブレイク 公式設定資料集



牙竜種の書 飛雷竜 トビカガチ

2024-03-16 23:08:38 | 牙竜種









「飛雷竜」
トビカガチ
Tobi-Kadachi
牙竜種
竜盤目 四脚亜目 凄爪竜上科 トビカガチ科
全長約1144.45〜1612.45cm
全高約329.22〜337.45cm
足裏のサイズ約134cm
・狩猟地
現大陸…大社跡、水没林、密林
新大陸…古代樹の森
・概要、特徴
青白い体色と赤い眼が特徴的な牙竜種の大型モンスター。
大型竜として珍しく樹上生活に適応した進化を遂げた種で、四肢には湾曲した鋭い爪を持ち、これを駆使して木々に張り付き、縦横無尽に動く事が出来る。











前脚の指は3本、後脚の指は2本で、内側の肉球が滑り止めの役割を果たすことで枝を掴みやすい形状となっている。
背中から尾にかけて見られる鱗は鳥の尾羽のように繊維が細く、尾の先に向かうにつれ柔らかくなっている。その構造による程よい柔軟性により、体毛が細かく動き、摩擦を起こして静電気を作りやすい仕組みとなっている。
溜められた静電気がピークに達すると、体毛が電光を放ちながら一気に逆立つ。
体毛の下の鱗や体皮は絶縁体になっており、過剰な電気の帯電による自身の身体へのダメージを防いでいる。
尻尾は胴体と同等か、あるいはそれ以上の大きさを持ち、この尻尾が長く表面積が大きいほど木と接触する箇所が増えるため、発生させられる静電気も増え、帯電状態になりやすくなる。 それ故、強力な個体ほど発達が著しい部位である。










下顎には2本の鱗が硬質化した牙状の突起があり、口内に無数に存在する小さな牙と併せて噛み付いた獲物を逃がさないために発達したと推測されている。
また、口角の皮は高い柔軟性と伸縮性を持ち、顎を外すことで大きな獲物も飲み込める可能性がある。
前後の脚の間には皮膜が存在し、空中で広げるとある程度の滞空や滑空が可能。
手首を内側に曲げ、針状の軟骨を外側に押し出す事で瞬時に膜を広げる。
大きく平たい尾は滞空中に方向を変える舵の役割も果たし、全体的に高い運動能力を誇る牙竜種の中でも、こと「空中」での機動力についてはトビカガチ種独自の特徴と言える。
なお、食後でもバランスを崩さず飛行するため、胃は体の中央に位置していると考えられている。
この皮膜によって木々の間を飛び移るように移動する事、そして帯電能力から「飛雷竜」とも呼ばれる。
尾には薄い鱗が一体化して形成された棘があり、射的に適した矢の形状から外敵に射出して攻撃する。









・生態
背の高い樹木が豊富に立ち並ぶ森林地帯に広い縄張りを持ち、平地に姿を見せることは滅多にない。
一日の殆どを樹上で過ごし、木々の幹や枝を中継して跳び回る姿は影を追う事も難しいほど俊敏。
https://twitter.com/MH_official_JP/status/916128710494904321?s=19
トビカガチの縄張りでは抜け落ちた体毛が木の上から降ってくる事があるが、それはトビカガチの攻撃圏内まで接近していると言う事であり、注意が必要。
新大陸に生息する個体は比較的大人しい性質で、危害を加えない限りは間近まで接近しても意に介さない場合が多い。





爪が伸びすぎないように定期的に爪研ぎを行う習性を持つが、これは強い個体ほど木の高い位置で行うとされ、これによって己の力を誇示し、縄張りを主張しているとされる。
多くのモンスターが生息し、縄張り争いの絶えない森林地帯に生息するが、高所を好む性質から直接的な競争は発生していないという。
なお、同じ凄爪竜上科に属する氷狼竜や惨爪竜は爪による攻撃を得意とするが、本種は戦闘に於いてあまり積極的に爪を武器としない。
これは、もし欠損してしまった場合に樹上での運動が不自由になってしまうからとの見解がなされている。
しかし、特に屈強な個体は爪の硬度も強靭なため、攻撃に於いても威力を発揮するという。
移動して過ごす事が多いが、時折立ち止まっては尻尾や身体を木に擦りつけることで体毛を残し、縄張りを主張するマーキングを行うと共に静電気を溜めている。







電気を溜めておくための重要な器官が、体毛内に無数に生える電極針である。
この電極針は通常は体毛の中に隠れていて、身体を木々に擦り付けた際に発生した静電気を溜め込む役割を果たしている。
これにより一定以上の電気が溜まると、体毛と電極針が逆立つ。
このとき、対になっている電極針間で高圧の電気が流れるため、 稲光のように全身が青白く光って見えるのである。
この静電気で体毛を大きく逆立てて身体の周囲に電気を纏う状態を “帯電状態”と呼び、さながら稲妻が意思を持ったが如く、尾や噛み付きでの攻撃に電撃が加えられて殺傷力が増す。
また、静電気を筋肉への運動伝達のシグナルとしても活用し、一時的に運動能力を高めているとの可能性を指摘する者も出てきている。








前脚と後脚の間の滑空膜は普段は畳んでいるが、移動や狩りの際には拡げて素早く滑空する。
狩りの際には俊敏な動きで獲物の死角に入ると張り付いた樹木から降下することで物音を立てずに急接近し、体当たりや鋭い牙による噛み付きで捕らえるか、滑空で接近し、放電して獲物を感電させ仕留めにかかる事もある。



木から木へと縦横無尽に飛び移ることも可能なため、交戦時には常に外敵の背後を取ろうとする習性があることも判明している。
食性に関する情報は殆ど得られていないが、その理由のひとつとして、 トビカガチはエネルギー効率が良く代謝が低いため、数日程度は何も食べずに過ごすことが可能であるからと考えられている。



群れを作らず単独生活をするために繁殖方法の詳細も不明であるが、尾や体を擦り付けて帯電する生態上、尾の長さが個体の強さに直結しており、雄は尾をアピール材料とするのではと推測されているが、番や幼体は未確認である。
慎重な性格な上に樹上生活をするトビカガチの生態調査は困難であり、未だに不明な生態は多い。
・食性
肉食性。
俊敏な動きと獲物を横取りされる事への警戒心の強さもあり、捕食の目撃例はない。
なお、腐肉を食する様子は確認されている。
https://twitter.com/gagieru_seltas/status/1732284555892343050?s=19
水没林や密林では水を飲む様子も観察されている。
https://twitter.com/gagieru_seltas/status/1481504207672729600?s=19
・危険度、戦闘能力
相手を明確に外敵と認識すると尾を立てて咆哮し、威嚇を行う。
比較的大人しい性質のモンスターであるがその戦闘力は決して低くは無いため、危険度は雌火竜や毒妖鳥と同等かやや上回る程度とされる。
https://twitter.com/gagieru_seltas/status/1481504042400374785?s=19


戦闘時は樹上と地面を忙しなく行き来し、前述の通り外敵の死角に入り込むように動く習性を持つ他、地上では相手の間合いと隙を伺うようにその周囲を歩き回り、頭上や背後から奇襲を仕掛ける戦法を好む。


外敵に対しては咆哮で牽制し、噛みつきや尻尾を振り抜いて相手を打ち据える攻撃を主体とするが、発達した尻尾の一撃は強烈で、滑空の勢いから振り抜かれれば重装備のハンターでも容易に薙ぎ倒す。
また、紫電を帯びた電極針を尾から射出して遠隔攻撃を仕掛ける事もある。




十分に静電気を蓄えると体毛を逆立てて帯電状態へ移行し、噛み付きや尻尾による攻撃の際、電気の流れる電極針を露出させて押し付けることで対象を感電させ、その動きを制限する。
感電した相手は気を失いやすくなるが、これは神経を通る電気信号が外部からの電気的な刺激によって狂わされることが原因とされている。


この状態こそトビカガチの本領発揮であり、俊敏な身のこなしと電撃を纏った長大な尾よる攻撃を駆使し、格上のモンスターとも渡り合うとされる。
https://twitter.com/gagieru_seltas/status/1768985770638135605?s=19
しかし、真っ向勝負となると自らより体格で勝る火竜や蛮顎竜に対して特に抵抗もできずに一方的にやられてしまう場面も少なくない。
https://twitter.com/gagieru_seltas/status/1526180665993048064?s=19
ただ動かれるだけでも静電気は溜まっていく上、樹上で蓄電を行う事もあって交戦中にトビカガチの帯電状態への移行を完封するのは困難だが、水やられにする事で静電気の発生を抑える事が可能。
また、攻撃を受けると溜めていた電気が少しずつ抜けてしまい、一定値を下回ると帯電が解けて通常の状態に戻る。







・利用
静電気を蓄積する細くて柔らかな体毛は加工時の取り扱いに繊細な技術を必要とし、また自在な舞空を可能とする皮膜や羽のように柔軟な鱗、帯電性に富む毛皮、蓄電する電極針など、トビカガチの素材は特異な性質に溢れる。
試行錯誤の段階ではあるが、これらを加工した防具は着け心地を感じさせないほど体に馴染み、一般的な装備とは一線を画す軽やかな動きを可能にするなど優れた性能の発揮に成功している。
トビカガチの見た目も武具のデザインに活かされ、白い体毛と鮮やかな青色をした鱗のコントランスが美しい。
トビカガチ同様に高い雷耐性と運動性を誇る防具はデザインを気に入って愛用するハンターが多く、オトモアイルーの防具も人気が高い。白い毛皮部分は、常に静電気がパリッと走る。
https://twitter.com/MH_official_JP/status/1156482067011555328?s=19
また、毛束は静電気を発生させやすく、その影響により加工後もほぼ常に逆立っている。これを武器本体に巻き付けて特殊な加工を施す事で、毛束に蓄えられた静電気を武器に通電させ、単純な攻撃に電撃を付与する機構を作り出せる。
・ソース
MHR:S
DIVE TO MONSTER HUNTER: WORLD モンスターハンター:ワールド 公式設定資料集
モンスターハンター:ワールド 狩猟感謝祭 2018 公式パンフレット
モンスターハンターライズ 公式設定資料集 百竜災禍秘録


牙竜種の書 ジャグラス

2024-03-15 23:20:20 | 牙竜種











ジャグラス
Jagras
牙竜種
竜盤目 四脚亜目 賊竜上科 ジャグラス科 ジャグラス属
全長約437.45cm
・狩猟地
現大陸…大社跡、水没林
新大陸…古代樹の森








・概要、特徴
森林地帯に群れを成して生息する、牙竜種の小型モンスター。
細身だが筋肉質な身体、森の中で保護色となる緑色の外皮と背中にある大きな棘が特徴。
細長くしなやかな脚の指や鉤爪は木登りに適した形状である。
・生態
新大陸においては大型化した雄個体であるドスジャグラスを中心とした群れを形成し、縄張りを共有しているが、行動を常に共にするわけではなく、外敵の排除もドスジャグラス任せな面が見られる。
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牙竜種の中でも警戒心が強く臆病な性質で、縄張りを侵す大型モンスターが現れた際には、素早く木の上に避難したり少し離れた位置に逃れて相手の様子を窺う警戒行動をとる。
しかし、大型モンスターが転倒したり罠にかかるなど、自らへの危険が及ばない状況になるとすぐに近付き、噛み付くなどして襲撃を行う。
https://twitter.com/gagieru_seltas/status/1768591745212952697?s=19
この慎重な習性はドスジャグラスと同行している場合でも同様の行為が見られるが、共生関係にあるドスジャグラスが怒ったり瀕死にまで追い込まれると、群れ全体が加勢を行う。
ドスジャグラスからは餌を分け与えて貰う反面、ドスジャグラスが空腹になると危うく捕食されないように樹上へ避難する事でも知られる。
https://twitter.com/MH_official_JP/status/928177792117698560?s=19






食欲旺盛で、狩りの際には獲物を群れで取り囲み、逃げられなくしてから一斉に襲いかかる戦法を得意とする。
これはハンターなどの人間にも向けられ、たかが小型モンスターだと油断した結果、気が付いたときには周囲を取り囲まれて酷い目に遭った、という事例も少なくない。
これは、群れである利点を生かし、数的優位に立とうとする本能によるものである。その一方で群れの頭数が減ってくると、一斉に退散するという性質を持つ。


はじけクルミの衝撃に驚いて怯える、生肉を置くと気を逸らせる、火を見せると怯むといった習性などもあり、狩猟の際には活用されている。
ジャグラスたちは基本的に雄と雌が混在する群れで行動する。 しかし、新大陸の個体群においてはある程度成長した雄はやがて群れを離れ、単独で生活するようになる。
そこから成体であるドスジャグラスになるまで生き抜いた個体は自身が育った土地に戻り、その縄張りの群れを率いるドスジャグラスと争い、世代交代を行うのである。
繁殖期になるとドスジャグラスは雌のジャグラスに求愛行動を行い、雄同士の競争に勝った個体のみが交尾を行う。
雄は求愛に成功した雌すべてに対して交尾を行うため、一度の繁殖期で10~20頭の雌とつがいになることもあるという。雌は温かな腐葉土層を選んで1頭につき3~4個の卵を産み、産卵後は抱卵を行わずに自然孵化させるため、クルルヤックなどの外敵に卵を奪われてしまうこともある。



なお、こうした繁殖生態は新大陸において確認されているもので、ドスジャグラスが確認されていない現大陸においてどのような生態を持つのかは不明。
また、現大陸においては生態的地位を取り合ってか、小型鳥竜種のフロギィと縄張りを争う。
・食性
肉食性。
ヨリミチウサギなどの小動物を主食とするが、ドスジャグラスの吐き出した消化物の方が栄養価が高く、それを好んで食す。
https://twitter.com/MH_official_JP/status/932090372750163968?s=19









・危険度、戦闘能力
警戒時は尻尾と背の棘を立て、後脚で立ち上がって鳴き声をあげる事で仲間を呼び寄せる。
武器を所持していないなど、抵抗できない事を悟られると群れを呼び寄せて袋叩きにされかねないため、一般人が遭遇するのは危険なモンスターである。
力の強いモンスターという訳では無いが、集団で鋭利な牙を突き立てられればただでは済まない。
上体を少し持ち上げるのは飛び掛って噛み付く予備動作であるため、注意が必要である

・利用
皮は柔軟性に富み、扱いやすいため加工屋入門の素材としてもよく知られる他、焼きあげれば食用にもなる。
鱗は加工が容易で扱いやすく、鮮やかな色合いから人気もあり、新大陸古龍調査団では応用性のある材質として幅広い用途に使用されている。上質なものはより美しさが増し、防具から装飾品まで用途は幅広い。
・ソース
MHR:S
DIVE TO MONSTER HUNTER: WORLD モンスターハンター:ワールド 公式設定資料集