秋津蛉のモンスターリスト

モンスターの生態に関する情報に特化したブログです。
モンスターの生態を写真、動画を交えて紹介します。

鋏角種の書 臣蜘蛛 ツケヒバキ

2024-01-06 11:30:40 | 鋏角種





「臣蜘蛛」
ツケヒバキ
Rachnoid
鋏角種
鋏角目 ヤツカダキ科
全長約135.06cm
・狩猟地
砂原、溶岩洞
・概要、特徴
焦熱地帯に棲息している鋏角種の小型モンスターで、妃蜘蛛ヤツカダキの幼体。
糸を脚や腹部の鉤状の突起に引っ掛けることで、殆ど全身を繭玉のように糸で包んでいるのが特徴。
成体と異なり、頭部は灰色をしている他、複眼は青い。

・生態
親であるヤツカダキに付き従う習性から「臣蜘蛛」と通称され、孵化してしばらくは外敵にも襲われやすいために親の腹部に張り付き、親が吐き戻した餌を食べて生活している。
また、ヤツカダキの可燃性ガスによる指示により、親を補助するように動く。
産まれて間もない頃から親と同等の強度の糸を吐くことができ、親の腹部に張り付いている個体は親の移動や攻撃を助けたり、また粘着性の糸で外敵を捕える。
糸は良質なものであればツケヒバキ自身の体重の何倍もある物を牽引しても切れないほど丈夫。

また、小型モンスターの中でも最小クラスの大きさであるが、粘着糸で自らを地面に固定することで、妃蜘蛛の巨体を糸で手繰り寄せてしまえるという驚くべき膂力を持つ。

ツケヒバキの雄個体は成熟しても大きさや外見は他のツケヒバキと殆ど変わらないが、交尾を行うための触肢は大きく発達し、交尾の際はヤツカダキの腹部に張り付いているツケヒバキに混じり、複数の雄が代わる代わる交尾を行う。
交尾前の雄は体内に多量の精子を蓄えているが、良質なタンパク質としてツケヒバキやヤツカダキに捕食されることもあるという。
なお、ツケヒバキの雄はヤツカダキと交接を終えると、その受精が完了する頃には力尽きてヤツカダキから剥がれ落ちる。
・食性
肉食性。主に親が吐き戻した餌を食べる。

・危険度、戦闘能力
妃蜘蛛の命令に反応して統率された動きを発揮するが、単独でいる個体も縄張り意識が極めて強く、近づく者には口部から吐き出す可燃ガスによる火炎放射や飛び跳ねての体当たり、そして粘着糸で果敢に攻撃を仕掛けてくる。
反面、反撃を受けると一斉に地中へ潜ってその場から撤退したり、親の腹部に張り付いている個体も親が窮地に陥ると大急ぎで逃げ出してしまう臆病な一面もある。


・利用
ツケヒバキの吐き出す糸はロープにも負けない柔軟性と強度を持ち、加工の難易度は高いが、引っ張る力に非常に強く、武具素材として用いられる事がある。
また、交接を終えて剥がれ落ちた雄の個体は白子のような味わいであることから、珍味として食される事もある。

・ソース

MHR:S
モンスターハンターライズ 公式設定資料集 百竜災禍秘録pg.124〜127

https://youtu.be/YZ_HmSyG-U4?si=GZSWSGSwcICnZRYn


鋏角種の書 骸蜘蛛 ネルスキュラ亜種

2024-01-05 13:34:44 | 鋏角種




「骸蜘蛛」
ネルスキュラ亜種
Shrouded Nerscylla
鋏角種
鋏角目 スキュラ科
全長約879.03〜1188.69cm
全高約909.6cm(結晶込み) 606.5cm(結晶抜き)https://twitter.com/gagieru_seltas/status/1674768518099898368?s=19
・狩猟地
旧砂漠、未知の樹海
・概要、特徴
主に旧砂漠にて棲息が確認されている、影蜘蛛ネルスキュラの亜種。
捕食したフルフルの外皮を剥ぎ取り、外套皮として纏うことから「骸蜘蛛」の異名をとる。
甲殻は通常種とは対照的な宵闇色で、複眼は翡翠色である。また、背部の毒の結晶は通常種では出血毒だが、本亜種は麻痺毒となっている。

・生態
通常種とは異なり、外套皮はフルフルから剥ぎ取ったブヨブヨした皮である。保湿性に優れたこの種の外套皮は砂漠地帯で乾燥から身を守るのに適した、まさに生きるために必須のものであり、灼熱と乾燥に晒される日中は砂中に潜むことでそれを避け、夜に活動を開始する完全な夜行性である。
通常種と異なって糸で巣を張ることはなく、獲物を捕食する際には地中で待ち伏せし、頭上を通過したところを地中から鋏角で喰らいついて両断する。
最近の研究では、本亜種の幼生は腹部から放った糸を風に流すことで空を飛んで移動する習性があり、それによって地底洞窟に辿り着けた個体は腐肉を捕食して成長、その過程でフルフルを捕食できた個体のみが、産卵期になると故郷の砂漠まで戻るという習性を持つことが明らかとなっている。
・食性
肉食性。アプケロスやその死骸を捕食する様子が確認されている。

https://twitter.com/gagieru_seltas/status/1662461498667716608?s=19


・危険度、戦闘能力

外敵と戦闘する際には獲物を捕食する時同様、地下に潜って標的が動いた時の振動を頼りに足元まで接近、真下から鋏角を伸ばして食らいつき、猛毒を与えるという攻撃方法をとる。
また、本亜種は通常種のように獲物の拘束に糸を使うだけでなく、粘着糸を周囲の岩山などの高所に伸ばし、連続して振り子のような運動を行うことで外敵を翻弄する習性をもっており、普段からもこの方法で砂漠地帯を移動している様子が確認されている。
この振り子運動ですれ違いざまに外敵を背面の麻痺毒の結晶をぶつけ、相手の動きを封じる。






・利用
影蜘蛛の外殻が高級品として重宝されるほど美しい白色なのに対し、骸蜘蛛の外殻は夜空に紛れる毒々しい青紫色となっており、その希少性と品質の割に敬遠される場合も多い。
しかし武具の素材としては非常に優秀であり、この素材を用いて作られた防具は夕闇色の装甲が獲物すら魅了すると共に、一部の隙も見せない堅牢さから戦意すら奪ってしまうという。
また、関節部には工房が誇る最新技術が施され、羽のような軽さと華麗な武器捌きを可能にする。
武器として加工しても、軽さと強度を両立した業物として評価され、闇に紛れて獲物の命をを刈り取るとされる。
・ソース
ハンター大全4 93p
モンスターハンター発想の法則2 禁忌の書 76〜77p
5.https://s.famitsu.com/news/201502/02070720.html?s=09


鋏角種の書 熾妃蜘蛛 ヤツカダキ亜種

2024-01-05 13:20:31 | 鋏角種












「熾妃蜘蛛」
ヤツカダキ亜種
Pyre Rakna-Kadaki
鋏角種
鋏角目 ヤツカダキ科
全長約762.66〜1054.02cm

全高約766.14cm


・狩猟地
城塞高地、溶岩洞など

概要、特徴

鋏角が異常に発達した、妃蜘蛛ヤツカダキの亜種。
傷跡のような赤い条が走った純白の外殻に黒紅色の糸を纏った姿が特徴。

頭部から伸びる2対の角、そして脚や腹部の鉤棘は赤熱したような朱色に染まっており、燃えさしを思わせるその姿や後述する特性から、「熾妃蜘蛛」とも呼ばれる。

触れれば焼け付くような腹部は眩灯腹と呼ばれ、構造は通常種と変わらないが、眩い光が溢れる様はヤツカダキ亜種が抱える怒りの象徴とされる。
剛爪はその大きさに見合わず、糸も獲物も自在に操るという。

・生態
高熱のガスを体内に溜め込み、可燃ガスを吹き付ける攻撃を得意とする通常種に対し、ヤツカダキ亜種は体内に爆発性の強いガスを蓄えている。







通常種と同じく高熱の可燃ガスを火炎放射という形で放出する事は勿論、硬質な爪を打ち鳴らして火花を発生させたり、腹部を地面に叩きつける衝撃で腹部のハゼヒバキを刺激、ガスに引火させて爆発させるなど、ガス爆発を操ることによって高い殺傷能力を有する。
また、獲物を狩る際や外敵との戦闘時には通常種と同様に幼体と連携を取りながら攻め立てるが、幼体や糸の力に頼らずとも軽やかな動きを見せることもあり、通常種と比較して高い運動能力を持つ。
通常種同様に限られた地域でしか生息は確認されておらず、通常種が生息している砂原では発見例がない反面、通常種が生息しない城塞高地での生息が確認されている。


溶岩洞は唯一通常種と生息範囲が被るフィールドになるが、同地では通常種と激しい縄張り争いを繰り広げている様子も確認されている。

「後宮の権力争い」にも喩えられるその様子は、周囲のモンスターの暴走を誘いかねないため早急な狩猟を求められるという。

・食性

肉食性。メルクーなどの草食種モンスターから、ラングロトラなど中型モンスターまで襲う様子が確認されている。

https://twitter.com/gagieru_seltas/status/1572456138171650048?s=19


・危険度、戦闘能力

身体は前面に向けたまま長い首の関節を捻ることで真後ろを向き、後方の敵を見据えながら腹部で突撃するなど、その動き方や攻撃の手法は通常種以上に予測が難しい。
もちろん通常種同様に幼体と糸を利用した変則的な動きも多用するため、経験豊富なハンターでも翻弄される事は多い。


通常種以上に高度な指揮系統を持つことで知られ、発音器から特殊な音を発することで幼体であるハゼヒバキに獲物の拘束や火炎放射などの命令を下すが、これは時に絶命をも前提とする冷徹な指揮であり、この音による強制的な操作と呼べるものである。
また、単独でいるハゼヒバキに糸を伸ばして回収したり、咆哮を合図に一斉に獲物を襲撃させるなど、狩りや戦闘時は巧みな連携をとって獲物や外敵を仕留める。

ヤツカダキ亜種が産出する糸は通常種と同様に可燃性を持つと同時に耐爆性にも優れ、ヤツカダキ亜種が引き起こす爆発に巻き込まれても容易には千切れない。










その特性から、爆発を発生させてこの特殊な糸に着火、散開させた連結先のハゼヒバキの元まで導火線のように爆轟を伝導させるという攻撃手段を持つ。

ハゼヒバキの身体を包む糸には爆発性の体液が染み込んでおり、糸を伝う爆轟がハゼヒバキの元へ到達すると、より強烈な爆発が生じる。

大型の獲物に対しては直接ハゼヒバキを纏わり付かせる事で何発もの爆撃を直に浴びせ、複数の外敵や逃げる獲物に対してはハゼヒバキを散開させて広範囲へ爆炎を広げるなど、相手や状況に応じて攻撃の手法や連携の形を変える高い知能も併せ持つ。

また、糸で拘束することに成功した獲物に対しては、直ちにハゼヒバキを獲物に取り付かせて爆轟を伝導、直に爆発を浴びせることで確実に仕留めようとする事もある。

興奮すると体内のガスの温度が上昇することで灯腹や鉤棘の先端は赤熱し、蝋燭のように仄かな光を灯す。

その妖しげな様子は見るものを魅了してしまうほどに美しいが、自らとその子供たちを脅かす外敵に対して怒りの焔を燃え上がらせるヤツカダキ亜種は子供たちとより強力な連携をとり、外敵を消し炭にせんと熾烈な勢いで襲いかかってくるため、その様に見蕩れている余裕はない。





・利用

ヤツカダキ亜種の白無垢のような甲殻は多層構造になっており、耐熱性、耐爆性に優れる。

その守りを崩す事は困難だが、防具の素材として用いれば非常に丈夫な逸品となり、ハンターの身を守る。

その艶やかな装いに魅了される者も少なくなく、ヤツカダキ亜種の素材を用いた衣はかつてある国の王族が好んで身に着けていたという。

しかし、その王族の統治していた国は狂気と非道の道へ堕ちた王妃の裏切りによって滅亡の運命を辿っており、ヤツカダキ亜種の素材を利用した装備には後ろ暗い噂が付き纏うようになっている。

・ソース

MHR:S

HAUNTING OF THE SUN モンスターハンターライズ:サンブレイク 公式設定資料集 pg.146〜147




鋏角種の書 影蜘蛛 ネルスキュラ

2023-07-31 21:34:05 | 鋏角種









「影蜘蛛」
ネルスキュラ
Nerscylla
鋏角種
鋏角目 スキュラ科
全長約879.03〜1188.69cm
全高約818.7cm
脚裏のサイズ約227cm

https://twitter.com/gagieru_seltas/status/1674404261567025152?s=19

・狩猟地
地底洞窟、原生林、未知の樹海、沼地





・概要、特徴
地底洞窟や原生林に生息する、大型の鋏角種。
闇に紛れて獲物を襲うことから、「影蜘蛛」とも呼ばれる。
食べ残した獲物の皮を身に纏う習性があり、背部には毒腺から染み出た毒液が凝固した棘を持つ。甲殻は真珠色であり、茶色の模様や縁どりがある。
甲殻は一際軽量なのが特徴で、その性質から軽快、かつダイナミックな運動が可能。
この甲殻は縁に棘や突起があり、これにゴム質の皮を引っ掛けて外套のように纏う習性がある。
脚は3対で、最初の1対は硬質な鎌状の爪になっている。
残りの2対は歩脚であり、先端には糸を掴むのに適した爪を備える。
クグツチグモ等の蜘蛛とは異なり、頭部と胸部は関節で明瞭に分かれる他、腹部は7節から成る。
頭部には3対6個の複眼と種族名の由来にもなっている伸縮自在の大顎「鋏角」を持つ。
鋏角には猛毒を持ち、普段は折り畳んでいるが、捕食や攻撃の際には展開して対象を挟み込み、両断する。





・生態
原生林や地底洞窟の一角に糸を張り巡らせた大規模な巣を作って生息しており、捕食や休息など生活の大半を巣で行う。
休息は巣から糸でぶら下がって行い、この際に甲殻から染み出た毒液がネルスキュラの体液と混ざることで長い年月をかけて凝固し、毒袋に似た性質の毒棘となる。
巣に迷い込んできた動物は巣に足を取られて動きが鈍ったところを粘着性の糸で絡めとって動きを封じ、爪で手繰り寄せて完全に逃げられなくする。
獲物は鋏角で挟んで出血性の毒を与えるか、若しくは腹部の針から分泌する毒によって昏睡させた後に糸で繭状に固めて巣から吊り下げ、注入した消化液によって肉が溶けるのを待つ。
https://twitter.com/gagieru_seltas/status/1674413520543449089?s=19

基本的には自ら溶かした肉を吸収して捕食を行うが、極度に空腹になると腐敗して分解が進んだ肉を食する事もある。




本種の生息地の近隣地域では、ネルスキュラの縄張りに迷い込んだ村人や家畜が襲われてしまう被害が後を絶たない。
巣の内部には捕らえられた数多の獲物の亡骸が糸に包まれて吊り下げられており、その大半はゲリョスの死骸である。
ネルスキュラがゲリョスを好んで捕食対象としているのは、ゴム質の皮を爪で剥ぎ取り、「外套皮」として身に纏うことで弱点である雷属性から身を守り、またゲリョスに擬態、更には暗闇に溶け込む保護色とするためと考えられている他、ゲリョスの保有する毒液を蓄積することで自身の毒として利用するためであると推測されている。
現在生息が確認されている地域ではゲリョスの捕食が多くみられる︎︎が、生息する地方によっては他のモンスターの皮を纏うという推測もあり、実際に近年発見されたネルスキュラ亜種はフルフルの皮を纏う習性が確認されている。

腹部と口からは強靭な粘着性の糸を吐き出し、巣の形成や獲物の拘束、自身の移動の補助など、様々な用途に用いる。


耐火・耐熱性は高く、縄張りとしていた地底洞窟が地底火山となっても巣の大部分は燃えずに残存するほど。
基本的には巣の中で過ごしているが、時折新たな縄張りを求めて巣を捨てて大移動することがあり、沼地などに現れた事例もある(移動中は巣を作らないため、休息は木からぶら下がって行う)。
また、戦闘や狩りに備えてか、爪を顎で掃除する行動が確認されている。稀ながら、移動の際にこの爪を用いて地中に潜ることもある。
・食性
肉食性。ゲリョスや草食種の死骸を捕食する。
https://twitter.com/gagieru_seltas/status/1472160471197179907?s=19
・危険度、戦闘能力
外敵を発見すると爪を大きく振り上げて咆哮し、威嚇する。
https://twitter.com/gagieru_seltas/status/1468779537546690563?s=19
https://twitter.com/gagieru_seltas/status/1469466821120376834?s=19
その後はすぐに巣へと移り、その中を縦横無尽に移動し、侵入してきた外敵を翻弄しながら攻撃を仕掛ける。







硬質な鎌状の爪を外敵を引っ掻くように振るう他、尖った腹部の先端からは昏睡作用のある毒を分泌し、粘着性の糸で獲物の動きを封じたところをこの毒で昏睡させて完全に無力化、鋏角を展開して断ち切るように挟み込み、猛毒を与えることで確実に仕留める戦法を好む。
伸縮自在の鋏角は最大の武器であると共に、複雑で繊細な構造故に脆い器官でもあるため、前述の糸や昏睡作用の毒で獲物の反撃を許さない状況に陥れての使用が多いようである。
https://twitter.com/gagieru_seltas/status/1485192665855451140?s=19

しかし、敢えて隙を見せ、油断して接近した相手に不意打ちを仕掛けるように突然鋏角を伸ばして攻撃して来ることもある。

また、長い脚は高い跳躍力を誇り、飛び跳ねて空中から糸塊を投網のように投げたり、獲物目掛けて飛び掛るように攻撃することもある。
巣の中に侵入してきた外敵の頭上で毒液を分泌、直に浴びせて攻撃することもある。
外敵から反撃を受けて怒ると複眼は赤く染まり、腹部の裏側には赤い紋様が浮かび上がる。
怒りに燃える影蜘蛛はより素早くダイナミックな動きで外敵を翻弄し、糸と毒で確実に動きを封じようと苛烈に襲いかかる。

なお、時折巣を放棄して大移動することがあり、そうした移動の最中に思いがけず遭遇して襲われたという事例もある。

これらの事から、ギルドでは本種の危険度を桃毛獣と同程度としており、影蜘蛛を制する事はハンターとして一定の実力の証明となるとされる。




・利用

ネルスキュラの外殻は毒々しい模様こそ入っているものの、鮮やかな乳白色の色合いの美しさから女性からの人気が高く、高級品として扱われている。
特に重厚な外殻は、その美しさと武具需要の高さから高値で取引される。
鋏角は猛毒によりその扱いは非常に難しいが、その伸縮自在の仕組みは武具に応用され、今までにない構造の武器や防具の生産を可能にした。




影蜘蛛の素材は軽く加工しやすいため、その素材用いた防具は機能美と機動力を両立した工房の意欲作とされ、精密作業を行う観点から設計された緻密な構造は指先の細かな所作を武器に伝える事ができる。

また、薄く研磨されていながらも堅牢な軽い装甲は軽快な動きを妨げず、その見事な曲線美や施された装飾は気高き騎士道の象徴とされる。



ネルスキュラの鋭い爪や甲殻を素材とした武器は柔軟性と高水準の斬れ味を兼ね備え、硬い甲殻もバターのように両断し、傷口から毒を与える設計となっている。


また、ネルスキュラの独特でシャープな形状の体型を参考にしたオブジェが考案された例もある。ネルスキュラそのものを愛好する好事家も1部にはおり、そうした者が観察目的で狩猟を依頼する例も僅かながら存在する。
・ソース
MH4G
MHXX

ハンター大全4pg.55. 106
モンスターハンター発想の法則 メインモンスター誕生秘話 pg.129〜130

https://youtu.be/0DlTuxMVdp8



鋏角種の書 衛蜘蛛 ハゼヒバキ

2023-07-10 10:45:16 | 鋏角種




「衛蜘蛛」
ハゼヒバキ
Pyrantula
鋏角種
鋏角目 ヤツカダキ科
全長約135.06cm
・狩猟地
城塞高地、溶岩洞
・概要、特徴
溶岩洞や城塞高地に生息する小型の鋏角種で、熾妃蜘蛛ヤツカダキ亜種の幼体である。
亜種関係であるツケヒバキとは異なり、朱色の糸を纏っているのが特徴。
この糸は耐久性に優れ、たとえ爆発のような大きな衝撃を至近距離で浴びても大きくダメージを軽減し、ハゼヒバキが致命的なダメージを受けることは殆どない。
また、この糸にはハゼヒバキの爆発性の体液が染み込んでおり、糸が何らかの理由で着火すると蓄えられた爆発性のガスに引火して爆発を引き起こす。

・生態
親であるヤツカダキ亜種に付き従い、巧みに連携を取ることから「衛蜘蛛」とも呼ばれる。
ヤツカダキ亜種の縄張りで単独でいることも目撃されるが、殆どの行動は親に依存しているため、ツケヒバキと異なって活発に歩き回る様子は見られない。

・危険度、戦闘能力

縄張りへの侵入者に対しては非常に攻撃的で、体内に蓄えた爆発性のガスを周囲に噴出して攻撃する。

しかし、単独で行う攻撃はそれのみであり、糸を吐いたり火炎放射を行うのは親からの司令が無ければ行わない。

また全身に纏う糸の性質から、親のヤツカダキ亜種は爪を打ち鳴らして火花を発生させることでハゼヒバキに繋いだ糸を通して爆轟を伝え、爆発を引き起こすことで攻撃に利用する。
ヤツカダキ亜種の狩りに使役されてのことであるが、堅固な甲殻を持つ赤甲獣ラングロトラを張り付いたハゼヒバキ数匹の誘爆だけで仕留めている様子が確認されている。

・利用
ハゼヒバキから得られる爆発性の体液が染み込んだ糸は扱いが難しいものの、強烈な爆発にも耐えうる非常に耐久性に優れた素材であり、耐火性に優れた防具や強力な爆破属性をもつ武器の素材として利用される。

・ソース

MHR:S