「泡狐竜」
ヌシ・タマミツネ
Apex Mizutsune
海竜種
海竜目 海獣竜亜目 泡狐竜下目 タマミツネ科
全長約1978.66〜2748.15cm
・狩猟地
大社跡、水没林、寒冷群島、密林など
・概要、特徴
百竜夜行となって群れを成している過程で、それを統率するに至ったタマミツネの特異の個体。
広い縄張りと屈強さを併せ持ち、熾烈な生存競争を潜り抜けた結果、周辺のモンスターを支配するほどの影響をもつ。
百竜夜行においては群れを率いて現れること、歴戦を経た傷だらけの恐ろしい威容を持つ事から、畏怖の念を持って「ヌシ(主)」と呼ばれる。
全長はあの天眼に匹敵するほど大柄な体格であり、純白だった全身の鱗は闇色に染まっている他、菫色だった体毛も青黒く変色している。
また、まるで嵐に巻き込まれたかのような傷跡が全身に見られ、その傷跡の影響か、本個体は常に怒りと恐怖に支配された様な振る舞いを見せ、放つ咆哮も震えるような響きを伴う。
https://twitter.com/gagieru_seltas/status/1493546578933518336?s=19
タマミツネ種の特性である感情や体調に伴う体色の変化でも、興奮するとヒレは鮮烈な紅になり、全身に刻まれた傷跡も痛々しく浮かび上がるなど、より悍ましい外見となる。
・危険度、戦闘能力
百竜夜行を率いること、通常個体を遥かに上回る強大な戦闘能力からカムラの里では大型古龍に匹敵する危険度と見なしている。
また、本個体の尾は通常個体と比べてもより著しく発達しており、そこから繰り出される執拗な攻撃は『相対する者の希望も闘志も水泡に帰す』と評される。
更に罠や操竜への耐性を有しているなど、通常個体とは異なる特性を獲得している。
通常個体の時点でも脅威であった水流ブレスだが、本個体は時には2足で立ち上がって上体を起こし、仰け反った姿勢で周囲を薙ぎ払うという行動も確認されており、その攻撃範囲と破壊力は特記に値する。
通常個体とは異なり、本個体の分泌液は爆発性を持ち、青や橙色の泡は触れると凄まじい勢いで炸裂する。そうなると爆ぜた勢いで吹き飛ばされるのみならず、鬼火や爆破といったやられを発症してしまう。
その事から、青白く光る無数の狐火が暗夜を煌々と照らす様に見とれた愚か者達は、二度と目の覚めない夢幻へと導かれるという。
・食性
通常種と同様だが、主な捕食対象はサシミウオではなくチャッカツオとなっている。
前述の爆裂する性質の泡はチャッカツオに含まれる発火する成分に由来すると推測される。
https://twitter.com/gagieru_seltas/status/1493548607542206468?s=19
・利用
タマミツネ特有の滑液も特殊なものに変質し、どんな死地もほんの数滴で泡沫の海に変えるほど強力な作用を秘めており、「ヌシの泡立つ滑液」と呼ばれる。
その為、通常個体のそれとは区別して扱われており、カムラの里では特殊な武器の作成に使用される事がある。
・ソース
MHR:S
モンスターハンターライズ 公式設定資料集 百竜災禍秘録