秋津蛉のモンスターリスト

モンスターの生態に関する情報に特化したブログです。
モンスターの生態を写真、動画を交えて紹介します。

海竜種の書 泡狐竜 ヌシ・タマミツネ

2024-03-09 22:02:11 | 海竜種










「泡狐竜」
ヌシ・タマミツネ
Apex Mizutsune
海竜種
海竜目 海獣竜亜目 泡狐竜下目 タマミツネ科
全長約1978.66〜2748.15cm










・狩猟地
大社跡、水没林、寒冷群島、密林など
・概要、特徴
百竜夜行となって群れを成している過程で、それを統率するに至ったタマミツネの特異の個体。
広い縄張りと屈強さを併せ持ち、熾烈な生存競争を潜り抜けた結果、周辺のモンスターを支配するほどの影響をもつ。
百竜夜行においては群れを率いて現れること、歴戦を経た傷だらけの恐ろしい威容を持つ事か、畏怖の念を持って「ヌシ(主)」と呼ばれる。






全長はあの天眼に匹敵するほど大柄な体格であり、純白だった全身の鱗は闇色に染まっている他、菫色だった体毛も青黒く変色している。
また、まるで嵐に巻き込まれたかのような傷跡が全身に見られ、その傷跡の影響か、本個体は常に怒りと恐怖に支配された様な振る舞いを見せ、放つ咆哮も震えるような響きを伴う。
https://twitter.com/gagieru_seltas/status/1493546578933518336?s=19
タマミツネ種の特性である感情や体調に伴う体色の変化でも、興奮するとヒレは鮮烈な紅になり、全身に刻まれた傷跡も痛々しく浮かび上がるなど、より悍ましい外見となる。











・危険度、戦闘能力
百竜夜行を率いること、通常個体を遥かに上回る強大な戦闘能力からカムラの里では大型古龍に匹敵する危険度と見なしている。
また、本個体の尾は通常個体と比べてもより著しく発達しており、そこから繰り出される執拗な攻撃は『相対する者の希望も闘志も水泡に帰す』と評される。
更に罠や操竜への耐性を有しているなど、通常個体とは異なる特性を獲得している。
通常個体の時点でも脅威であった水流ブレスだが、本個体は時には2足で立ち上がって上体を起こし、仰け反った姿勢で周囲を薙ぎ払うという行動も確認されており、その攻撃範囲と破壊力は特記に値する。







通常個体とは異なり、本個体の分泌液は爆発性を持ち、青や橙色の泡は触れると凄まじい勢いで炸裂する。そうなると爆ぜた勢いで吹き飛ばされるのみならず、鬼火や爆破といったやられを発症してしまう。
その事から、青白く光る無数の狐火が暗夜を煌々と照らす様に見とれた愚か者達は、二度と目の覚めない夢幻へと導かれるという。


・食性
通常種と同様だが、主な捕食対象はサシミウオではなくチャッカツオとなっている。
前述の爆裂する性質の泡はチャッカツオに含まれる発火する成分に由来すると推測される。
https://twitter.com/gagieru_seltas/status/1493548607542206468?s=19


・利用
タマミツネ特有の滑液も特殊なものに変質し、どんな死地もほんの数滴で泡沫の海に変えるほど強力な作用を秘めており、「ヌシの泡立つ滑液」と呼ばれる。
その為、通常個体のそれとは区別して扱われており、カムラの里では特殊な武器の作成に使用される事がある。
・ソース
MHR:S
モンスターハンターライズ 公式設定資料集 百竜災禍秘録



海竜種の書 天眼タマミツネ

2024-03-08 21:27:38 | 海竜種












「天眼」
天眼タマミツネ
Soulseer Mizutsune
海竜種
海竜目 海獣竜亜目 泡狐竜下目 タマミツネ科
全長約2307.07〜2792.77cm





・狩猟地
渓流、霊峰、原生林、密林
・概要、特徴
老成した泡狐竜タマミツネの特殊な個体。
生存競争の果て、宿敵との戦闘によって両目に深い傷が刻まれ、視力を失っている。

その為、本来であれば淘汰される存在だったものの、泡を用いた感応力を著しく発達、特化させることで全盲という致命的な障害を補い、そればかりか規格外の力を獲得して生き残った



それによって感覚器である頭部のヒレや体液などにも独自の発達、変化が見られ、戦闘時は武器となる爪や尻尾もより大きく発達している。
特に爪は外側の2対が長大に伸びており、雷狼竜の前脚のように普段は上向きに折り畳んでいる。
なお、両目の他にも頭部のヒレも一部が欠損している。
本個体は老齢であるため、通常個体のように繁殖期に活発化することは無い。


そのため、雌へのアピールのために身繕いを行うことも無く、結果として戦闘中に行われるもの以外で身繕いを行うことは殆ど無いため、尾や前脚の体毛は白く固まって普段は硬質化している。
噂においては、閉じた眼の内に執拗な恨みの炎が渦巻き、泡に捕らわれし者は二つ名たる「天眼」の真なる意味を知る、とされる。
二つ名持ちの例に漏れず、ギルドではこの個体について特別措置を設けており、特別な許可を得なければ狩猟に向かうことは許されない。


・危険度、戦闘能力
年老いた個体であるため、普段は泡を縄張りに撒き散らし、静かに眠って過ごしている場合が多い。







しかし、これは泡を用いて常に周囲を警戒してのものであるため、何者かが泡に触れるとその割れた音や臭いなどによってその存在を感知し、直前まで熟睡中だったとしても即座に興奮状態に突入、即座に排除すべく激しく暴れ始める。
二つ名持ちの例に漏れず、その危険度は通常個体を大きく上回る。
臨戦態勢に入ると口から赤色の泡を吐き出し、毛繕いによって前脚や尻尾に付着させることで、攻撃と同時に大量の泡を相手に付着させる。
https://twitter.com/gagieru_seltas/status/1493002492233191429?s=19
こうして外敵の動きを泡によって読み切り、まるで見えているかのように正確に攻撃を仕掛ける。






目を覚まし、興奮状態に入ると筋肉を活性化させるために急激に体温を上昇させ、その結果目の周りについている分泌液は蒸発、傷ついた目からは青く輝く水蒸気が立ち昇り、陽炎の如く妖しく揺らめく特異な容貌となる。
この青く輝く目こそ「天眼」の二つ名の最大の由来であり、この状態は「天眼状態」と呼称される。





通常のタマミツネとは異なる行動の一つとして、口から大きな青い泡を吐く事がある。

狐火泡ブレスと呼ばれるこの泡は、何かに触れた瞬間大きく爆ぜるという極めて危険な性質を持ち、巻き込まれたものを吹き飛ばし、そのまま炎上させてしまう。







また、通常個体には見られなかった攻撃方法として、周囲に小さな泡を多数展開し、外敵の位置を察知した直後に構えをとり、高く跳び上がって背中と尻尾で相手を圧し潰す、また姿勢を低く構えて力を溜めた後、身体をくねらせながら突進するというものがある。
これらの攻撃は絶大な威力を誇り、喰らえばあまりの衝撃に意識を刈り取られる危険性もある。



・食性
通常種と同様だが、主な捕食対象はサシミウオではなく、バクレツアロワナとなっている。
これは、天眼は盲目であるために、感覚器でも捉えられる大きな魚しか捕食することが出来ないため。
狐火泡ブレスの危険な性質も、捕食したバクレツアロワナの爆発性の成分により、体液や泡が変質した結果と推測されている。
https://twitter.com/gagieru_seltas/status/1493003583356211202?s=19





・利用
天眼から得られる素材は見る者触れる者を魅了してしまうほどに美しく、それ等を加工して作られた武具には天眼の魂が宿り、一般的な武具とは異なる特異な性質を得るとされる。
・ソース
MHXX
モンスターハンター発想の法則2 禁忌の書
https://www.monsterhunter.com/xx/3ds/sp/monster/four/01.html



海竜種の書 泡狐竜 タマミツネ

2024-03-07 21:30:40 | 海竜種








「泡狐竜」
タマミツネ
Mizutsune
海竜種
海竜目 海獣竜亜目 泡狐竜下目 タマミツネ科
全長約1677.76〜2356.40cm
全高約520.23cm



・狩猟地
渓流、大社跡、密林、原生林、水没林、寒冷群島、獄泉郷など
・概要、特徴
主に温暖な地域の水辺に生息する大型の海竜種。
美しい純白の鱗、胴体や尻尾を覆う濃紫色の体毛、そして頭部や背中から生える花弁のようなヒレが特徴。
雄の個体が持つヒレは特に立派で、興奮すると血行が良くなって鮮烈な赤色に、疲労すると薄い青といった具合に感情や体調に合わせて色合いが変化する。
https://twitter.com/gagieru_seltas/status/1492354527671951367?s=19
その美しい姿から水面に映る姿は白狐とも赤蛇とも、はたまた蘭の花とも例えられる。


下顎は蛇のように横方向にも開くために大きな獲物でも丸呑みすることができ、牙も内側に向けて生えて獲物が逆流することを防ぐ構造となっている。

また、上顎には水を噴き出す器官が存在する。
海竜種の多くが遊泳や潜行に特化した進化を遂げている中、タマミツネは地上での活動に適した進化を遂げた《海獣竜亜目》というグループに分類される種であり、水辺を縄張りとしてはいるものの、その活動範囲は陸上が大半を占めている。
https://twitter.com/gagieru_seltas/status/1652533963930456065?s=19



そのため、海竜種としては珍しく獣のように腹部を地面から大きく浮かせた体勢で歩く他、手足の爪は発達し、肉球も備わっている。






・生態
水棲の海竜種ながら陸上での活動に適した進化を遂げており、運動能力は極めて高い。戦闘においても跳躍して相手の頭上から奇襲を仕掛けたり、回り込むように外敵の攻撃を回避する等、非常に俊敏且つ柔軟な動きを見せる。
この運動能力と後述の能力により、水辺から離れた場所でも不自由なく行動し、森林地帯で休息したり、起伏の激しい地形も驚異的な跳躍力で容易く跳び越えてしまう事が可能。
https://twitter.com/gagieru_seltas/status/1492384020432232450?s=19
雌の個体は雄と異なってヒレは小さく、幼体と共に群れを形成して暮らしており、人里に姿を見せる事はほとんど無く、調査対象となった例も僅か。
https://twitter.com/gagieru_seltas/status/1652138096904007680?s=19








幼体は成熟すると雌であればそのまま群れに残るが、雄の場合は群れを離れて単独で暮らすようになり、繁殖期にのみ群れに加わって子供や巣の防衛を担う。
基本的には大人しい性質であり、ギルドでもさほど警戒することは無いモンスターであるが、繁殖期になると縄張りの確保のためか雄は非常に神経質になり、漁師や渓流付近の村に大きな被害を齎す事もあるため、そうした時期の出現時にはギルドでも警戒を強める。







口内や全身の特殊な腺から潤滑性のある特殊な体液を分泌し、適度な水分を保つ事で乾燥に弱い身体を守っている。
この潤滑液と舌や体毛を擦り合せる事で泡を生み出すことから「泡狐竜」とも呼ばれる。
鱗の不規則な形状はこの泡を纏いやすくするためのもので、紫色の毛も乾燥時は硬くごわごわしているが、泡を介して分泌液が浸透すると、絹のようなさらりとした触感に変わり、湿潤を保つようになる
この体毛の手入れのために側面が櫛状になった鉤爪で梳く習性を持ち、縄張りで爪研ぎをする様子も観察される。
https://twitter.com/gagieru_seltas/status/1492353876430786560?s=19
この泡は乾燥のみならず外敵からも身を守る役目を果たしており、タマミツネは眠る際に周囲に泡を配置、そしてその位置を記憶しており、その泡が割れる際に発生する大気中の振動をヒレで感じ取る事で、眠っていても縄張りへの侵入者を察知する事ができる。


また、耳は頭部のヒレの後ろにあるため後方からの音にも敏感。






外敵から逃走する際には潤滑液で地面との摩擦を減らすことで機動力を得て逃走、また逆に外敵の足元を掬って身動きを封じる。
なお、タマミツネ自身は鋭い鉤爪がスパイクの役割を果たして泡面でも自在に旋回する事が可能であり、よほど疲労していないるか爪が欠損していない限りは泡に足を滑らせてしまう事は無い。
この泡のトラップには怪我をしたような演技で敵を嵌める事もある他、泡を利用したタマミツネは縄張りが重複しやすく対峙する機会の多いジンオウガの連続攻撃すら寄せ付けないほどの機動力を誇り、その神楽を舞うが如き動きは『妖艶なる舞』とも評される。
https://twitter.com/gagieru_seltas/status/1481963142708031489?s=19
外敵との戦闘の際、タマミツネは主にこの泡と機動力を最大限に活かし、攻撃を避け続ける事で相手を徐々に消耗させていく戦法を好み、真正面からぶつかりあうような戦闘は避ける傾向がある。
また、獲物を捕食するための狩りにおいても同様に泡を用いる。





口から吐き出す泡は目の下あたりにある「泡液ぶくろ」という腺を舌で刺激して液体を分泌した後、まるでガムを膨らませるようにして泡にして吐き出す。
体表の泡は、全身にある腺から分泌した液体を、洗濯板のような窪み状の鱗に溜めて、それを毛や地面で擦って泡立たせていることで生み出している。
なお、タマミツネの分泌する泡の中には稀に赤色や緑色に色づいた特殊なものが見られる場合がある。
これは潤滑液に餌の魚及びその体内に含まれている茸や苔、植物の種子から摂取した栄養分の一部が混入したもので、特殊な色合いに見えるのもその栄養分の色素に由来するものである。
このような泡には浴びた生物の傷を癒す滋養性や、攻撃能力を上昇させる効果が含まれている。
タマミツネの分泌する体液や泡には毒性などは確認されておらず、少量であれば摩擦を奪われることも無いので、狩猟時にはこれを利用する事もできるのではないかと推測されている。
また、体毛の色味や個体の興奮性も食性の影響を受けるという。
https://twitter.com/MH_Rise_JP/status/1352799598062931968?s=19
・食性
肉食性。巨体を維持するために食欲は旺盛で、海川の魚を捕食する様子が観察されており、サシミウオなどを丸呑みにする。
https://twitter.com/gagieru_seltas/status/1492353476717776899?s=19
https://twitter.com/gagieru_seltas/status/1652535125689901056?s=19
・危険度、戦闘能力
外敵の存在を察知すると、思わず立ちすくんでしまうほどの音量で甲高い咆哮を上げて威嚇を行う。
https://twitter.com/gagieru_seltas/status/1492355342713327617?s=19
https://twitter.com/gagieru_seltas/status/1492354927150075907?s=19





性質は大人しく、普段は人里に被害を齎すような危険なモンスターではないものの、繁殖期などは気性が荒くなり、ギルドにも狩猟依頼が寄せられる事がある。
泡を巧みに使った戦法は対策無しでは一方的に翻弄されかねず、生半可なハンターではタマミツネの舞を遮ることは不可能とされる。
戦闘能力も決して侮れるものではない強大なものであるため、ギルドでは危険度を雷狼竜や斬竜に匹敵するとしている。




狡猾な性格から自らと相手どちらかが優位であるかを常に意識して動き、外敵との戦闘では、泡を怪火の群れの如く立ち上らせ、相手の自由を奪ったところに水流のブレスを噴射、広範囲をまとめて薙ぎ払う。
https://twitter.com/MH_Rise_JP/status/1351377521783177220?s=19





タマミツネ最大の武器は、艶やかな体毛に覆われた大きな尻尾である。
その豊かな体毛によって柔らかな印象を受けるが、その実非常に強靭であり、タマミツネの柔軟且つ俊敏な動きの中で振るえば、生半可な防具では到底受け止めきれない絶大な破壊力を叩き出す凶器となる。
しかし、外敵と鉢合わせてもいきなり本領を発揮して排除しようとはせず、最初は咆哮による威嚇や牽制程度の攻撃で相手の出方を窺うなど本来は無駄な争いを避ける。





逆に相手が立ち退かない場合は、前述した戦法を主軸に美しくも荒々しく攻撃を仕掛け、舞うように仕留めるのである。











・利用
タマミツネの素材を利用した防具には、適度な量の泡を自ら産出して行動の負担を減らしたり、摩擦を減らす事で相手の攻撃を受け流しやすくしたりする力が秘められている。
また、その装備の外観はかつて三国一の御両人のため、神職にある織女が百夜を掛けて織り上げた婚礼装束を模している。
https://twitter.com/MH_Rise_JP/status/1356183759167520768?s=19
タマミツネの素材を利用した武器は名のある士や姫の遺した雅なる武器を象っており、災いを退け、恒久の安寧への願いが込められているとされる。
鱗は透明に近く、それが層を成してわずかに凹凸を作り、水晶のように光を拡散する。その七色の煌きは、お守りや観賞用としても人気が高い。
最大の特徴である「泡」を成す特殊な腺液は、泡の滴とも滑液とも呼ばれ、触れた水を無色透明の泡に変えることから、あらゆる穢れを落とすとされ、上質なものは神事にも用いられる。
また、ある地域にはタマミツネそのものの動きから着想を得た伝統的な舞いの流派が存在するという。



・ソース
MHXX
MHR:S
モンスターハンター発想の法則2 禁忌の書
モンスターハンターライズ 公式設定資料集 百竜災禍秘録



海竜種の書 氷人魚竜 イソネミクニ亜種

2024-03-06 21:34:09 | 海竜種










「氷人魚竜」
イソネミクニ亜種
Aurora Somnacanth
海竜種
海竜目 海竜亜目 人魚竜下目 イソネミクニ科
全長約1359.59〜1931.25cm
全高約617.27cm





・狩猟地
寒冷群島、城塞高地
・概要、特徴
冷たい海域の沿岸部に位置する寒冷地に生息する、人魚竜イソネミクニの亜種。
軌跡に舞う氷が光に照らされ、幻想的に輝く様子から別名を「氷人魚竜」 という。
全身から著しい低温を放出しており、その冷気によって自身の周囲を凍らせる。
雪花を思わせる柄が美しい純色の髪ヒレには冷気によって霜がついており、頭部を隠す幕になっている他、興奮に伴って全体がオーロラのように輝く。
通常種から変質を遂げた鱗も表面に冷気を纏っており、 風に吹かれると微かに粉雪が舞う。
鱗が変質して硬化した甲殻は鱗よりも堅固で、著しい冷気で芯まで凍っている。
通常種と異なり、口や喉元のエラからは眠り粉ではなく強力な冷気を放出する能力を持つ。






・生態
自身が放つ冷気によって氷盤と化した縄張りで身体を滑らせて移動し、獲物に対して回り込んでは反応を誘い、疲労困憊に追い込む立ち回りを得意としている。
その生態から生息圏は寒冷地に限られるために外敵は少ないが、縄張りに踏み入った者に対しては容赦しない。
特に冷気を乱す炎熱を嫌う傾向があり、傘鳥アケノシルムを執拗に追い回したとの報告がある。
自身が放つ冷気によって氷盤と化した縄張りを自由自在に滑走し、獲物を追い詰める。
通常種は咽喉から噴出する眠り粉が特徴であったが、 亜種は氷塊や冷気のブレス等による獲物への直接的な攻撃を好む。
発見例は寒冷群島と城塞高地の一部で通常種よりも限定的となっていることから、 主に水中、水上を生息圏とするイソネミクニから、特に寒冷地での氷上における生存に適した個体へ派生したものと考えられる。
https://twitter.com/gagieru_seltas/status/1571701550078394370?s=19
通常種同様に髪ヒレを鉤爪で梳くようにして身繕いをする行動が観察されるが、これも通常種では必ず水上で行っていたのに対して亜種では必ず陸上で行うなど、生態には差異が見られる。
https://twitter.com/gagieru_seltas/status/1571693772521738240?s=19
さらに、通常種は浅い水域を移動する際には背泳ぎで周囲を警戒しながら遊泳する様子が観察されていたが、本亜種はそもそも浅い水域を遊泳する様子自体が観察された事がなく、通常種と比較して陸上に強く適応しているものと推測される。

それでも完全に陸上だけで生活する訳では無いようで、海でアイルーが本亜種を釣り上げたという例もある。
なお、寒冷群島では通常種同様に縄張りで歌うように鳴いている姿が目撃されているが、そのメロディは通常種の歌に酷似しているものの、音程に差異が認められる亜種独自のものである。
https://twitter.com/gagieru_seltas/status/1571694933127626754?s=19
・食性
肉食性。
通常種同様にサシミウオを主に食べるが、陸上で小型モンスター捕食する様子も確認されている。
https://twitter.com/gagieru_seltas/status/1571696425297383425?s=19
・危険度、戦闘能力
通常種は様々な性質を持つ二枚貝類を用いた攻撃方法を持っていたが、イソネミクニ亜種にはそうした生態は確認されておらず、縄張りに侵入してきた外敵との戦闘では冷気を放出する氷ブレスや、華麗な体術から繰り出す肉弾戦が主体。
https://twitter.com/MH_Rise_JP/status/1528207329455669248?s=19









水棲の海竜種でありながら、このように陸上でも俊敏に「泳ぐ」事ができるのは、自身が放出する冷気によって地面を凍らせ、その上を滑るようにして移動しているため。
この移動方法を応用し、髪ヒレや尻尾を身体ごと振り回すことで豪快且つ痛烈な攻撃を繰り出す。
通常種同様に髪ヒレは振り回すことで棘を射出する性質を持つが、この棘も鋭利な霜に覆われており、命中した相手を傷口から凍傷に陥れる凶器である。
戦闘で興奮すると髪ヒレはオーロラを思わせる紺と紫の入り交じる美しい色に輝くが、その美しさに見惚れれば骨の髄まで氷漬けにされた上で鋭い一撃の餌食となるのは必至だろう。



特に粉雪を振りまき、そして特殊な咆哮を合図に広範囲に冷気の爆発が次々と発生していく冷気拡散大炸裂は、イソネミクニ亜種の繰り出す技の中でも最も強力かつ広範囲に渡って冷気が炸裂する大技である。
これらのことから、ギルドでは危険性は氷牙竜と同程度と判断しており、狩猟には厳しい制限が設けられている。






・利用
イソネミクニ亜種の素材は霜を纏って凍りついており、その性質から凍殻、凍鱗と呼ばれる。それらの素材を用いた装備は凍ると鉄よりも硬くなるヒレ、凍てつく鱗などを加工して作られ、冷気を遮断し、吹雪の中でも寒さを感じず活動できる。
更に攻撃を受けた際の衝撃に反応して凍りついて硬化する稀有な特性を持ち、純氷より硬く衝撃を受け流す性質から防御性能は極めて高い。
https://twitter.com/MH_Rise_JP/status/1529010562503524353?s=19
氷人魚竜の素材を用いた武器は吹雪の夜に現れるとされる悪鬼の腕や異形の面を模しており、一部ではその武器を構えると微かな叫び声が聞こえ、所有者の心をも凍てつかせるとも伝えられている。
・ソース
MHR:S
HAUNTING OF THE SUN モンスターハンターライズ:サンブレイク 公式設定資料集



海竜種 人魚竜 イソネミクニ

2024-03-05 21:18:14 | 海竜種








「人魚竜」
イソネミクニ
Somnacanth
海竜種
海竜目 海竜亜目 人魚竜下目 イソネミクニ科
全長約1359.59〜1931.25cm
全高約617.27cm
・狩猟地
水没林、寒冷群島、溶岩洞など



・概要、特徴
滑らかな線を描く山吹色の鱗に覆われた細長い身体、夜の海を思わせる淡い紫色の髪ヒレが美しい大型の海竜種。
水棲傾向が強く、全身に発達したヒレを備えている他、甲殻も水を切って泳ぐのに適した鋭利な形状をしており、眼も魚竜種のように厚い瞬膜のような鱗に覆われている。
華奢で美しい体躯ながら甲殻は触れば切れる鋭さ、髪ヒレには多数の棘がびっしりと生え、人が抱きしめられようものなら全身を切り刻まれた骸となって水面に浮かぶという。
山吹色の鱗は水分を帯びることで艶やかさを増す性質を持ち、艶麗な髪ヒレは外敵と対峙すると大きく展開される。



興奮時には髪ヒレの赤みが増し、まだら模様が浮かんで見えるが、この模様は海底に葬った者の魂という噂もある。髪ヒレは人魚竜の感情によって硬度が変化する他、抜け落ちた棘はすぐに生えてくる。






・生態
餌となる魚介類が豊富な海域に生息し、特に寒冷群島の冷たい海を好む。
同地では同じく水場に生息するヨツミワドウと縄張りを巡って争う事もある。
尻尾で直立することができ、月明かりにその後ろ姿を見た旅人が磯に女性が佇んでいるのかと見間違えた逸話から、「人魚竜」の異名が付いた。
その名に違わず発達した全身のヒレを使い、水中を優雅に、そして自在に泳ぎ回る高い遊泳能力を有する。






水中では仰向けに遊泳し、魚などを捕食しながら好物の貝を探す。
大きな鉤爪で砂の中の貝を探り当てると、海面に仰向けの状態に持ち、手のひらの硬い甲殻を使って叩き割って食す。

鉤爪は身繕いにも用いられ、髪ヒレを梳くように用いる様子も観察されている。
https://twitter.com/gagieru_seltas/status/1602264413033369600?t=3zVxcFO46o-wv3mRVUuvWA&s=19
甲高い鳴き声の他に甘くすすり泣くような声を出すことがあり、この響きを遠くに聞いた調査員が人魚の声は悲運を招くという伝説と重ねて「黄泉の歌姫」と形容している。
https://twitter.com/gagieru_seltas/status/1491966968353550339?s=19
その鳴き声は鳴いているというより「歌っている」と表現するに相応しく、
https://twitter.com/gagieru_seltas/status/1491967287456272389?s=19
地域ごとに異なる曲調であることが観察記録から判明している。
https://twitter.com/gagieru_seltas/status/1491967562187378689?s=19
しかし、そのような神秘的で妖艶な印象とは真逆の獰猛な性格をしており、縄張りで遭遇した者には容赦のない攻撃を仕掛ける。
https://twitter.com/gagieru_seltas/status/1491959341930344449?s=19
陸上では伏せて腹這うが、縄張りに入り込んだ外敵を発見すると蜷局を巻いて全身を起こす。そして首筋のエラや尻尾の付け根から眠り粉を振りまき、昏倒させて喰らう。







薄暗い洞穴でイソネミクニと遭遇した記録によれば、口腔や首筋、尾の付け根にある無数のエラが蒼白く光っていたという。
その正体はイソネミクニの睡眠作用のある分泌液に反応した、高濃度のバクテリアによる光である。
イソネミクニが好んで捕食する大型の二枚貝には睡眠性の物質が含まれており、これが体内に蓄積・分泌され、微生物と反応して粉末状になったものが発光しているのである。



この体内に溜めている睡眠作用のある粉は乙女の涙のよう、とうたわれ、これをエラから霧のように勢いよく排出し、獲物の粘膜に触れさせ昏倒させる。
水辺に集まるモンスターとの縄張り争いでは、眠り粉で相手を眠らせてその隙に泳ぎ去った、貝を叩き割って強烈な閃光を放ったと思ったら姿を消したといった目撃例もある。
相手が強いモンスターであったり、いま争うのは不利とみると、逃走を選ぶ知恵も併せ持っているようだ。
https://twitter.com/gagieru_seltas/status/1491965036394270721?s=19



・食性
肉食性。
二枚貝類を主要な餌としており、硬い鱗で覆われた腹部に貝を叩きつけ、殻を割って中身を食べる。
二枚貝類以外では魚類を捕食する様子が確認されており、サシミウオを好んで捕食する。
https://twitter.com/gagieru_seltas/status/1597142327763795968?s=19
・危険度、戦闘能力
外敵と対峙すると甲高い鳴き声を上げて威嚇行動をとる。
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髪ヒレは大きく振り回して周囲の敵を薙ぎ倒したり、首を振るい髪ヒレの一部を矢のように投擲する。
この髪ヒレの矢を受けると気絶してしまう可能性が高く、睡眠性の息吹同様に危険度が高い。
前脚には鋭利な鉤爪や刃物のように薄く鋭いヒレをもち、接近戦においてはこれで外敵を引き裂く。







また、強靭な尾で飛び上がったり身体をくねらせて高速で泳いで突進を仕掛けることもある。
しかし、イソネミクニ最大の武器は、前述の「眠り粉である。

外敵に向けてこの眠り粉が大量に含まれたブレスを放ち、動きを鈍らせた隙に強烈な一撃を叩きこんで仕留める戦法を得意とする。





眠り粉は自身を中心に環状に放つ、相手の周囲を仰向けで泳ぎ周りながら振り撒く、周囲を薙ぎ払うように吐き出すなど様々なバリエーションで用いてくるが、いずれも振り撒く範囲は広く、外敵を逃さず昏倒させて深海のように深い眠りへ誘う。

また、餌とする貝類を攻撃に利用することもあり、衝撃に反応して強烈な閃光を放つものや、爆発性を持つものを取り出して使う。
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戦闘で傷つくと回復効果のある二枚貝を割って傷を癒すこともある。
これらの多彩な戦法から、ギルドでは危険度を飛雷竜と同程度としている。
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・利用
イソネミクニから得られる甲殻はその鋭利な形状から、その特性を活かして防具に加工することで攻撃を仕掛けた側も傷を負うような危険さが魅力の逸品となる。
そうした装備は青白い発光が隙間から覗く面妖さが古の占い師を思わせ、この装備を身に着けた者と対峙すると心を見透かされたような感覚に陥ると噂されている。
また、水の抵抗を受けにくい流線形の鱗から美しい輪郭と色合いが特徴で、この人魚竜の素材を追い求めるあまり深海を彷徨うハンターも少なくないという。
他にも、鉤爪は武具だけでなく農具などにも利用される。
人魚竜の素材を用いた武器はその情念を宿すとされ、獲物に付けた傷口に眠気を誘う眠り粉を擦り付け、覚めない悪夢へ誘うという。
・ソース
MHR:S
モンスターハンターライズ 公式設定資料集 百竜災禍秘録
HAUNTING OF THE SUN モンスターハンターライズ:サンブレイク 公式設定資料集