酔拳に憧れて

僕が小学校の頃、憧れた存在はブルース・リーでした。

あの逆三角形の体と武術に憧れ映画を見ては

「アチョー」

と学校で言ったことを思い出します。

もう一人がジャッキー・チェンです。

特に「ドランクモンキー・酔拳」に衝撃を受けました

ブルース・リーが始めから強いのに対して
ジャッキーは弱いところから徐々に強くなる所に
共感しました。

中でも鍛えられるシーンで
面白い場面や真剣な場面と盛り沢山です

↑の写真にあるように体に湯呑や物を置いて
動けなくする場面を見て

僕も真似がしたくなり、
小学5年の頃に小学1年の弟に試してみました。

手頃な物がなくて
近くにあった鉄アレイを弟の肩に乗せました。

予定では、動けなくなるはずが
弟は止まらずに動いたために
足の甲の上に落ちてしまい弟は

「ウギャー」

と泣き叫びました

オカンがすぐに飛んできて

「あんた、何考えてんの」

と激怒されました

骨は折れてないようで助かりましたが
メッチャ怒られてヘコんでいました

ここで得た教訓

「いくらジャッキーが好きでも
鉄アレイは人の肩に乗せてはいけない」

と学んだ小学５年の冬でした

皆さんは、絶対に真似をしないでください

恐怖のU君３

小学６年になった頃、
みんなＵ君が卒業したことを喜んでいましたが

「中学になると、又、Ｕ君がいてるな～」

と心配になったものでした

その後、Ｕ君が鑑別所に入れられ、
隣町にへ転校したと聞いて
歓喜していました

しかし、時は流れ中学２年になったある日
学校から帰ろうとしたら

友達が慌てて走ってきて

「ヤバイ、表にＵ君がきてるぞ
しかも、ややこしい子分みたいなんも何人か連れてきてるぞ」


と言いました。

「うわ～嫌やな～会いたくないな～」

とみんなで言ってました。。

こっそりと、みんなで見に行くと、更に背が伸びたＵ君が見えました。

なんと、白のスーツにサングラス、
オールバックという
エルビス・プレスリーかドラマ「スクールウォーズ」に出ていた
番長の水原の初登場のシーンかという服装をしていました
↑今思えばこんな服装をしている中学２年ってどうなんでしょう

３人の隣の中学の子分もみんな悪そうで、
今出て行くとヤバイという事になり
少し様子を見ていました。

違う友達の情報では1つ上の学年のＷ君が
Ｕ君にすでにシバかれたという情報も入ってきました。

しばらくして、姿が見えなくなったので
急いで帰り、細い路地に入ると
なんとＵ君軍団と出会ってしまったのです

Ｕ君は「おまえら、金出せ」
と低い渋い声でカツアゲをしてきたのです。

咄嗟に友達が「ないです」と言うと
「そしたら、ジャンプしてみろ」
（当時の定番フルコースです）
と言ってきました。

ジャンプするとチャりんチャリンと小銭の音がして

「お前ら、嘘つくな～音してるやんけ」

とスゴンできました

ヤバイと心の中で思ってると、
Ｕ君は、僕らの顔を思い出したのか

「お前ら、俺のこと知ってるか？」

と聞いてきたので
「はい、知ってます。Ｕ君ですよね」
と言うと
「やっぱり、お前らやったんかそしたらええわ」

と間一髪思い出してくれて助かったのでした

その後、じゃあなと手を挙げて
ハリウッド・スターのようにポケットに手を入れて
肩を揺すりながら去っていきました。

あれから、会っていませんが、
今はどうなっているのか興味があります？

まあ大体、予想はつきますが・・・

恐怖のU君２

恐ろしいＵ君台風は吹き荒れていました

相変わらず無茶なプロレス技で
僕ら５年は泣かされるわ

友達のＯ君は首にベルトを巻きつけられ
グルグルと回されて投げられるわと

やりたい放題でした

そんな時にＵ君は
とうとう踏んではいけない蛇の尻尾を踏んだのです

以前紹介した５年最強のＲ君（良かったら見てください）
に手を出したのです。

ヤマちゃん対Ｕ君が
プロレスのスタンハンセンブローザーブロディ
のド迫力ファイトならば

Ｕ君対Ｒ君も中々のドル箱カードです

しかし、Ｒ君には忘れてはいけない
丹下段平のような
本職の強面オヤジさんがいたのです

Ｕ君がスタンハンセンならＲ君のオヤジさんは
キングギドラと言っていいでしょう

レベル違いで小６では相手にもなりません

結果、Ｒ君の家の前でオヤジさんに
ボコボコのボコにされたんです

ベルトで投げ飛ばされたＯ君は身近で見たようで

「やっぱりプロは違うわ～」
と妙な感想を述べていました。

その後、Ｕ君は少し大人しくなり小学校を卒業しました。

しばらくして、Ｕ君が中学に入り入学早々
教師３人相手に大暴れして警官が呼ばれ
その警官相手にも大暴れして鑑別所に送られ
転校したと聞きました

僕らは
「さすがＵ君強烈やな～」
と思いながらも転校を喜んでいました

しかし、僕らが中２になった時に奇跡の対面をするとは・・・・

（次回へ続く）

恐怖のU君

僕らの1つ上にＵ君というそれは恐ろしい先輩がいました
小学５年で身長１６０センチを超え
小学６年で１７０センチを超えていたと思います。

髪はオールバックで恐い恐い人でした

あのキレたら止まらない武闘派のぶっ飛び教師ヤマちゃん（良かったらクリックして見てください）と
Ｕ君が小学６年の時に殴り合いの喧嘩になりＵ君優勢のうちに
先生に止められる事件もありました

同年代から避けられているのか、僕ら５年とばかり遊ぶんです。
しかもプロレス好きのＵ君の相手をさせられるんです

僕らがＵ君にかかっていくのは難しく
必ず誰か一人はＵ君に泣かされるパターンでした！

僕はというと、相手が６年でも関係なく
バンバン投げて攻撃できますが
Ｕ君は怖くてアルマジロのように丸まって
防御に徹していました。

だんだん皆、Ｕ君が怖くて用事を作って
遊びを断っていました。

しかし、Ｕ君は知恵者で
ある日、仲良しの友達が家に遊びに来たので
出て行くと

な・なんと横の壁からＵ君が登場しました

僕らが避けるから友達をダシに使って
遊ぼうとする作戦に出たのです

その後も、５年は被害に合い続けました。

そして、とうとうＵ君に天罰が下る時がやって来るのです

（続く）

鬼監督現る４

5年前、子どもを連れて学校の夜店に連れて行くと
そこにＳ監督が屋台の番をしていました。


子どもを連れて声をかけると
すぐに思い出してくれ

「おおー久しぶりやな！元気にしてたか？」

と答えてくれました。

かつてのパンチパーマにサングラスから
白髪交じりの普通のメガネになって
いいお爺ちゃんになっていました。

監督は「あの頃、オモロかったなー」
と言ってました。
全盛期の監督はフルスロットルで突っ走っていたんでしょう

僕の子どもに優しく声をかけながら
「まだ、あの角の家に住んでんのか？」
と言ってくれました。

かつて、よくズル休みしては野球仲間３人と家で遊んでました。
練習後に監督が家を訪ねてくるんです。

３人＋オカンに説教かまされるんです

監督が帰ってから僕らは

「しかし、なんでここにいるってわかったんや？」

と言ってるとオカンは

「そら、わかるがなあんたらの自転車３台とまってるやん」

と言われました

今思うとホンマにアホ丸出しでした

でも、監督もまだ家覚えてたんですね～

監督に子どもを見せれて嬉しかったです

色々あったけど‥
ホンマ良い時代でした