バイオダイナミック（ビオディナミ）とは、バイオダイナミック農法のことで、太陽、月、惑星と地球の位置関係から製法する方法です。土壌や生命体の成分及び気象等に与える影響を重視して、種まき、苗植え、耕うん、調合剤の準備や施肥、収穫などの時期を天体の動きにあわせて選択します。
星座の位置によって決めていきます。
ルドルフ・シュタイナー（1861-1925）ニコラ・ジェリークリスチャン・デュクロワ近代農業は化学肥料使用によって出た弊害に対して、病虫害への抵抗力減少には化学農薬を開発投与し、家畜の健康悪化には抗生物質を投与し、タネの殺菌や防腐処理をしたりしていた為に、1800年代後半から徐々にヨーロッパで普及し始めた燐酸系・窒素系化学肥料の使用により今まで何百年も続いてきた伝統ある農地が次々と不毛の地と化していったことにあります。化学肥料の使用によって1920年までには既に作物の味、病虫害に対する抵抗、家畜の健康、タネの発芽率などが著しく低下するという弊害が出てきて、人智学に親しむドイツの農民達がシュタイナーに助けを求めたののがはじまりです。
自然のリズムとの調和を重んじて健康な土壌作りと植物の組成力増進の達成を図る持続可能な農業の開始となるわけです。
天体の動きや、自然の摂理を無視した事を続けていて、そのしわ寄せがより大きな問題となって浮上してきて、結局は自然からしっぺ返しを喰らう結果となってしまうということに気づき始めたヨーロッパの人々なのです。
その地でバイオダイナミック農法に転換する農家が以前にも増して増えてきたり、遺伝子組み替え作物が強く反対されている理由もわかるような気がします。
我が国は、まだまだ遅い認識なのです。
星の勉強をなさっているみなさま、天宮優の星の世界に訪れたみなさま・・・
私自身の星の世界の背景を少しでも、かいま見て下さいませ。
2005ボジョレー・ヌーヴォー（ジャン・ロレ）
イチゴやラズベリー、バナナのようなトロピカルさも感じさせる香りとヌーヴォーらしいフレッシュな果実味。