The Alan Smithy Band

The band is on a mission.

興奮は細部にあり

2013年01月11日 | ASB活動日誌
ゲームというものには昔は興味はあったような気がする。でも今はすっかり遠ざかってしまった。
最後にゲームを一生懸命やったのはいつだろう、と思い起こしてもよくわからない。

最近はスマホで散々ゲームができるようだが、スマホを持っていても全くゲームをやろうとは思わないなあ。
それにスマホってこんなにバッテリーの持ちが悪いのにいかにも電池を食いそうなゲームをわざわざやろうとは思わないのだ。
あと私ひで氏は平気で人の携帯をガン見するのでスマホでゲームやっている人をよく見るが、携帯のゲームはなんか単純極まりないゲームが多いような気がして見ていて怖い。アル中の人を間近で見ているような怖さがある。

そういう私も小中学生ぐらいのときはいろいろやってみたものだ。

父が新しいもの好きだったのもあってウチのゲーム機導入は早かったように思う。
これは以前にも書いたことがあるが、
エポック社のカセットビジョンもあった。きこりの与作の、与作が死ぬときのショッキングさといったら無い。体が真っ赤に変色するのだ。


ビットが粗いだけに表現もダイレクトで、BGMも怖い。
しかし粗さの中でもキャラクターは生き生きとしており、ちゃんと斧を振りかぶる与作はちゃんとそれっぽい。


そしてこのあとファミコンが登場、ご他聞にもれずはまったものだ。
マリオやドラクエも、一通りやった。
特にスーパーマリオにおいては電源を入れたままカセットを抜き、テニスを入れまた抜いて、マリオに戻すかなんかすると(よく覚えていない)
突如あるはずのないステージが登場するなどすさまじいバグがあった。

CDジャケットと同じで、昔のゲームのデザインやタイトルなんかは、
今よりもずっと洗練されている気がする。


海外から輸入していたものなのか、ライセンスビジネスだったのか、はたまた手間を省くためすべてグローバル展開できるように元々海外市場を意識して作られていたのか。。。いずれにせよひとつひとつに、消耗品には決してない、熱いものが見え隠れする。

昔はゲームのリリースも遅いし、情報源も雑誌や口コミに限られていて伝達が遅い分、
目の前にある情報をいやと言うほど見つめていたように思う。次の新情報が現れるまで、ひたすらそれを観察し続けるのだ。
そうして得る発見もあったし、次への期待も膨らんだ。その暇が今は無いのではないかなと思う。


ま、前出のスクリーンショットのスペランカーの箱のデザインなんかはがんばりすぎて詐欺に近いけどね。


そうだとわかっていてもこういう箱を舐めるように見つめ、大事にとっておき、
この平たくつぶれた「ファミリーコンピュータ」というフォントにさえ胸をときめかせた、
そういうのが今は無いような気がするのだなあ。



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