ASBから重要なお知らせ

ヒデ氏です。

今日は、大事なお知らせです。

アランスミシーバンドの屋台骨にしてその根底を支えたベーシスト、
すぎやんこと杉本寿史に関することです。

すぎやんが、アランスミシーバンドを脱退することになりました。
ご存知の通り現在左足の骨折にて戦線離脱中のすぎやんですが、
本人も考え抜いた上での決断です。

皆さんもご存知の通りすぎやんはアランスミシーバンド結成直後からの創世記メンバーであり、彼のベースラインと美しいコーラスなくしてこれまでのアランスミシーバンドの楽曲を語ることは出来ない存在です。
そのすぎやんが、満を持して下した決断を聞いた時はメンバー全員が「え！」と驚きました。

すぎやんは、のほほんとした見た目に反して、実はおそらくメンバーの中の誰よりも我慢強く、そして優しい人間です。
悩みを軽々しく打ち明けることもないし、軽く返す返事の中に必ず一定の責任感を含めて約束を守ってきた男です。
そのすぎやんが、熟考の末バンドに伝えた脱退という言葉にはそれ相応の決意が含まれています。

もちろん、全員で卓を囲んで飲みながらすぎやんの話をじっくり聞きました。
普通のバンドにある湿っぽいメンバーの脱退話＝いわば男女の別れ話のような雰囲気ではなく。
いつものライブの打ち上げのように楽しく、でも真剣にすぎやんの話を聞きました。
俗にいう「メンバーの不和」「方向性の違い」、このどちらでもなく、そして何か血迷ったことを言っていないかを確認したあと、
僕も、ヨウジももとやんも、「あのすぎやんが」決めた決断なら、それをサポートするのがメンバーだろうと、自然にそういう波長になっていました。

それから話は益々膨らみ、ぜひ「引退試合」をやろうではないかと言うことになりました。
その場所も、対バンも、選曲も、すぎやんの一存で、思う存分やるライブ。どうせなら楽しみを作って、最後のステージを一緒に楽しみたいと全員が思っています。

10月3日、日曜日。すぎやんの引退試合を行います。詳細は後日。
万障お繰り合わせの上、皆さん一緒に華やかに祝ってください。

で、アランスミシーバンドはどうなるの？という話になると思いますが、
アランスミシーバンドは、この「痛い」ながらも大事な家族の新しい船出を祝い、
そして我々は新しいステージに向かっていく、ということだけ今はお伝えします。

では登場していただきましょう、すぎやんのコメントです！

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「Echoes of 10 Years」が大盛況のまま終わり、もう二ヶ月を経とうとしてます。

思えば22歳で加入し、音楽の楽しさ、バンドの楽しさ、そして歌の素晴らしさを学ばせて貰えた10年でした。

身体の一部と言っても過言でもない位、僕の中でThe Alan Smithy Bandはかけがえの無い存在でした。

そして長年応援してくださったファンの皆様には、言葉では表せない程、感謝しております。本当にありがとう。

すぎやんこと杉本壽史は、10月3日（日）のライブをもってThe Alan Smithy Bandを脱退する事を決意いたしました。

数年前から様々な環境の変化、それに伴い自分自身のメンタリティーとクオリティーの維持が困難になって来た事が最大の理由です。

今後無理をして続けて、バンドや応援してくれる皆様に迷惑を掛けるより、自分自身の環境を整え、再び気持ちよく音楽が出来る様にしたいと思います。
また、この機会に自分自身の音楽ともう一度ゆっくり向かい合おうと思います。

今後はThe Alan Smithy Bandとは違う道を歩んでいくのですが、いつか違う形で交わる事を夢みて頑張っていきます。

バンドをはじめ、今まで出会えた素晴らしいバンド仲間、そしてエンジニアの皆様、ファンの皆様、そして見守ってくれた家族、本当にありがとう。

でっかい男になります。

体重は増やさないように努力します。

どこかで出会った際は気軽に声をかけて下さい。

The Alan Smithy Bandの益々の御活躍を心よりお祈りしております。

それでは。


2010/7/20　The Alan Smithy Band　すぎやん