地震後のオフィス
私は西新宿の９階建てのビルの９階にある会社で仕事をしています。
３月11日（金）の地震の時はもの凄い揺れで倒壊するかと思いました。
最初は、また地震か……いつものとおりすぐ治まるだろうとパソコンが
落ちないように押さえるか～と思っていると、なんだか様子がおかしい。
いつものよりも大きいぞと思った瞬間に机の下に飛び込みました。
その後はもう恐怖で固まってました。
机の脚に捕まっていても吹っ飛ばされそうな勢いで、周りにはどんどん
物が落下してきてそれに襲われないよう避けるので精一杯でした。
結構長い間揺れていたと思います。
揺れが治まったら誰かが、すぐに避難しないと！って言い出して
ともかく荷物を持ってみんなで９階から外階段を駆け下り始めました。
でも、携帯電話が無いのに途中で気が付いて、携帯がなければ
旦那とかの連絡先が分からないと思って、慌てて戻りました。
一人で戻る私を心配して社長が一緒に行ってくれました。
デスクの上に置いていた携帯電話は散乱した書類などでどこにあるか
わからず、焦りながら除けていくと書類の下敷きになっているのを発見。
見つけたらすぐに飛び出して１階まで駆け下りました。
もうパニックですよ。
会社のビルの前でみんなでどうしようと立ち往生していたのですが、
隣の建設中のビルではゴンドラで作業していた人を救出していたり、
大手企業の社員らしき人達がコートも着ずに続々と避難場所に
列を成して避難していくのを見てました。
でも、みんなで水を確保しなきゃって近くの自販機でペットボトルの
水を買ったり、これからどうなるかわからないのでコンビニで
チョコレートとか食料を確保したりしてウロウロしていると、
今度はポツポツ雨があたってきて急いでまたコンビニに行って傘も
買ったり……。
そのうちまた少し大きな揺れがきて地面に立ってても揺れを感じ
るくらいで目の前の交差点の信号機がぐわんぐわん揺れてるんですよ。
怖くて会社の人と捕まりあって上に何も無い車道側に寄って
道路に座り込んでいました。
私はトイレ行きたいなと思っていた頃に地震が起こったので
この先どうするかも方針が決まっていないのでとりあえずうちの
ビルの１階の飲食店でお客さんもみんな出して従業員だけで
居る所にお願いしてトイレを貸して貰いました。
電気も水道もとまっていなかったのでちょっとホッとしました。
で、結局社長が今日はもう仕事は無理だとの判断で（その時まだ
どこまで大事なのかは状況が分かっていませんでしたから）社長と
もう一人の社員が一度オフィスまで階段で戻って電源を切れるもの
は切って、戸締りだけして会社から徒歩15分位の会長宅へみんなで
とりあえず避難することにしました。
会長は一足先に帰宅していたんですけどね。
会長宅は会社とはぜんぜん違って食器も飛び出すこともなく
被害はとても軽微でした。
そして、会長宅でＴＶを見て初めて東北がどんな状況なのか、
また、自分たちがどんな状況に置かれているのかを知りました。
電車が全部動いていない！ＪＲは終日運転を停止と早々と発表。
みんな家に帰る手段が無いことがわかり、帰宅を諦めて全員が
会長宅にお世話になることになりました。
ＴＶを見ていると、東北の状況や、身近では新宿や渋谷から
帰れない人々の群れが映し出されており、暖かいごはんと
暖かい寝床が確保できている自分たちの状況がどんなに
幸せなのかと実感しました。
状況も分からずに社長たちをわかれて帰宅を試みなくて
よかったです。会長宅の場所も知りませんから別れていたら
公共の避難所に行くか、歩いて帰宅をしなければならない
ところでした。
そんな恵まれた状況の中で一番困ったことは、身近な人の
安否が確認できないこと。自分の状況を伝えられないことでした。
電話をかけようとしてもダイヤルした途端に切れる。
ＳＭＳメッセージを送っても相手に届いたかどうかもわからない。
メールを送ってもいつ届くかわからない。
もちろん自分にも全く何の連絡も入らない。
なんとか、19時を過ぎた頃にパラパラとメールが届くように
なりました。
でも、フリーメールのメール転送はやってきていたので
フリーメールからメールを送れば届くかもしれないと思い、
そこから送ってみたり、mixiのボイスに投稿してみたり、
このブログに一言載せてみたりしました。
旦那とは、19時ごろにフリーメール経由で無事なのと、
家もほぼ被害が無かったことを確認できてホッとしました。
そして、翌日起きてみれば、母からの昨日19時ごろに送られた
メッセージが携帯届いていたので、すぐに無事の返事をしました。
その後、みんなで朝食を食べてからいったん会社に寄って
写真やスライドに見える惨状の片付けと、最低限の連絡や仕事を
済ませて、まだまだ時々揺れがあって怖いので滞在２時間ぐらい
で切り上げて全員で撤収しました。
結局、復旧してもダイヤが乱れまくっている鉄道を乗り継いで
自宅に帰ってこられたのは13時前でした。
帰宅後はお風呂に入って、朝５時まで仕事をして帰ってきて
私の帰宅を起きて待っていた旦那を寝かせて、洗濯をして、
私一人で色んな物資の買出しに行ってきました。
ドラッグストアやスーパーは結構物資が減っていて、照明も
節電で非常事態なんだなということがヒシヒシと感じられました。
２Ｌのペットボトルの水やパンなどは根こそぎ無かったですね。
しかし、こんなに大きな地震に遭遇したのは初めてでした。
本当に怖かったです。
でも、身近な人やその周りの人含めて何かあった人は今の
ところいないようなのでホッとしています。
私の身の回りではみんな無事でしたが、世の中にはたくさんの
死亡者や深刻な被災者がいますね。亡くなった方のご冥福と
被災者の方の少しでも早い救済を祈っています。
私は西新宿の９階建てのビルの９階にある会社で仕事をしています。
３月11日（金）の地震の時はもの凄い揺れで倒壊するかと思いました。
最初は、また地震か……いつものとおりすぐ治まるだろうとパソコンが
落ちないように押さえるか～と思っていると、なんだか様子がおかしい。
いつものよりも大きいぞと思った瞬間に机の下に飛び込みました。
その後はもう恐怖で固まってました。
机の脚に捕まっていても吹っ飛ばされそうな勢いで、周りにはどんどん
物が落下してきてそれに襲われないよう避けるので精一杯でした。
結構長い間揺れていたと思います。
揺れが治まったら誰かが、すぐに避難しないと！って言い出して
ともかく荷物を持ってみんなで９階から外階段を駆け下り始めました。
でも、携帯電話が無いのに途中で気が付いて、携帯がなければ
旦那とかの連絡先が分からないと思って、慌てて戻りました。
一人で戻る私を心配して社長が一緒に行ってくれました。
デスクの上に置いていた携帯電話は散乱した書類などでどこにあるか
わからず、焦りながら除けていくと書類の下敷きになっているのを発見。
見つけたらすぐに飛び出して１階まで駆け下りました。
もうパニックですよ。
会社のビルの前でみんなでどうしようと立ち往生していたのですが、
隣の建設中のビルではゴンドラで作業していた人を救出していたり、
大手企業の社員らしき人達がコートも着ずに続々と避難場所に
列を成して避難していくのを見てました。
でも、みんなで水を確保しなきゃって近くの自販機でペットボトルの
水を買ったり、これからどうなるかわからないのでコンビニで
チョコレートとか食料を確保したりしてウロウロしていると、
今度はポツポツ雨があたってきて急いでまたコンビニに行って傘も
買ったり……。
そのうちまた少し大きな揺れがきて地面に立ってても揺れを感じ
るくらいで目の前の交差点の信号機がぐわんぐわん揺れてるんですよ。
怖くて会社の人と捕まりあって上に何も無い車道側に寄って
道路に座り込んでいました。
私はトイレ行きたいなと思っていた頃に地震が起こったので
この先どうするかも方針が決まっていないのでとりあえずうちの
ビルの１階の飲食店でお客さんもみんな出して従業員だけで
居る所にお願いしてトイレを貸して貰いました。
電気も水道もとまっていなかったのでちょっとホッとしました。
で、結局社長が今日はもう仕事は無理だとの判断で（その時まだ
どこまで大事なのかは状況が分かっていませんでしたから）社長と
もう一人の社員が一度オフィスまで階段で戻って電源を切れるもの
は切って、戸締りだけして会社から徒歩15分位の会長宅へみんなで
とりあえず避難することにしました。
会長は一足先に帰宅していたんですけどね。
会長宅は会社とはぜんぜん違って食器も飛び出すこともなく
被害はとても軽微でした。
そして、会長宅でＴＶを見て初めて東北がどんな状況なのか、
また、自分たちがどんな状況に置かれているのかを知りました。
電車が全部動いていない！ＪＲは終日運転を停止と早々と発表。
みんな家に帰る手段が無いことがわかり、帰宅を諦めて全員が
会長宅にお世話になることになりました。
ＴＶを見ていると、東北の状況や、身近では新宿や渋谷から
帰れない人々の群れが映し出されており、暖かいごはんと
暖かい寝床が確保できている自分たちの状況がどんなに
幸せなのかと実感しました。
状況も分からずに社長たちをわかれて帰宅を試みなくて
よかったです。会長宅の場所も知りませんから別れていたら
公共の避難所に行くか、歩いて帰宅をしなければならない
ところでした。
そんな恵まれた状況の中で一番困ったことは、身近な人の
安否が確認できないこと。自分の状況を伝えられないことでした。
電話をかけようとしてもダイヤルした途端に切れる。
ＳＭＳメッセージを送っても相手に届いたかどうかもわからない。
メールを送ってもいつ届くかわからない。
もちろん自分にも全く何の連絡も入らない。
なんとか、19時を過ぎた頃にパラパラとメールが届くように
なりました。
でも、フリーメールのメール転送はやってきていたので
フリーメールからメールを送れば届くかもしれないと思い、
そこから送ってみたり、mixiのボイスに投稿してみたり、
このブログに一言載せてみたりしました。
旦那とは、19時ごろにフリーメール経由で無事なのと、
家もほぼ被害が無かったことを確認できてホッとしました。
そして、翌日起きてみれば、母からの昨日19時ごろに送られた
メッセージが携帯届いていたので、すぐに無事の返事をしました。
その後、みんなで朝食を食べてからいったん会社に寄って
写真やスライドに見える惨状の片付けと、最低限の連絡や仕事を
済ませて、まだまだ時々揺れがあって怖いので滞在２時間ぐらい
で切り上げて全員で撤収しました。
結局、復旧してもダイヤが乱れまくっている鉄道を乗り継いで
自宅に帰ってこられたのは13時前でした。
帰宅後はお風呂に入って、朝５時まで仕事をして帰ってきて
私の帰宅を起きて待っていた旦那を寝かせて、洗濯をして、
私一人で色んな物資の買出しに行ってきました。
ドラッグストアやスーパーは結構物資が減っていて、照明も
節電で非常事態なんだなということがヒシヒシと感じられました。
２Ｌのペットボトルの水やパンなどは根こそぎ無かったですね。
しかし、こんなに大きな地震に遭遇したのは初めてでした。
本当に怖かったです。
でも、身近な人やその周りの人含めて何かあった人は今の
ところいないようなのでホッとしています。
私の身の回りではみんな無事でしたが、世の中にはたくさんの
死亡者や深刻な被災者がいますね。亡くなった方のご冥福と
被災者の方の少しでも早い救済を祈っています。
