わが家の相続問題、解決に至るまで4年ちょい(相続発生からではなく、調停申し立ててからの期間)
調停申立から調停が始まるまでが約1年。
調停不調審判と、コロナ禍を挟んで最終的に決着するのに約4年と3カ月、回数は20数回
(調停員も最初「A氏は大企業にお勤めだし、常識のある方だと思うので・・・」とこちらの弁護士さんに言っていたらしいが、実は思考がかなりヤバいやつだった。)
とにかく始終相手が滅茶苦茶な事(夫には)相続権がないとか何とか、を主張し続け、当然のように調停は不調。
でもね、自分で「あなたも相続人です」のお手紙送ってきてたじゃない?
何を今更??感
まぁ~気持ちは分からなくもないがね。
独り占め画策していたら、「あら?ほかにも相続人いるの??」
「仕方ない、じゃ、上手いこと言って無償譲渡書類にハンコ押させるか」って事だったのに失敗だもんね
そして、海外在住のはずのA氏の弟B氏も調停参加してもらおうとしたがA氏と弟B氏、どうも仲が悪いようで連絡は取れないという。
仕方なくこちらが海外在住の弟B氏を探すことに。
外務省への照会で居所の登録がある某国に辿り着いたのち、滞在国へ「領事送達(1回5万円)」を行った。(費用は調停申立人のこちら負担)
しかし、最終的に本人に辿り着けなかった
「領事送達」を届けに行った現地代理人によると、メイドが出てきて「Bさん(弟)は、〇にました」とアンビリバボーな状況に
どうもその状況の報告書を読むと「居留守?」っぽい感触だったし、「絶対生存してるでしょ」と思ったが、公式の記録にそれ「〇にました」が正式に残ってしまったため面倒な事に。
(勘弁してくれよ~~~この兄弟~~~~)
コロナ禍の入国規制等がなければ自分で相手国(私も若干土地勘がある)に行って、張り込んでB氏をとっ捕まえているところだ
そして既に亡くなっている可能性(日本で死亡届は出ていなかったが)については裁判所からも指摘されたが。。。。
でもね~私、執念でSNS辿って生存を確認したよ~(私もヤバいやつ??)
ご親切にB氏のお友達がタグ付けしてくれていたという幸運により、「〇んだ人間」が高級ホテルのレストランで「ハイポーズ」の写真確保。(自分にご褒美もの)
そしてこちらの弁護士さんも私の捜索結果(?)も踏まえて色々と交渉して「生存はしているが所在不明」という判断になり、無事、弟の「不在者財産管理人」を選出して調停続行。
ただ申し立てした夫が裁判所に「不在者財産管理人」への報酬の担保(?)として予納金を収める羽目に(ぶっちゃけ40万円なり)
(最終的に全て解決し、B氏の取得財産から支払われることになったため、全額返還されることになり良かった)
この時点で弁護士さんの着手金やら、在外領事館への領事送達、予納金、諸費用、暫定的に支払った相続税も含め、一円も得ていないのに出費は嵩む一方で、すでに〇百万超の支出
(いい加減にしろや~~~~~)
最終的に審判での遺産分割は、ほぼ法定相続分で分けられる事が多いというのを聞いていたが、相手がしつこく最後まで主張してきたので若干の「特別寄与分」が認められる。
しかし、特別寄与分を除いたほかは予想通り、法定相続分での分割決定
ヤバい相手側は(費用がかかるからか?)弁護士を立てなかったため、無駄な調停がダラダラと数年に渡り、常識もへったくれもな~い、とんでもない主張の数々をブチかましてくる、まさに「素人最強」
調停をまとめる素振りを見せたかと思えば、合意する調停当日になると違う事を言い出し、また変な主張を後出ししてくるとか。。。
こちらの弁護士さんもさすがに呆れる。
「こんな(アホな)ことも聞かないとならないお仕事なんて大変だわ~」と同情
最後までしつこく求めていた「特別寄与分」の根拠となるこれまた長文の作文が「??」だった。
例えば、施設に入った伯父の面倒を見るために将来の出世を諦め(出世が確定してたのか??)伯父の近くに転勤希望出したとか、
1泊で〇〇温泉に連れて行ったとか(我が家は親を温泉なんて日常的に連れて行ってるし、海外旅行にも連れて行ってるぞ~)
申し訳ないが、その主張を読んで思わず吹き出してしまった
伯父さん名義の家(伯父さんの自宅とは別)に家族でずっとタダで住んでいるとか、亡くなる前数年でかなりの額を贈与(勝手に出金したかは不明だけど)されていることも税務調査からこちらも色々と分かったので、温泉くらい連れて行っても特別なことじゃないだろう~に
そんな理由で特別寄与分って認められるんだ?と思ったが、裁判所、A氏、ヤバいやつだし、また異議申し立てしてきそうだし、早く決着したかった?
最初は弁護士さんの「成功報酬」って高いのね~~と思ったけど、解決まで4年以上かかったし、手間もめちゃくちゃかかったし、コスパ悪い案件かもと
あまり詳しく書くと、ヤバい相手方に特定されそうで怖いので、特定されない程度に書いてみました
そして、今回の件、ここまで拗れたのは相手側の初動が悪く感情が拗れたせいかと。。。。
やっぱり隠し立てしたり嘘ついたりしてはいけませんね。
ましてや、一方的に手紙で印鑑証明送れなどと言ってはいけません。(せめて対面でお願いするとかね)
独り占めしたいなら、最初から綿密に策を練らないといけません。(生前に養子縁組するとか、遺言書書いてもらうとかね)
行方が分からない相続人(特に海外、先進国ならまだしもそれ以外は厄介すぎる)がいると、やたら面倒だということも勉強になった~
今回の件では色々イレギュラーな事が起きて勉強にもなったけど、たぶん今後この経験が活かされるチャンスはないだろうけど。。。。
とにかく長期間かかった相続問題は解決した