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【虹ヶ咲】第2話「Cutest♡ガール」◆いろんなスクールアイドルがあったっていいじゃん。だってスクールアイドルなんだから。

2021-04-19 01:38:33 | アニメ感想_『ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会』


はい、というわけで虹ヶ咲第2話の振り返りです!

基本ラブライブは箱推しの私ですが、この回をみてかすかす、じゃなかった、かすみんの魅力と中の人であるまゆちの魅力にトキメいてしまいました。

ただ、今回の感想では正直な自分の気持ちを書いた故、かすみちゃんおよびまゆちファンの方に失礼なことも書いてしまっています
すみませんが、そのことにご了解の上、あくまで一個人の解釈としてお読みいただけますと幸甚です。

それではさっそく振り返っていきましょう!!

 

新生「同好会」爆誕


生徒会長・菜々さんによって、不条理にも廃部になってしまった「スクールアイドル同好会」。
部室も取り上げられてしまったことを知ったかすみちゃんは、なんとか取り返そうと作戦を練ります。
生徒会長室の外で会長をおびき寄せ、顔面に猫(はんぺん)を投げつけ、そのうちに生徒会長室からプレートを回収することに成功!


したかと思いきや、速攻でばれてしまいます。
それでもプレートを奪い返したことにご満悦のかすみちゃん。


しかし、部室は生徒会長によって既に「ワンダーフォーゲル部」に明け渡されてしまっていました
ちなみにスクスタのストーリーではかすみちゃんが廃部になりそうな同好会を「ワンダーフォーゲル部」からの引き渡し要求に抵抗するというエピソードがあるのですが、アニメ時空ではあっという間に奪われてしまいました


自分が蒔いた種とはいえ、生徒会長の横暴さに、アイドルがやってはいけない顔でお怒りのかすみちゃん。
しずくちゃんに慰められますが、そのしずくちゃんは演劇部の部長に連れられて行ってしまいました。
いよいよ一人になってしまったかすみちゃん。
同好会のメンバーが誰も協力してくれない(というより連絡が取れない)状況に、コッペパンにかじりつきながら、かすみちゃんは自分が部長になって同好会を存続させようとします。


ちなみに、このコッペパンにかじりつくシーンでは、かすみんのキャストである相良茉優さんことまゆちは実際にパンを食べながらアフレコしていたとのこと。
そして食べすぎだと注意されたそうです。
何そのエピソード、かわいすぎる。


そんな、かわいいあふれる「かすみんワンダーランド」を作ろうと張り切るかすみちゃんの近くを、たまたま通りかかる幼馴染コンビ。
かすみちゃんは歩夢ちゃんと侑ちゃんを、新生スクールアイドル同好会に誘います。
お近づきのしるしと、かすみちゃんは自家製のコッペパンを2人にプレゼント。
こんなにかわいくて、しかも料理までできるなんてとベタ褒めする侑ちゃんに、照れまくるかすみちゃん。
一方の歩夢ちゃんは、表情こそ見えませんが、明らかに嫉妬していそうな感じ


下手すれば修羅場になりそうですが、そんなこととはつゆ知らず、ぐいぐい侑ちゃんに迫るかすみちゃん。
歩夢ちゃんを応援するからスクールアイドルにはならないという侑ちゃんに、歩夢ちゃんだけでなく、自分のマネージャーにもなってほしいとまで言い出します。
そんなかすみちゃんにイラッとしたのか(笑)、歩夢ちゃんからお約束の「かすかす」も登場。
そんなこんなで、入部し3人体制になった新生スクールアイドル同好会は、さっそく活動するために学園の外へ飛び出すのでした。

 

「かわいい」の押し付け


生徒会の目が届かない学園の外で活動場所を探す3人。
紆余曲折あって見つかったのは、海が見える大きな公園でした。
かすみちゃんは、新生スクールアイドル同好会の最初の活動として、さらなる部員募集のための自己紹介動画を撮る提案をします


まずはスクールアイドルの世界では先輩のかすみちゃんが、2人に見本を見せます。
自然に自分をアピールするかすみちゃん
この努力のたまものである「かわいい」アピールは、歩夢ちゃんにはあまり刺さらなかった様子。
でも、侑ちゃんは思わずスマホを投げ出すほどにとてつもなくトキメいてしまいました!


次は歩夢ちゃんの番と、かすみちゃんは歩夢ちゃんにカメラを向けます。
しかし、ついこの間スクールアイドルになることを決めた歩夢ちゃん。
当然、かすみちゃんのようにストレートに自分を表現することができません
見かねたかすみちゃん、自分の思う「かわいい」=「あゆぴょん」を歩夢ちゃんに押し付けて、半ば強制的に自主練を強行してしまいます


慣れない自己紹介に苦戦し、夕方、歩夢ちゃんはすっかり「カワイイコワイ」とうわごとのように呟くほど、メンタルがやられてしまいました
そんな中、侑ちゃんはかすみちゃんに、同好会が廃部になってしまった理由を問います。
どうやら最初、同好会を結成した時にはうまくいっていたようですが、お披露目ライブに目標を決めたあたりからギスギスしてしまったようです。
せつ菜ちゃんが目指すスクールアイドルと、かすみちゃんが目指すスクールアイドルの方向性の違い。
せつ菜ちゃんは「熱く」、でもかすみちゃんは「かわいく」。
個性のぶつかり合いが、居心地の悪さにつながり、そのまま同好会は空中分解してしまったのでした。


歩夢ちゃんは「かわいい」という言葉がトラウマになったのか、その言葉を聞いて「かわいいって何?」と不安定な状態に。
そんな歩夢ちゃんをみて、「そんなんじゃファンのみんなに可愛いは届きませんよ」と語るかすみちゃん。
しかし、その言葉……あのときせつ菜ちゃんから出た言葉と同じであったことに気付きます。
そう、かすみちゃんは知らず知らずのうちに、せつ菜ちゃんと同じように、自分の「大好き」を押し付けてしまっていたことに気付いたのでした。

 

かすみんの目指す「ワンダーランド」とは


ファンに大好きを届けたいという気持ちは同じなのに生じてしまったズレ。
同好会としてグループ活動をしていくにあたって、この方向性のズレは致命的となってしまいました。
いつでもみんなが戻ってこられるようにとがんばっていたかすみちゃん。
しかしこのままでは、新生同好会をつくったとしても、またうまくいかなくなってしまう……。
かすみちゃんはどうすればよいのかと悩んでしまいます。


そんな悩んでいる中、別の場所で歩夢ちゃんは自己紹介の自主練中。
「あゆぴょん」というキャラクターで「新人スクールアイドルの歩夢だぴょん。臆病だから寂しいと泣いちゃう~ぴょん」と恥ずかしいセリフを言ってみます。
その現場を、なぜか通りかかった果林さんに見られてしまいます……。
あまりの恥ずかしさに声にならない悲鳴を上げる歩夢ちゃん。
しかし、すべてを察した果林さんは「もっと伝える相手のことを意識した方がいい」と優しくアドバイスをします。
その言葉に歩夢ちゃんは、自分を応援してくれる存在である侑ちゃんを意識すればいいのでは、ということを思い出します。
そのことを察した謎のお姉さんこと果林さんは、そのままどこかへ行ってしまいます。


初見の方は「かっこいい」と思うシーンですが、たぶん果林さんは道に迷っていただけです
彼女のポンコツぶりが発揮されるのは、もう少し先の話。
まあ、スクスタのほうでは人生に迷っている気がしますが、ここではそれ以上触れないでおきます。


シーン変わって、侑ちゃんとかすみちゃん。
悩むかすみちゃんのもとに、歩夢ちゃんがやってきます。
歩夢ちゃんはかすみちゃんに、もう一度自己紹介の動画を撮ってほしいとお願いします
そして披露してくれた自己紹介。
それは歩夢ちゃんらしい、等身大で、正統派で、かすみちゃんとは別種類のあざとくない「かわいさ」でした。
かすみちゃんの想像とは違っていた「かわいさ」でしたが、かすみちゃん的にも合格をあげるほどの「かわいさ」。


その姿をみた侑ちゃんは、かすみちゃんに、やりたいことが違っても、自分なりの一番をそれぞれ叶えるやり方がきっとあるはずだから、一緒に探してみよう、と提案します。
その言葉にかすみちゃんは、いろんなかわいいもかっこいいも一緒にいられる「世界で一番のワンダーランド」を作りたいと、新生スクールアイドル同好会の目指すべき目標を決めることができたのでした。

 

かすみちゃんとまゆちの魅力


ところで、この話をみて、中須かすみちゃんのことを「かわいい」と思ってくれた人はいますか??
かわいいと思ったそこのあなた! 合格! ……なんですけど。
私的に、中須かすみちゃんの魅力は「かわいいから」ではなく「かわいくあろうとするから」だと思うんですよね。
実際、かすみちゃんが現実にいたら、そんなにかわいくないんだろうなーなんてと思ったり。


かすみちゃんは、世界で一番のかわいいスクールアイドルになるために、努力を惜しみません。
制服のスカート丈から、使っている文房具にまで「かわいい」を追及している女の子です。
だけど、それを「かわいい」と口に出して言ってくれる人はあまりいないのだと思います。
「かわいい」と言われ慣れていないから、侑ちゃんが「かわいい」と言ってくれた時にあんなに照れていたのかなと思います。
「当然です、フンス!」という感じではなくて、純粋にうれしそうにするかすみちゃんをみて、自分はかすみちゃんが好きになりましたね。


ところで、中の人のまゆちさん。
彼女は昔から『ラブライブ!』というコンテンツが大好きだったようで、PDPのお披露目会?のときもすごくイキイキしていました。
でも、失礼ながら、虹ヶ咲のキャストさんの中でかわいいほうかといえば、そうでもないですよね。
顔のかわいさでいえば、あぐぽんやちぇみーやみゆたんなどのほうが上だと思います。
本当にかすみちゃんやまゆちを推している皆様にはすみませんなのですが、実際そう思ってしまうんです。


でも、虹ヶ咲のキャストさんの中で、一番魅力的に感じる人だと思います。
「女は愛嬌」っていうのを地で行っている人だなと。
かすみちゃんというキャラクターの一番の理解者であり、どのイベントや生放送でも全力で輝くまゆちは、虹ヶ咲の中で「かわいいを作る天才」なんだと思っています。
顔がかわいいけど愛想がない人より、愛嬌がある人のほうがいい、という個人的な感想です。


こういったことから、かわいいを追求しているかすみちゃんとまゆちが、私には重なって見えます。
自分のかわいさに自信がなくなって落ち込んでいたときも、自分なりのかわいいのために努力を惜しまない、絶対にあきらめないかすみちゃん。(フォトエッセイやスクスタのストーリーをみてほしいです。彼女のひたむきさがよく出ています)
そんなかすみちゃんに近づこうとして、でも、ライブで失敗してしまって、かすみちゃんに泣きながら謝って、次のライブで見事に挽回してくれたまゆち。(2ndライブとシャッフルフェスティバルのエピソードです)
—―ここまでシンクロするものなのか、と思いました。
応援したくなる魅力が、かすみちゃんにもまゆちにも、確かにある!
虹ヶ咲のキャストはみんな真面目で、しっかりキャラクターに向き合っていて、シンクロ率が高いなと思っているのですが、その中でもまゆちとちぇみーは他の追従を許さないほどにシンクロ率が高すぎると思っています。
だからこそ、この2人を応援したい。そう思わせてしまう「虹ヶ咲」というコンテンツ、まだまだオワコンだとは思えません!!


思わず熱く書いてしまいましたが。。。
いつか『無敵級ビリーバー』で感じた、かすみちゃんとまゆちのシンクロについてを記事にしたいと思っています。
かすみちゃんとまゆちの底知れぬ魅力を、多くのアニメファンに知ってもらいたいです!

 

「多様性」を認めること


さて、この2話で出た、自分なりの一番をそれぞれが叶えてもよい、という侑ちゃんの発言。
それは、すなわち「多様性」を認めあうということ、と私は解釈しています。
簡単に言ってしまえば、お互いの個性を大切にするということです。
今までのラブライブ!シリーズでも幾度か取り上げられてきた(と個人的には思っている)テーマですが、しかしそれは虹ヶ咲においてはグループとしてではなくソロでの活動を主軸に置くうえで、決して忘れてはいけない「掟」……というか、「前提」?になっているのかなと感じています。


彼女たちはソロだからこそ、お互いがライバルという関係にもなりえます。
でもライバルである以前に、同じ同好会に所属する仲間なのです。
だから時には張り合い、時には協力して道を開いていく、それはお互いを認めているから、お互いの「大好き」を大切にしているから。


これから先の個人回でも、終始この「多様性」を認め合うことの大切さを、我々視聴者に訴えてくる描写がたくさん出てきます。
私は社会人になってもう何年か経ちますが、わかっていても、他人を、そして自分を受け入れるというのは、とても難しいなと感じます。
だからこそ、私にはこの「虹ヶ咲」が刺さります。
もっと、いい意味で大人になりたいと思いつつ、多くの方にこの作品を知ってもらいたいです。

 


というわけで、第2話「Cutest♡ガール」の感想でした。
次回は、アニメを切るか切らないかの分かれ目なんて言われる第3話です!
せつ菜ちゃんの思いと、侑ちゃんのぶつかり合いにぜひご注目を。


 【ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会】第2話「Cutest♡ガール」
脚本:田中仁
演出:河原龍太



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1 コメント

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Unknown (カリスマ声優白書)
2023-05-16 18:40:01
今回からOP「虹色Passions!」が解禁された第2話の主役は中須かすみちゃん。終始「かわいい」を求め続けるムードメーカー系女子・かすみちゃん。余談ですが、中須かすみ役の相良茉優(まゆ)さんが「虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会」のメンバーの一員として「第17回声優アワード歌唱賞」を受賞しました。おめでとうございます。
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