中古住宅を リフォームする
自分の希望通りのリフォームができることから、最近増えている中古住宅を購入後に自分でリフォームするケースについて!
リフォームの流れ
➀ リフォームのイメージを固める
物件の築年数によっては、大掛かりなリフォームが必要になることがあります
マンションの場合は、「管理規約」などでリフォームできる範囲などが定められていることが多いので、早めに確認をするとよいでしょう
➁ リフォーム予算を決める
雑誌やインターネットなどの類似事例からおおよその見当を付けたり、物件の仲介をした不動産会社に相談するなどして、希望するリフォームでどのくらいの費用になるか目安を立てます。
費用が高額になる場合は、ローンの利用を検討します。
耐震や省エネ、バリアフリー等のリフォームに対して、自治体から助成が受けられる場合や住宅エコポイント、所得税・固定資産税等の減税が受けられる場合もあるので、確認をしておきましょう
➂ リフォーム事業者を探す
④ 見積書・提案書の提出を依頼する
➄ リフォーム事業者を決める
➅リフォーム工事の請負契約を結ぶ
相見積もりは大まかな条件に基づく概算なので、契約前に、最終的なリフォーム内容や見積もりを確定させます
➆リフォーム工事を行う
マンションの場合は、工事前に管理組合にリフォーム工事の申請が必要です。リフォーム工事中は、工程表通り工事が進んでいるか、契約通りの工事内容になっているかを確認します。工事の追加や変更がある場合は、その都度書面に残しましょう
➇引渡しを受ける
リフォーム工事が終了したら、竣工検査を行います。その後、工事費の精算をして、引き渡しを受けます。
リフォームできない場合
➀ マンションでリフォーム出来ない時
共用部分は個人の居住空間である住宅部分の外壁やバルコニー、サッシ・窓ガラス、玄関ドア、パイプスペースなども該当します。
1、間取りの変更
空間を仕切っている壁は取ったり付けたりできますが、建物を支える構造体となっている壁は動かすことはもちろん、穴を開けることもできません。また、パイプスペースの位置を移動することもできません
2、水周りの移動
キッチンや浴室などの水まわりは、給排水管や換気扇とセットで移動します。そのため、床下や天井に空間が十分ないと、水まわりを大きく移動できない場合があります
3、床材の変更
カーペットや畳からフローリングに変更できるかどうかは、管理規約に制限がある場合が多いので、必ず確認します。フローリングを禁止したり、フローリングの遮音性能を規定していたりする場合は、管理規約に従います
4、玄関やサッシ・窓ガラスの変更
玄関やサッシ・窓ガラスは共用部分なので、リフォームすることができません。ただし、管理規約によっては、指定されたサッシやガラスであれば変更できる場合もあるので確認しましょう。サッシの内側を二重サッシにしたり、玄関の内側を塗り替えるリフォームは、一般的に可能です
5、電気やガスの容量の変更
事前に管理組合に確認する必要があります
➁ 戸建てでリフォーム出来ない時
マンションに比べてリフォームの自由度は高くなる一方で、法律上の規制を受ける場合があるので、事前に確認しましょう。
1、増築
・敷地に対する建築面積(建ぺい率)や延べ床面積(容積率)に関する制限
・斜線制限や日影規制などによる、屋根の高さや勾配、建物の形に関する制限
・隣の土地との境界線や、道路から一定以上の距離をとることに関する制限
2、間取りの変更
構造上取り外せない壁や柱を動かしたり、穴を開けたりすることはできません
3、玄関やサッシ・窓ガラスの変更
防火地域・準防火地域では、防火性能基準を満たした玄関ドアやサッシにのみ