アメコミとラーメン

X-MENその63


日本語版「X-MEN: ファーストクラス 明日への架け橋」(以下FC)を読み終わった。このBlogの前半部分はFCの感想、そして後半はアメコミの末{に関する雑談の構成で進めましょう。

まずは感想。前回のX-MENその62にも書いたんだけど、表紙画を担当しているMarco Djurdjevicの画がもの凄く良い。特に日本語版の表紙にもなっている初代X-MENの画が良いね。何と言っても画から躍動感が伝わってくる。普通だったらANGELを一番上に描くのに、敢えて一番下に据えているところが憎いね。それから、何気にCYCLOPSとMAVEL GIRLが手を繋いでいるところも見逃せない。

筋書きをJeff Parker画をRoger Cruzが担当している。正直Rogerの画が足を引っ張っている。(この人昔、X-MANを担当していた人だね。)表紙と中身の画の落差にがっかり。そうそう、一部の画を懐かしいPaul Smithが担当。第6話目のSkrull星人のコマだな。PaulはDave Cockrumの後ぐらいにUncanny X-MENの画を担当していた画家。その当時のインク入れ担当の人が悪いのか、線が細くて好みの画家ではなかったのだが、今回彼の画をあらためて見て、ちょっと見直した。悪くないじゃない。Paulの作品で好きなのは、Marvel Fanfareの1号から6号ぐらいのX-MENがSavage Landで活躍する作品だな。

さて、話をFCに戻すと、内容はX-MENの初期の作品の外伝的な話だな。話の中で、初期の作品との関連が語られている。例えばStrangerの出現シーンとかね。まだ、訓練中のX-MEN達の青春が語られていて好きだな。ただし、これを読んでいて、Ultimate X-MENと何が違うのかが、わからなくなっちゃうな。もう一回話を紡ぎ直すのが目的だとしたら。

特に好きな話は、ANGELことWarrenとSCARLET WITCHことWandaの淡い恋の話だな。過干渉気味のWandaの弟QUICK SILVERとWnadaの関係や、ANGELのプレーボーイとしてのプライド等、上手く話の中に散りばめられていて面白い。ミステリータッチで、前半の話が進行しているところも良いかな。それから、Frost Giantを蘇らせる話も良い。(落ちが特に。)

お次に、最近のアメコミ末{について。上記の作品もそうなんだけど、なんか末キる作品をストライクから外してないかな。何で、二軍クラスの画家の作品をわざわざ日本に紹介する必要があるんだろう。初期のX-MENの画だって全てが良いわけじゃないけど、Jack Kirby、Jim Steranko、Neal Adamsっちゅう凄いやつらが描いていた時期の作品があるじゃない。末キるとしたら、そっちが優先でしょう?映画のFirst Classつながりなのかもしれないけど、別に上述の凄いやつらの作品を映画のタイトルと同じファースト・ジェネレーションとか勝手に邦題つけりゃそれで一件落着だよね。

一方、バットマンの末ナだって、なんかキモイ、下手っぴな画家の作品を末キる前に、Neal AdamsやWalt Simonson、Alan Davisの作品で良いのがあるよ。きっとおいらの知らない上質な作品がもっとあるはず。それからTHORの末{も画が酷いな。まだ読んでないけど。(昨日買った小学館版はJack Kirbyなので楽しみ。)

王道で行きましょう。王道で。マニアック(BATMAN)過ぎだったり、安易に作品が選ばれています、最近の末{は。

コメント一覧

管理人
http://green.ap.teacup.com/amecomitoramen
Search For Wallyさん:
コメントありがとうございます。
DCはあまり読んでいないのですが、Neal Adamsの作品は予約しましたよ。
この時代の作品がバンバン末ウれてほしいのです。

Search For Wally
昨年からMARVELの邦訳が急増し
ラインナップが充実してきましたが
それほど「的外れ」なタイトルが有ったとまでは思わないのですが

出版社を度外視すると
今後の邦訳は、MARVELが
ニューアベンジャーズとシビルウォーという近年の重要イベントに加えて
キャプテンアメリカのウィンターソルジャー登場編も予定が有るようです
このあたりは順当だしアートワークもレベルが高いと思います
これらのタイトルを経て
ソーやトニーたちが活躍するクロスオーバーまで
邦訳出版が辿り着いてくれたら最高なんですが

ただ、ゾンビーズも邦訳される予定との事で
これなんかはアメコミとラーメンさんはお嫌いになるかな?という感じはします


DCに関してはクライシスや
ニール・アダムスのグリーンランタン/グリーンアローが邦訳されますね
もし未読でしたらグリーンランタン:リバースや
今後邦訳されるシークレットオリジンと合わせてご一読をお薦めします!
リバースやシークレットオリジンは
ライターもアーティストも年齢は30代と若手ですが
DCでは重要タイトルを数多く手がける名手たちです

何か偉そうな書き方になってしまいました
ご不満が有りましたら申し訳無いです
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