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今回のMarvel Comics全体のリブートの中でも、SPIDER-MANとX-MENは全体的に合格点以上の出来。Uncanny X-MEN(UX)誌とAll New X-MEN(ANX)誌は二つとも品質が非常に高い。
今月ご用達Mail Order Comicsから来た2冊と先月来た1冊、UX 3号~5号までをレビュー。筋書きをBrian Michael Bendis、3、4号の画をChris Bachalo、5号の画をFrazer Irvingがそれぞれ担当。Chrisの画も良いのだが、今回はFrazerが手鰍ッた件p作品的な5号の表紙を添付画像とした。綺麗だ。
UX 3号では、Scott SummersことCYCLOPSが率いるThe (前回も書いたけど、この定冠詞が重要)X-MENとAVENGERSとの対決が中心。
今回も好きなシーンや台詞を書こう。CAPTAIN AMERICAの台詞、”You have to answer for the murder of Charles Xavier.”っていう台詞の後の、CYCLOPSの台詞”So do you.”。要は全ての責任をCYCLOPSに負わそうとしてるけど、ことの発端はAVENGERSで、責任はそっちにあるよってこと。面白い。CYCLOPSは、自分の責任を否定しないところが好きだな。AVENGERS の一員、CAPTAIN MARVELに自分達の仲間になれって言っちゃう彼もかっちょ良いな。
それから、HULKの顔がフランケンシュタインみたいで良い。
MAGNETOが、情報を提供したことを告白するところは、今後の伏線なのか。本当に信用して良いのか、悪いのか今の段階ではわからない。それが面白いな。
UX 4号では、WOLVERINE率いるもう一つのX-MENのところに、CYCLOPSを始めとする面々が訪問し、仲間を募る話。
Chrisが描くEmmaが女王様って態度で上手いな。また、新人Tempusもよく描けている。その後のCuckoosとEmmaのサイキックな戦いも良し。
しかし、どうして、CuckoosがEmmaと一緒に来たのかわからんな。これもしかしたら、ANXを読まないとだめなのか。あ、それから、過去から来たANGELも仲間なのか。(ANX 10号まででは、動機や理由は判然としない。)
間違って、Danger Roomのプログラムを作動させた新しく発見されたミュータント達の慌てぶりは面白い。
最後にUX 5号。MAGIKもまた、自分のミュータント能力を制御できていない。X-MENのメンバーの前から消え、また、現れた。彼女はリンボ(忘却界)でDormammuと対決していた。その後、X-MENも含めてまたリンボへ逆戻り。
Frazerの画は前述の通りすごいのだが、彼が描くCuckoosが特に良いな。綺麗だ。
TempusがEmmaの元彼CYCLOPSに対してThat is a beautiful man.って告白しちゃうのは、良いね。これも、次への伏線かな。
MAGIKの別の人格Darkchildeがいきなり出て来たのは嬉しい。DR. STRANGEでさえ、手を余しているDormammuをボコボコにしちゃうのが楽しい。最後のシーン、リンボへの逆戻りは、Darkchildeの仕業なのかは次回へのお楽しみだ。