
X -MEN Gold (“XG”) の7号、8号を読み終えたのでレビュー。
筋書をMarc Guggenheim 、画をKen Lashleyが担当している。Lashleyは鉛筆もインクも両方。添付画像は、8号のArdian Syaf表紙。XG 1号から登場していたミュータントハンターの図。この人のデザインは結構良いな。
まずは、粗筋から。夏のイベントSecret Empireと話が繋がっている。何故かわからないが、ニューヨーク市民を悪魔達が襲っている。その最中セントラルパークのX-MENの屋敷ではミュータントハンターが次々とミュータントを殺していく。それを防ごうとするKitty率いるX-MEN。二話完結。
いつものように、気に入ったシーンや、台詞を紹介していく。7号ではNIGHT CRAWLERとRachaelとのロマンスが急浮上。いきなり感は否めないが、なかなかお似合いのカップルだ。LashleyはRachaelを魅力的に描いている良いぞ。流石X-MEN好き画家。
XG 7号の一番最初のページは、このミュータントハンターがどうしてミュータントを殺しているかという動機を描いているのだが、最初はサッパリわからなかった。8号でこいつが理由を語ったことで漸く繋がった。
そのミュータントハンターが着ている服は、adamantium laced kevlar。防弾チョッキで使われるケブラーに最強の金属が編み込まれている。行き過ぎかな。そもそもこいつはどうやってお金を工面したのかな、銃や爆弾や防弾チョッキを買うために。しかし、このコスチュームはカッチョ良いな。
KittyがRockslide (Santo)に対する返答は気が利いている。”When you said we have a “Big” problem, you might’ve undersold it, Santo.” 要は「大問題」という言葉を安売りし過ぎだって言うことなんだけど、漫画なので、大問題が沢山ないと面白くないもんね。Kittyの言うことは一理ある。
ニューヨーク市民から悪魔と一緒にされて、ボコボコにされたNIGHT CRWALERのSTORMやLoganに対して言ったジョークも好き。”Don’t worry, Mein Freunds, I assure you it feels much worse than it looks.”見た目よりもっと痛いんだよって言っている。結果冗談が言えるぐらい大丈夫だってことを示唆しているんだけど良いな。
XG 8号で登場した米国下院での公聴会にKittyが呼ばれる理由は、Mutant Deportation Actの審議のため。不正入国した移民を送り返そうとする現在のアメリカを非難するための架空の法律。表現の自由が真の意味で保障されているアメリカならでは。羨ましいな。最近の日本は言論を縛ろうする動きがちょくちょくあって浮「もんな。