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リハビリ2日目。
こちらも夜勤帰りにちょいと立ち寄れて、わりと平坦な遺構が残る
【森寺城】

今回の目的は城域の北側にある「城戸口」から先の「城戸道」を歩く事。
城戸口から先は未踏の地です。
街道をクランクさせ、土塁と堀で固めた城域北端の「城戸口」

軽いアップダウンと落ち葉で覆われた街道はかなりの道幅が確保され、当時の主要道を彷彿とさせます。

10分ほど山道を歩くと舗装された県道に出ました。

右に行けば富山湾がある海沿いのルート
左に行けば七尾城に至る山越えのルートとなります。
この道からも、能登守護畠山氏の七尾城の越中側支城という位置関係がわかります。

あっけなく舗装道に出てしまったので、その先はつまらなそう(>_<)
なので引き返して、「本丸」「サイダ屋敷」あたりまで城戸道を歩きました。
ほんとうにリハビリにはうってつけのコースでした。
城戸道から本丸に向かう大手道
三か所目のクランク構造

本丸石垣

今回新たに足を踏み入れた場所は
城戸道と本丸の間にある、切岸下の帯曲輪
甚だしい落石の跡
かつて本丸西側にあった石垣の跡、つまり城戸道を通る人々に畠山氏の威光を見せつける役割があったものと思われます。

サイダ屋敷

可憐な山桜に癒されました。


今回歩いたコース

【森寺城】
《もりでらじょう》
名称(別名);湯山城
所在地;富山県氷見市森寺
城地種類;山城
標高/比高;167.2m/150m
築城年代;16世紀中頃
廃城年代;天正13年?
築城者;能登畠山氏
主な改修者;佐々成政
主な城主;畠山氏・上杉氏・佐々成政
文化財区分;氷見市指定史跡
主な遺構;曲輪・切岸・土塁・堀切・竪堀・横堀・畝状空堀群・石垣
近年の主な復元等;
※出典、、、越中中世城郭図面集Ⅲ
地図;