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あみの3ブログ

湖東三山・西明寺@滋賀県犬上郡 2024年10月13日

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湖東三山の最も北にあるお寺
龍應山・西明寺は平安時代の承和元年(834)に三修上人が、仁明天皇の勅願により開創された寺院である。平安・鎌倉・室町の各時代を通じては祈願道場、修行道場として栄えていて山内には十七の諸堂、300の僧坊があったといわれている。
 戦国時代に織田信長は比叡山を焼き討ちしてその直後に当寺も焼き討ちしたが、幸いに国宝第1号指定の本堂、三重塔、二天門が火難を免れ現存している。
 江戸時代天海大僧正、公海大僧正の尽力により、望月越中の守友閑が復興され現在に至っている。、、、西明寺パンフレットより

※三修上人が薬師如来の姿が浮かび上がった池の畔の木立に、像を刻んだのが始まりとされています。西明寺はこの開基伝承にもみられるように、雨乞いや水への信仰と結びついていました。「八大龍王」の旗を持って山で雨乞いをする行事が、戦後もしばらく続いていました。山号は「龍應山」龍は水を司る水神です。



場所は滋賀県犬上郡甲良町池寺
北陸からだと名神高速「彦根IC」下車、国道306号線を左折し「多賀」方面へ進みます。国道306号線から国道307号線へ直進し、名神高速道路と平行しながら進むと、左手に西明寺大型観光バス専用駐車場が見えてきます。
駐車場の端には惣門があり、名神高速道路に架かる陸橋を渡ると参道を通って中門・受付に至ります。
乗用車の場合、大型観光バス専用駐車場を少し過ぎた所に左へ入る側道があり、大きな案内看板が立っています。この側道を進むと名神高速道路に架かる陸橋を渡り大駐車場に到着します。
※西明寺の境内は名神高速道路によって分断されています。

駐車場から受け付けに向かうと、大型観光バス専用駐車場の惣門(総門)からの参道と合流します。


「受付」
拝観料、御朱印の販売を行っています。


御朱印



イラストマップ





「庭園」
蓬菜庭とも呼ばれる名勝庭園の下段部分。景色石と刈込みが絶妙のバランスを示す。



庭園から参道までの石垣と石段


同、隅石部



参道石垣 虎口
参道の両側には、石垣や石塁で区画された平坦面が続き、かつては多くの坊や子院が並んでいた様子を伝えています。



参道石垣 排水口



参道石段



石垣隅石



「夫婦杉」



「国宝 本堂」
鎌倉地代前期頃に五間堂として建築されましたが、室町時代前期頃向拝を付加するなど改修を受け七間堂となりました。


緩い勾配の檜皮屋根の優れた構成美です。



「国宝 三重塔」
鎌倉地代後期に建てられ、逓減率が大きくて安定感が有ります。



参道から二天門


「二天門」重要文化財
応永14年(1407)に建築されたことがわかっています。全体に和様ですが、一部に禅宗様式を見ることができます。





「鐘楼」




西明寺は開基伝承にもあるように水神、水との関わりが多く、参道の両側に水路が見られたり、池も多い。そのためか多湿の環境で、境内全域が苔で覆われていると言っても過言ではありません。








紅葉の走り
日本の紅葉名所百選
11月上旬から12月上旬まで







当日の行程
ヤマップ3D



活動データ





参考:現地案内板、パンフレット
※滋賀県教育委員会・埋蔵文化財活用ブックレット・近江の山寺1

【西明寺】
webページは→こちら
住所:〒522-0254 滋賀県犬上郡甲良町池寺26
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