~アンナパパも脊髄小脳変性症
98年に発病し、2001年に他界しました~
今回は、見ててすごく辛かった。。。
養護学校の卒業式。。。
まさか、東高に入学した時に今の亜也を誰が想像しただろうか?
過ごしやすい居場所が欲しいわけじゃないの。
これから先、どう生きていくか?そのことを考えていたの。
今の私はみんなの世話になるばかり。
足がふらつく。。。
言葉が上手く話せない。
それでも、自分の体だから自分が諦めちゃいけないんだ。
18歳
私にだって、私なりの未来があるはず。。。
(10話は、父のことをすごく思い出してしまったので
父の話も織り交ぜて感想を書きます)
たったの3年で、うまく歩けなくて、指で電話のボタンもうまく押せなくて
倒れたら自分では起き上がれない。たったの3年だよ?
トイレに行きたかった亜也は、その場で流してしまった。
しかも、側には大好きな彼がいた。
どんなに恥ずかしくて、情けなくて、哀しかっただろうか。
見てて辛かった。
うちの父も発病して3年で、車椅子のお世話になり
何かにつかまりながら、尚且つ人の手助けがないと歩けなくなっていた。
一人で立てても、すぐ転倒してしまう。
身長が180もある父だったので、私ひとりでも起こすことが出来ず
母が出かけていなかったので、近所の人を呼んで助けてもらった。
そんなことが何度か起こり、ある時、亜也と同じようにトイレに行く前に
あのような状態となってしまって、、、、。
そんな自分に情けなくなったのだろう、、、涙なんか流したことがない父だったが
泣いていた。慰めの言葉なんか見つからない。
亜也の母親と同じように「こんど方法考えようね」って言った。
「頑張って」とは言えなかったので「大丈夫だよ」が私の決まり文句になってた。
電話したくても、指が思うように動かず電話も出来ない。
「電話かけてくれよ!」って駄々子のように家族にわめき散らし
泣き出す。。。
未来が見えない絶望感の中で、人はどうやって前向きに生きていけるのだろうか。
自暴自棄になった父は、亡くなる年の初めに「俺は12月まで生きてないだろうな」
ってポツリと言った。
「何言ってんのよ!お父さんのために高いお金出してリフトアップシートの
オデッセイ5年ローンで買ったんだから!5年は絶対生きてもらわなきゃ」
って冗談で笑い飛ばした私。
でもね、父の言った通り、、、、12月に帰らぬ人となりました。
もう、疲れちゃったんだと思います。
「現実があまりにも残酷で、きびしすぎて
夢さえ与えてくれない
将来を想像すると また別の涙が流れる」
頑張っても頑張っても壁の向こうにはいけなくて
それでも、毎日を過ごさなくちゃいけなくて
この間まで、ちゃんと歩けたのに、、、、話せたのに。
過去を思い出すと涙が出てきて困る。。。
わたしはどこへ行けばいい?
何も答えてくれないけど
書けば気持ちだけでも晴れてくる
求めているんだよ 救いの手を
だけど届かないし 逢えもしない
ただ暗闇に向かって
吠えるわたしの声が響くだけ
1リットルの涙より~
絶望の淵にいる亜也の心の支えとなった遥斗へのラブレター
麻生君へ
面と向かっては素直に言えなそうだから
手紙を書きます。
いつも側にいてくれて、ありがとう。
励ましてくれて、ありがとう。
自分の夢を見つけて、生き生きと輝いてる麻生君を見ると
私も嬉しくなります。
いろんなことを学んで、いろんな人と出会って
あなたはこれからも、ずっとずっと生きていく
あなたの未来は無限に広がっている。
でも、私は違います。
私に残された未来は、なんとかして生きる。
それだけ。
たったそのことだけ。
この差はどうしようもありません。
毎日、自分と闘っています。
悩んで、苦しんで、その気持ちを押さえ込むので
精一杯です。
正直に言います。
麻生君といるとつらいです。
あんなこともしたい、こんなこともしたい
もしも健康だったら出来るのにと
思ってしまうんです。
麻生君といると、叶わない大きな夢を描いてしまうんです。
もちろん麻生君のせいじゃありません。
でも、羨ましくて。。。
情けなくて、どうしても今の自分が惨めになってしまうんです。
そんなんじゃ、前を向いて生きていけないから
色々してくれて、ありがと。
こんな私のこと好きって言ってくれてありがとう。
何も返せないでごめんなさい。
もう会えません。。。。
最後の部分は本心ではないと思います。
諦めてるね、亜也ちゃん。
でも、諦めないとつらいから。
お母さん、お父さん、先生。。。
わたし、結婚出来る?
そうだよね。。。
でも、それでもいつかいつかが来たら
お花いっぱいに囲まれて眠り続けたい。。。
うっ。。。。。
返す言葉がありません。
亜也もうちの父も必死で生きました。
なのに、なんで今の世の中簡単に命を奪ってしまう人が多いんだろう。
哀しくなります。命を大切にして欲しい。
ただね、回を追うごとに「涙」が出てこなくなっちゃった(苦笑)
いや、別に「涙」が出るからいいわけじゃないけれど
このドラマに限らず、1クール(3ヶ月)の間におさめなくちゃいけないので
どうも、最後の方に巻きが入るように感じるのは私だけ?
時間の経過も早いし、、、最終回どうまとめるのでしょう。
だけど、予告あれは見せすぎじゃない?
麻生君に看取られていくのですか?
よくあるパターンのような気がしますが
あれがまさかラストシーンじゃないですよね?
違ってくれることを祈り(苦笑)
1リットルの涙らしい最後にして欲しいなぁ。