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16年目突入。ビッグイベントに心躍らせながら、草の根のスポーツの面白さにも目覚めている今日この頃です。

平昌五輪 『氷上の奇跡ふたたび』はならず。 日本には、驚きのメダルが。。。。

2018年02月25日 | オリンピック

昨日の夜、
”サタデーナイト”は日本中が、
平昌五輪で大盛りあがりでしたね。

スピードスケートのマススタートでは、
高木菜那選手が驚きの金メダル。

パシュートでの金獲得の勢いそのままに、
見事な金メダルでした。
嬉しそうな菜那選手を、
スタンドから立ち上がって妹の美帆選手が応援していた姿、
いい感じでしたね。


そしてそのすぐあとは、
『ニッポンの癒し』を一手に引き受けてきたカーリング日本チームが、
最後の最後で見事に銅メダルを獲得。
日本中から、勝利の雄たけびと、歓喜の涙が聞こえてくるようでした。

それにしても、
本当に素晴らしく日本中を笑顔にしてくれた彼女たちに、
感謝しかありませんね。

オリンピックアスリートというと、
今やプロでもアマでも、
「アスリート然」とした”プロの姿”を見せてくれるのが常ですが、
彼女たちのいい意味での「素人っぽさ」が、
こんなにも日本中を笑顔にしてくれた要因じゃないか?
そんなことを感じました。

オリンピック最終日を前にして、
このオリンピックの日本の活躍を象徴するかのように、
最後まで感動と興奮を届けてくれた日本選手団の皆さんに、
ただただ、感謝しかないですね。


そして今日の最終日。

楽しみにしていた男子アイスホッケーの決勝。
OAR vs ドイツ
の対戦がありました。

今大会を見てきて、
ドイツの快進撃には本当に驚きました。

最初から「メダルには関係のない国」としてワタシの中では位置づけられていた国、
というよりも、
ワタシの中では古くから、
”ドイツのホッケー”と言えば、
『日本と実力的に、大差ないんじゃね?』
という感じのとらえ方をしていました。

そのドイツ。
結果しか見なかった予選リーグの初戦、2戦目と連敗して、
「ドイツ」という名そのものも忘れかけていました。

しかし、
そこからは快進撃。
オーバータイムでの勝利を重ねに重ね、
準々決勝でスウェーデンを破った時には、
「まさか」と思い、
準決勝でカナダを破った時には、
「信じらんね~」
って感じでした。

一方は準決勝でチェコを破ったOAR。
NHL勢が出ないと聞いた時から、
「多分ロシアが強いんじゃないかな?」
と思ってはいたものの、
チェコのホッケーが好きなワタシからすると、
「あんまり頑張んないでくれよ」
って感じでした。

準決勝のカードを見た時、
『おお、これはカナダとチェコの決勝がみられるぞ~』
と期待したのですが、
図らずもこのカード、3位決定戦で実現してしまいました。。。。。

決勝を前に、
『なんだかなあ、このカード・・・・』
と思っていたのですが、
始まってみると『オリンピック史に残る大熱戦』になって、
本当に『ホッケーの面白さって、これだよ!!!』と堪能してしまいました。

不利を予想されたドイツが踏ん張って1-1で第2ピリオドを終えると、
第3ピリオドはまさに激闘。

残り7分を切って、
OAR(え~いまどろっこしい、もうここからは、ロシアと呼んじゃいます。)が待望のゴールを挙げて2-1と勝ち越し。
このゴール、スローを見ると、
ゴールと角度がない位置から、
キーパーの顔面を狙って思いっきり放たれていて、
『ホッケーって、恐ろしいなあ・・・・』
とひとしきり身震い。

そしてその身震いも冷めやらぬわずか10秒後、
ドイツがまさかの同点に。

ルーズパックに詰めていたドイツの選手、
見事にゴールに流し込みました。

そして残り3分余り。
今度は勢いに乗ったドイツが、
一瞬のチャンスを生かしてディフェンスの選手が歓喜のゴール。

その一瞬、
ワタシだけでなく世界中の人が、
あの1980年の『氷上の奇跡』を思い起こしたことでしょう。

あの時も無敵のソ連を相手に、
大学生中心のアメリカチームが『ありえない』勝利を挙げたのですね。

その時に匹敵するほどの『ビッグアップセット』というか『ジャイアントキリング』。
それを半ば確信しました。


そして残り2分10秒。

ロシアが痛恨のペナルティーを犯し、
『点を取らなければならない状況なのに、一人少ない』
という絶望的な状況に追い込まれました。

ドイツとしては、
余裕をもってパックをキープして回し、
機会があればゴールを狙えばいいという状況でした。

もうこれは、勝負あった!!!


誰もがそう思ったことでしょう。

しかしながら、
ここから一人少ない”キルプレー”のはずのロシアが、
恐ろしいばかりの集中力と迫力を見せました。
まさに【ロシアの底力】を垣間見た気がした2分間でした。

ロシアはドイツからパックを奪うと、
GKを下げて攻撃を一人増やす6人攻撃(この場合は一人少ないので5人)。

そしてその迫力、
凄まじかった。

これまで体を張ってロシアの攻撃を抑え切っていたドイツの守備陣も、
最後に穴をあけてしまい、
それを見事にゴールに押し込んだロシアが残り55秒で見事な同点劇。
ショートハンドゴール(一人少ないチームがゴールを奪うこと)で、
見事に追いついたのでした。

もうこうなると、
実力上位のロシアに対し、
ドイツの矢は尽き、刀も折れた感じでした。

オーバータイムに突入後すぐにペナルティーを取られると、
その好機をロシアは冷静に生かし、
ロシアになってからは初の金メダルを獲得しました。

氷の上では、
歓喜が爆発しました。

今回のオリンピック、
NHL勢が6大会ぶりに不参加ということや、
優勝候補のロシアが国としての参加を認められないなどのいろいろな要素がありましたが、
決勝が『世紀の激闘』になったことで、
全ての負の要素は飛んじゃいましたね。

そして残ったのは、
『決勝、すごかったねえ。。。。。』
ということのみ。

大団円を迎えました。

あ~最後の最後まで、
面白かった。


さて、これから閉会式でも、見ますかね。


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