昨日の森山周一郎さんの記事を書いていて、
ふと思い出して、書きたくなってしまったトピックスがあります。
それは「思い出に残るアナウンサー、解説者って誰だろう」
ということ。
たくさんのスポーツの実況があって、
そのスポーツの魅力や迫力、感動を伝えるのに、
アナウンサー、解説者は欠かせません。
世に名実況、名解説者は数多くいれど、
心に残る人は誰だっけ?
ということでつらつらと。。。。。
まずは大好きな高校野球。
これはもう、
長年高校野球を見ている人たちは、
「あの人が好き・・・・この人が好き・・・・・」
とまさに様々な名前が飛び出すのでしょうが、
ひとつ言うとするならば、
関西圏に住む人とその他の地域に住む人たちの間では、
全く違う名前が上がるということではないでしょうか。
関西の人たちが「高校野球実況」というと、
朝日放送の植草アナが浮かぶと思うのですが、
ワタシを含めたその他の地域に住んでいる人にとっては「誰ですか?」
と言わざるを得ないんですよね。
だって長年、
高校野球の実況はNHKでしか見られなかったんですから。
植草アナの「有名な実況」として、
PLの大逆転や箕島連覇、池田の初優勝時やKK時代のPLなど、
様々なものが上がっていますが、
ワタシにはそれらすべてが「後付け」で見たり聞いたりしたもので、
それこそ昨今You Tubeで上がっているものを見て「へ~そんな実況だったんだ~」と思うものも少なくありません。
それゆえワタシ、
いまだに「いいなあ、関西の人たちは・・・・・」
と思ってしまうんですよねえ。。。。
そんなワタシが高校野球を見始めてから、
高校野球の実況といえば、
土門アナ・松永玲一さんのコンビとか、
羽佐間アナ・池西増男さんのコンビとか、
そういう人たちが思い浮かびますね。
そのほかでは解説者としては、
山本英一郎さんとか光沢毅さん、
最近では大矢正成さんの解説が一番好きです。
高校野球アナとしては小野塚さんが有名になりましたが、
民放絶叫型のアナだったので、
ワタシはさほど好きではありませんね。
同じNHKの大相撲中継では、
アナウンサーではたくさんの人たちがいるのですが、
やっぱり杉山さんあたりが一番しっくりくるかなあ。。。。。
刈屋さんもよかったなあ。
最近の中継の、藤井アナ、吉田アナ、太田アナなども、
結構好きですよ。
北の富士さんの無茶振りを涼しい顔でかわす吉田さん、
そのやり取りが結構好きだったりします。
解説では北の富士さん、
一時期あまり好きではありませんでしたが、
ここ3,4年実にいい味を出していて、
とても好きになりました。
そして「表看板」を支える「裏看板」の舞の海さんも、
適切で、そして厳しくもユーモアのある解説が、
とても心地よく聞いています。
さらに言えば稀勢の里の荒磯親方。
素晴らしいですね。
的確に攻防の技術解説や土俵上の力士のマインド分析なんかもできる、
「稀有な喋りのプロ」
になる可能性を十分に秘めた「解説界の大器」ですね。
もしかして現役時代よりも、
名を成すかもしれませんよ。
今後に大注目です。
歴代でいうと、
なんといってもやっぱり「昭和の大相撲」の名解説者、
神風さんと玉の海さんですね。
記録を見ると、
1950年代~80年代までの解説者で、
ワタシが見ていたのは晩年の二人の解説だったのだということがわかりました。
何しろ「大相撲の解説といえば神風、玉の海の二人」と、
ず~っと刷り込まれちゃってるんですからしょうがない。
解説は厳しめだったような記憶があります。
懐かしいなあ、あのだみ声での解説。
プロ野球で心に残っている解説者、アナはチームによって全く違うのですが、
日テレの巨人戦ではワタシは、
アナでは吉田慎一郎さんが一番心に残っていますね。
歯切れのよい進行で、
聞きやすかったという印象があります。
そのほかでは船越アナかな。
解説者では、
金やん、村山さん、江川さんあたりかな。
み~んな巨人びいきの実況でしたね、例外なく。
ラジオではワタシはほとんどニッポン放送しか聞かなかったので(西武戦は別)、
そこしかわからないのですが、
アナで印象に残るのは断トツで深沢アナです。
あとは山田透さんと松本秀夫アナかな。
松本さんは野球実況のほかでも、
なんだか聞くことも多いのでね。(実際には、松本さんの実況はあまり好きではないが)
解説者では、
これはもう、関根潤三さんと江本孟紀さん、
この二人以外にはありえないぐらい好きですね。
特に関根さんの解説は、
ホント長いことお世話になりました。
両者ともに80年代からずっと40年近く聞いていたので、
関根さんが亡くなったという報を耳にした時には、
本当にガックリしました。
エモやんも、できるだけ長く元気な「毒舌」を聞かせてほしいですね。
ライオンズでは昨日も触れた、
テレビ埼玉の初期に解説を担った醍醐猛夫さんや、
文化放送ライオンズナイターの中では、
ライオンズコメンテーターの中川充四郎さんが最も印象に残っています。
解説者としては、
山崎裕之さんの一択です。(長くやっていますから)
最近では、おとぼけ度満点の松沼兄弟の解説も、
結構好きだったりしますけどね。
その他の野球中継では、
大魔神佐々木の解説が結構好きですね。
サッカー中継は一時期日本代表の試合しか見なかったのであまりわからないのですが、
一番「面白いなあ」と思うのはやはり元日本代表監督、岡田さんの解説ですかね。
サッカーは細かいことはわからないので、
細かい技術的なことを言ってもらうと結構「へ~っ」ってなもんで、
見ていて面白いなあと思います。
都並さんの解説も結構好きですが、
90年代のベルディの面々、
北澤、武田、ラモスらの解説はなんだか「嫌い」です。
80年代ぐらいまでの昔々では、
岡野俊一郎さんとか松本育夫さんらの解説を、
よく聞いていた記憶があります。
サッカー解説者という人たちがまだそんなにいなかった時代でしょうから、
大きな試合があるたびに出ていたなあ・・・・・そんな感じですなね。
同時期にたまに出ていた「日本サッカー界のレジェンド」釜本さんの解説は、
なんだか全く面白くなくって。。。。
そんなことも思い出しました。
ボクシングではやっぱり矢尾板さんですかね。
あるいは郡司信夫さんかな。
「矢尾板さんの採点は、5-4です」
なんて、昔は各ラウンド終わりに必ず、
解説者の採点が発表されていたものでした。
最近では、
山中慎介、畑山隆則、西岡利晃らの若い元チャンピオンは、
いい解説をしてくれます。
今後は村田諒太、井上尚弥などのスマートな世界チャンプが現役を退いたとき、
面白い解説をしてくれるんじゃないかと期待しています。
ボクシングはスポーツ中継の中でも一番、
解説者の巧拙が大きく分かれるスポーツだと認識しています。
マラソンの女子、
先日の大阪国際女子マラソンでは、
有森裕子、高橋尚子、野口みずきのオリンピックメダリスト3人の競演という、
豪華な解説陣でした。
そしてポイントポイントで、
メダリストならではの鋭い解説をしてくれていたのを、
「そうなんだなあ・・・・」
と感心して聞いていました。
久しぶりになかなか面白い中継でした。
番組を作る人たち。。。。。。。
そろそろ、
解説者に「競技を中心にその面白さを語る人」を据えて、
本来のスポーツ中継に戻しませんか?
誰とは言わないけどMさん、
ワタシはすべてのスポーツ解説者の中でははっきり言って、
好きではありません。
彼女が出ると、
スポーツがバラエティ色に染まって、
彼女の自己顕示欲がスポーツで一番いいシーンをぶち壊してくれますから。。。。
(小ネタはバラエティ番組でやってよ、お願いだから。)
最近男子のマラソン中継にも顔を出してきているのは、
ちょっと耐えられないんですけど。。。。
バレーボールの松平さん、女子の大林さん、
楽しくも激しいバレーの世界を垣間見せてくれて、
素晴らしいと思いましたね。
アマチュアスポーツは、
オリンピックの時期にはその競技その競技で第一人者が解説をしてくれて、
競技の面白さを伝えてくれるので楽しみです。
番組作りはあくまでも「競技中心で」ということ、
製作者にはお願いしたいですね。
少しバラエティ寄りに振ってしまっているものも、
最近はよく見受けられますから。
バラエティなら、
浜ちゃんのジャンクスポーツとか、とんねるずとか、安住さんがやっている東京オリンピックの番組とか、
そういった人たちがやっているような番組をすればいいのでは。。。。。
その時には選手たちの「素顔の魅力」大いに伝えてくれればいいと思いますけどね。
競技が行われている「実況」の席でのバラエティ化は、
なんだかワタシには面白く感じませんけどね。
話長くなってしまいましたが、
まあ、真実は一つ、
スポーツは面白いってことです。
これ以上楽しいことを、
ワタシはまだ見つけてはいないってことです。
*おっと、プロレスを忘れてた。
ワタシが見ていた80年代、やっぱり新日本プロレスの古館一郎アナ、山本小鉄さん解説が一番しっくりときていたもんです。思い出すなあ、あの激闘。
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特にマラソンの時の。
あとアイスホッケー は絶対に西田アナウンサーでした。
相撲の北出清五郎さんも。
スポーツは生もテレビもどっちもそれぞれの良さがあって。
でも子供の頃や若い頃に見ていたテレビ中継と比べて、今のスポーツのテレビは僕には楽しめるレベルがめちゃくちゃ落ちてしまいました。
絶叫アナウンサー、スコアやデータ以外のごちゃごちゃした文字(テロップって言うんですか?)。
歳取ったということでしょうか。
ただ視覚に影響する点は格段に、どころか比べられないくらい素晴らしくなりましたね。
NHK羽佐間アナウンサーのマラソン
NHK西田アナウンサーのアイスホッケー
NHK北出アナウンサーの相撲
がすごい好きでした。
あと、実況ではないですが、高梨さんへの工藤アナウンサーのインタビューですね。
私もやはり絶叫型アナウンサーより、的確に状況を伝えてくれて、うまく解説者の言葉を引き出してくれるアナウンサーの中継が好きです。
絶叫型は、プロレスなど「戦い」「興行」色が強いものはいいのですが、そのほかはなんだか、アナウンサーの自己顕示欲の強さばかりが強調されているようで。。。。。。
まあ、時代の流れというのもあるでしょうが、「うまいなあ」と思わせてくれるアナウンサー、減ったようには思います。