ゴールデングラブ賞発表・・・・・FA、トライアウト、そして無期限失格。

プロ野球は、
オフの話題が満載となってきましたね。

昨日はゴールデングラブ賞が発表となりました。

『守備のうまさ』
に対する賞はこの賞だけ。

”野球の華”と言えば、
『投げた』と『打った』ですが、
地味ながらもう一つの野球の重要なファクターであるこの『守った』について、
ワタシは最初にプロ野球を見た時から、
本当に自分の中で重きを置いてみています。

軽やかなグラブさばきやものすごいレーザービーム。
そしてポジション取りの妙など、
守備の中にはプロ野球を楽しむエッセンスがどっさりと詰まっていると感じるからです。

この賞が発表されるにあたり、
ワタシは毎年、
ちょっとした不満を感じてきたものでした。

というのは、
『守備のうまい選手に対する賞』のはずなのに、
何だかその年の打撃成績を加味したトータルな評価で選ばれる場合が多いという印象があり、
『その選手じゃ、ねーだろ――！』
という不満が、毎年どこかに隠れているからです。

ワタシがファンの西武で、
ちょっと前までN選手がよく選ばれていたのですが、
その選考には全く納得いっていませんでした。

投票する記者、特にセ・リーグ担当の記者には、
『彼の守備、見たことあんの？？』
と尋ねてみたかったというのが本音。

『あり得ね～～～～』というぐらい守備範囲が狭く、
ファンにストレスを溜めまくる守備しか見せていなかったのに毎年のように選ばれて、
『やっぱりバンバン打ってりゃあ、ゴールドグラブも獲れるってことなのか』
とため息が出てくるような思いをしていました。

（自チームの選手でしたが、ワタシはとにかく『守備がうまい選手』が大好きだったので・・・・）


最近ではちょっとは選考基準も良くなってきたのかなあとも思いますが。

選ばれた18人の中で、
『本当に守備面でリスペクト出来る』選手は、
ワタシはマエケン、涌井、菊池、今宮、柳田ぐらいかな。

あとはまあ、
相対評価の中で選ばれた選手という気もしなくはないですが。。。。。。


さて、話は変わってトライアウトの話題。

来年の糧を求めて、
まだまだくすぶっている野球への思いをぶつけた、
毎年恒例のトライアウトでした。

今年は『これ』という選手はいませんでしたが、
ニュース映像で見た白根選手（元SB）のすっかりスリムになった体を見て、
驚きました。

苦労したんだなあ。。。。。

まだまだ彼は、やれるのではないかと思います。
何か一つきっかけをつかんで、飛躍してほしいと思います。
それにしても、”ジャイアン”と呼ばれた面影は、ないなあ。

ここから何人が来年の契約を勝ち取るかはわかりませんが、
頑張ってほしいと思います。


そして今度はFAの話題。

SBの松田選手が海外FA権を行使するというのを聞いて驚きましたが、
やはりプロ野球選手というのは、
常に『もっと上の世界を見てみたい』という気持ち、強いのですね。

松田選手は、
なんとなくですが『日本向き』の選手だという感じがしていましたので、
MLBには関心がないのかと思ったりしていました。

SBは、李大浩に続いて松田も退団すると、
来年の春ぐらいはちょっと苦しむかもしれませんね。

まあ、それでも層が厚く戦力補強もよどみなくするチームですから、
結局のところトータルではチーム力を維持すると思いますが。。。。。


そしてロッテの今江も、
FA権を行使するそうです。

こちらは国内チームに絞っての新天地探し。

昨日は『涙の会見』だったそうですが、
権利を行使するんですから、
『お涙ちょうだい』になるのは極力避けた方がいいと思いますがね。

FAも定着してきたのですから、
『浪花節的』な部分は、
こういう会見には必要ないと思いますがね。

十分に条件闘争をやったうえでの決断だと思いますし、
新しいチームでしっかりと野球人としての足跡を残せば、
いいんじゃないですか。

それにしても日本のFA制って、
変ですよねえ。

掛布さんも語っていましたが、
『一部選手にだけ有利な制度』
になっちゃっているという感じがしますけどねえ。



そして最後に、
賭博問題に関与した巨人の3選手、
福田投手、笠原投手、松本投手が無期限の失格選手となり、
巨人はこの3選手との契約を解除しました。

これ以上この問題が広がっていかないことを、
切に願っています。

上記の3選手（すでに選手ではないが）は、
もうこれから先、
野球にかかわることはできないだろうなあ。。。。。。
どうするんだろう、これから。

他人事ながら、心配になりますね。


そして今日はプレミア12の試合が、
台湾で行われます。

相手はメキシコだそうですね。

相手の選手はほとんどマイナーリーガーや国内リーグの選手達ですってね。

日本はプロの選抜チームですから、
そういった意味では『負けられない』とプレッシャーを感じるのは、
日本選手の方なんでしょうね。

先発のマエケンがどんな投球を見せてくれるのか、
楽しみです。

ひょっとするとこの大会が、
マエケンを見る最後の大会になるかもしれませんのでね。
（もちろん来年MLBで見ることは出来ますが）


ということで、
オフの話題満載の、
プロ野球でした。

おっと、忘れてた。

昨日の『東都大学リーグ入れ替え戦』で、
土曜日に続いてのドラ1エース対決となった駒沢大vs東洋大ですが、
東洋のエース・原の見事な投球で、
東洋が1部復帰を果たしました。

原投手。
なかなかいいですね。

ヤクルトに入団ですが、
小川・杉浦・石山らとともに、
若手カルテットで来年、
ブイブイ言わしちゃってください。

期待しています！！