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16年目突入。ビッグイベントに心躍らせながら、草の根のスポーツの面白さにも目覚めている今日この頃です。

柔道日本選手権 高橋が初V

2010年04月30日 | スポーツ全般

毎年4月29日は、
全日本柔道選手権の日です。

体重別に分かれ、
武道としての柔道というよりも、
すっかりJUDOという国際スポーツになってしまった柔道が、
年に一度”伝統ある姿”に戻る大会だと思っています。

体重も何もなしに、
全員を一堂に会して、
『果たしてだれが一番強いのか』
を決める一発勝負のトーナメント。

それが
【全日本柔道選手権大会】
です。

重量級の選手たちにとって、
この大会の優勝こそが一番輝ける栄誉。
アジア王者よりも、世界王者よりも、
もしかしたら五輪王者よりも、
このタイトルの方が欲しいのではないでしょうか。

だから、
この大会にかける各選手の気合とか、
会場のピーンと張り詰めた空気とか・・・
まさに【THE 柔道】
と呼べるこの大会です。

過去には、
上村選手が制した後、
その上村選手という大きな壁を越えた山下選手が、
日本一の座につき、
長く連覇を果たしました。
その間、
何度も強豪・斎藤選手の挑戦を跳ね除けました。

山下選手なき後は斎藤選手が、
斎藤選手の後には小川選手が、
そして篠原選手が、
堂々のチャンピオンとなり、
日本柔道を背負ってたちました。

小兵古賀選手が、
巨漢に果敢に挑んでいき、
会場が興奮の坩堝と化したこと、
昨日のことのようです。

近年では、
井上選手、鈴木選手などが覇権を争い、
去年は”大器”穴井選手が初のVを飾りました。

その穴井選手の連覇が濃厚、
と思って見ていたら、
消極的な試合の末、
旗の判定で敗れ去ってしまいました。
残念ながら、
磐石の強さを見せることは出来ませんでした。

そして、その穴井選手を破った高橋選手(新日鉄)が、
25歳にして初のVを達成しました。

絶対的強さという面では、
まだ首を傾げたくなるところもありますが、
何しろこの大会を勝ちきったことには、
大きな意味があると思います。

この大会を勝つということは、
日本柔道を背負うということ。

常に先頭に立って、
外国勢には必勝が求められます。

その重圧に耐え、
今日のようなしぶとい柔道をやって、
日本柔道の看板を背負っていって欲しいものだと思います。

いずれにしても、
苦労人・高橋選手の優勝。
おめでとうございます。

昨日はさぞ、美味しいお酒を飲んだことでしょう。

 


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