第3回の、
プロ野球現役ドラフトが行われました。
過去2年、
12球団が一人づつ獲得し、放出するということが行われ、
その結果、
中日がDeNAから獲得した細川が今や主砲として大ブレーク。
その他にもSBから阪神に移籍した大竹は、
一昨年の阪神日本一の欠かせないピースとして大貢献しました。
今年も日ハム・水谷のブレークはすごかったし、
オコエとかも頑張りましたしね。
しかし一方で新天地でも芽が出ずに辞めていった選手もおり、
失敗、成功相半ばとなっています。
ワタシは最近、
FAなどと絡めて、
選手の移動はもっと活発に行われてもいいように感じています。
FAはMLBと違い日本のプロ野球は、
選手が宣言をしてFAを行使するかしないかを決めるという方式。
しかしこれでは、
FAした選手はどうしてもチームメートやファンから、
「チームを見限った」
という感じでとらえられてしまいます。
口に出して言わなくとも、
やはりそういう思いが旧球団の中に残るのは仕方ないことでしょう。
MLBの方式で、
基準を満たした選手は一律全員がFAだという事になれば、
獲得した選手が「えいやっ」という感じで宣言しなくとも、
各球団と交渉できることになります。
それが普通のような気が、
だんだんしてきたんですよね、ワタシ。
ワタシは古くからの西武ライオンズファンです(でした?)から、
FAで選手を失う痛みみたいなものは、
他の球団のファンよりも多く感じていると思います。
しかしながら、
7年、もしくは9年活躍した選手は、
自由にどの球団とも交渉できるようになるのが、
結局は球界を活性化していくことになるんじゃないか、
そう思えてなりません。
そういう方式になれば、
今の西武球団のように「我々はFAには参加しない」なんていう寝ぼけたことも言ってられなくなるでしょう。
何も高額契約の選手だけがFAをするんじゃなくて、
いろいろなポジションのスペシャリストも、
FAで自分に合う球団と交渉したらいいんです。
今年の阪神・大山のFA宣言を聞いていて、
なにかワタシ、釈然としないものが残ったんです。
「他の球団の評価を聞いてみたいから、FAする」
という彼のコメント。
今の日本の球界のルールでいうと、
FAしない選手は、
他の球団から自分の評価を、
聞くこともできないんですよね。
だから、
FAすると手を上げる場合、
もう半ば行くところのめどはついているというギャランティーがなければ、
怖くて宣言もできないということが、
日本の球界で起こっていることだと思うんです。
だからこそ、
スター選手以外は、
宣言を躊躇するという現象も起きています。
もちろん、
MLBのようなFAになってしまったら、
選手の年俸が高騰するという産物も生むでしょう。(あえて副産物とは言いません)
しかしある程度それは、
仕方のないことなんじゃないでしょうか。
そして西武のように、
あくまでも育成がメインで、
他球団からの選手の取得には目もくれないというような、
そんなこともまかり通っているんだと思います。
正直プロ野球はエンターテイメントですから、
球団が、強くなるのに必要な、選手にかける資金が出せないのであれば、
それはもう、舞台から降りるしかない・・・・・という事もありうるのではないでしょうかね。
それとも、
徹底的に「育成で生きていく」と決めたのであれば、
育成に資金をつぎ込んで、
スモールバジェットで勝負できる体制を構築するしかありませんよ。
それも中途半端では、
何のために球団を所有しているのか、
わかりません。
プロ野球はわずか12球団しかない。
しかもその露出は、
圧倒的に他のプロスポーツよりも多い。
そんな中、
その既得権を手放さず、
さらに強くなろうという情熱もないのでは、
ホント舞台から降りてもらうしかないんだと思います。
これまでも何球団も、
そういう流れの中で球団を手放してきました。
横浜ベイスターズが一番顕著な例ですよ。
情熱のかけらもないTBSが球団の所有をしていた頃は、
そりゃあもう「未来が全く見えない球団」でしたが。。。。。。
チームを強くして、多くのファンを獲得することにも情熱を持ったDeNAが球団を所有してからというもの、
ほんと~~~~に、
いい球団になりました。
そして今年、
悲願の日本一ですよ。
ちょっと話が逸れてしまいましたが、
日本のプロ野球界は、
もっともっと、開かれた方に向かっていかなければならないと感じています。
いまやMLBとNPBの平均年俸の差は、
いかんともしがたいぐらいに開いていくばかりです。
むろん数年前と比較して、
円ドルのレートが全く違うという事もあるんですが、
これはもう、日本で名を成した選手たちは、
「やりがい」「挑戦欲」という事だけではなく、
「年俸」という面においても、
そりゃあ向こうでやりたくなっちゃいますわね。
それは自然なことだと思います。
ましてや日本がなんとなく、
FAでも「義理・人情」の世界をまだまだ引きずっていますから、
なおさらですね。
サッカーでもバスケでも、
契約は「球団保有権」に引っ張られることはありませんから、
契約年数満了時、あるいはその前段階であっても、
選手の移籍はかなり自由度が高いですね。
日本のプロ野球も、
そうならなければ、
未来を見通せなくなってしまうでしょう。
そして情熱のある者だけがチームを持ち、
「社会の公器」として、
チームを地域の人たちとともに育てていく。。。。
FAもその中の一つの制度として、
機能していかなくてはならないと思います。
現役ドラフトも、
大それた感じにして結局各球団ひとり移動するのが関の山、
では掛け声だけ大きくて・・・・・という事になりかねません。
各球団が5,6人ぐらい出して、
シャッフルさせて、
好きな選手を各球団獲っていく。。。。。。
そんな感じにしたら、
もっと盛り上がると思いますよ。
とにかく・・・
もっと開け!!!
ですよ。
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