SPORTS! SPORTS! 寝てもさめても

16年目突入。ビッグイベントに心躍らせながら、草の根のスポーツの面白さにも目覚めている今日この頃です。

ナベツネ大往生 昭和を彩った大物が去る

2024年12月20日 | プロ野球

あのナベツネがこの世を去った。

何だか昨日このニュースを聞いて、
にわかには信じられなかった・・・・
というより、全く実感がわかなかったですね。

98歳ですからまさに「大往生」と言えるでしょう。
しかも死去する少し前まで、
変わらず執務にいそしんでいたという事。

まさに「生涯現役」を貫いた、
あっぱれな人生ではないでしょうか。

ナベツネさんといえば、
巨人のオーナーの時は、
様々な発言で物議をかもしましたね。

一番よく覚えているのは、
やっぱりなんといってもJリーグ、
川渕チェアマンとのバトルでしょうね。

あの頃はなんというか、
何も考えずにそのバトルを楽しんでいる自分がいたりしましたが、
今になって考えると、
やっぱり多分に脚色されて伝えられていることが多くて、
「やっぱりマスコミってやつは」
と思わないでもないですけどね。

そのマスコミを牛耳り、
皇帝のように君臨した渡辺恒雄氏。

しかしワタシにとっては、
大好きな長嶋さんを、
いつ何時でも擁護してくれる存在として、
なんだか頼もしく映ったりしていました。

何しろ長嶋さんが昭和55年に解任されたときなんかは、
読売新聞社内でも「長嶋批判」をする輩が本当に多くて、
さらにOBという名の魑魅魍魎がうごめいていて。。。。。
本当に、ほんと~~~~~に、
辟易としていましたから。

しかし彼の舌鋒はホント、
鋭かったですね。

サッカーのことについて言うと、
今とは正反対に、当時ヴェルディのことが”で~きれ~”だったワタシは、
ナベツネさんの言うことよりも、川渕さんのリーグの理念の方に、
深くうなづいたりしていました。

そしてプロ野球再編の時期。

巨人はリーグ再編の急先鋒となって、
そのトップにナベツネさんがいたという記憶がありますね。

当時選手会の会長であった古田に放った「たかが選手ふぜいが・・・・・」は、
当時大きく報道され、
それがこの騒動の流れを決めたと言っていいかもしれません。

当時はプロ野球界に、
今は発言力も力もある、
SBの孫さんも、楽天の三木谷さんも、DeNAの南場さんもおらず、
旧態依然とした体制がまだまかり通っていた時期ですね。

ナベツネさんと西武の堤さんが球界再編を進めていた・・・・・・
なんていうところに、
隔世の感を感じたりしています。

それから大相撲の横審の委員長を務められたりしましたね。
当時の横綱・貴乃花に対して、
かなり辛らつに当たっていたなんて報道されていましたが、
ワタシの中にはそういった記憶はなんだか全くありません。

その後の朝青龍、そして白鵬らが横綱なのになんだか好き勝手やっていた時代に、
ナベツネさんがいたら一体どんな風に言っていただろうか?
そんなこと、思ったりしています。


いずれにしても、
昭和の大物が、
またひとり鬼籍に入った。。。。。
そう強く思いますね。

昭和は遠くなりにけり。

またまたそう思わされる出来事が、
この暮れに起こりました。

ナベツネさんの功罪については、
読売新聞の主筆・社主だっただけに、
各新聞でなんだかすごく書き方が違うのは、
ある程度しょうがないことなんでしょう。

しかしながら、
戦後の混乱期から、
日本が立ち直り世界の冠たる国に輝くには、
やっぱりこういった「豪腕」の人が各界にいっぱいいて、
引っ張っていってくれたから、
というのは間違いのない事実だと思います。

昭和、そして平成と生き抜いた大物が、
静かにその人生に幕を下ろしました。

合掌。



コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 相撲2題+ちょっぴりボクシング | トップ | さあ リーグワン開幕! »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

プロ野球」カテゴリの最新記事