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16年目突入。ビッグイベントに心躍らせながら、草の根のスポーツの面白さにも目覚めている今日この頃です。

大相撲夏場所千秋楽  照ノ富士 優勝決定戦制し連覇

2021年05月24日 | 相撲

大相撲は千秋楽。

前日に遠藤に敗れてまさかの2敗となった照ノ富士。
楽日のこの日、
本割では結びで、
1差で追う貴景勝と激突しました。

この本割で決めるかと思いきや、
貴景勝のいなしにバッタリ。

まさかの展開で、
貴景勝と照ノ富士が3敗に並び、
優勝の行方は決定戦へともつれ込みました。

それにしても、
盤石と思われた照ノ富士が、
終盤に反則負け、もの言い差し違えと来て、
千秋楽結びでばったりの3敗。

こんなこと、
誰も予想しませんでした。

残念ながらこの日、
大活躍で3敗としていた遠藤は正代に敗れていたために決定戦には出場できず。
初優勝のチャンスだっただけに、
何とも惜しい・・・・・・という空気が館内を包みました。

そしておよそ10分後、
優勝決定戦が行われました。

場所前にNHKの「どすこい研」で優勝決定戦の法則というものをやっていたのを思い出して、
「千秋楽の本割との連戦となった場合、意外にも追いつかれた方が有利」
というのを思い出して、頭の片隅に置いてみていましたが。。。。。。

やっぱり統計の通りなんですねえ。

照ノ富士が貴景勝に完勝。
見事に2場所連続の優勝を手にしました。

終盤は膝の状態もあまりよくなさそうでしたが、
気力で勝ち切っての連覇。
見事なもんです。

復活して幕の内で相撲を取るようになってからというもの、
ほとんど優勝に絡む場所ばかりで、
やっぱり今の照ノ富士はまごうことなき「現役最強力士」ですね。

さあ、
来場所はいよいよ「綱取り」となります。

パワーだけではなく技術も一流、
そして精神力も超一流の照ノ富士。

心配があるとすれば、
ひざの状態だけです。

立ちはだかる壁を乗り越え、
見事に横綱昇進となってほしい、
2年ぶりの名古屋の夏ですね。

貴景勝もよくやりました。

彼もまた、
「角界の看板」たる大関の地位というものをよく理解していて、
泣き言を言わずに土俵を務めるタイプですね。
そのあたりは、
やはり貴乃花に育てられた弟子の面目躍如です。

今場所も押し相撲の悲しさか、
1番、2番は必ず不覚を取る相撲がありましたが、
それでもしっかりと星を積み上げていくところは、
さすがに照ノ富士との「角界2トップ」というところでしょう。

今場所はそして、
角界一の人気者、
遠藤が「華麗なる復活」を遂げて、
初優勝にあと一歩まで迫りました。

13日目の貴景勝戦、そして14日目の照ノ富士戦は、
「業師・遠藤」
の威力が存分に発揮されて、
見ていて楽しかったですね。

ケガの多い力士なので今後も何とも言えませんが、
体調さえよければこのぐらいの素晴らしい相撲を取れる力士なんだという事を、
再認識しました。

今後は何とか「夢の賜杯」を抱けるよう、
頑張ってほしいと思いますね。
「遠藤の初優勝」が実現したら、
日本中が沸くでしょうね。

その遠藤と同時に「技能賞」を受賞した若隆景は、
来場所新三役になることが確実。
小兵ながら強烈な押っつけは大型力士を下から跳ね上げてしまうほどの威力を持ちます。
今場所どうやら覚醒した豊昇龍とともに、
今後の角界を引っ張っていく存在になろうとしています。

そして十両優勝を飾った宇良。
来場所は久しぶりに、
幕内での相撲となります。

ケガには気を付けて、
館内を沸かせる存在であってほしいですね。


最後に大関朝乃山。
タカをくくった行動で、
大きな大きなツケを払わされてしまいました。

十両からの再出発が濃厚ですが、
果たして悔しさをバネにできるのか?
阿炎ともども、
注目していきたいですね。

なんにしても、
このコロナ禍、緊急事態宣言の中、
今場所も最後まで場所を全うできたというのが、
何よりだと思います。

力士、並びに関係者の努力には、
最大限の敬意を表します。

厳かな雰囲気の中、
お相撲さんたちが躍動する。。。。。。

江戸から続くこの大事な日本文化、
なんとしても守っていかなくてはなりません。

力士の皆さん、
しばらくはゆっくりと休んで英気を養い、
またいい相撲、見せてください。


今場所もまた、
同じ言葉で締めくくりたいと思います。

いろいろあったけど、
今場所も「あ~おもしろかった!




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