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16年目突入。ビッグイベントに心躍らせながら、草の根のスポーツの面白さにも目覚めている今日この頃です。

さらば福岡! サンキュー・バレット! 思い交錯するトップリーグ決勝

2021年05月25日 | ラグビー

≪トップリーグ・プレーオフトーナメント 兼 日本選手権≫

【決勝】

パナソニック ○ 31(23-7,8-19)26 ● サントリー


快晴の中で行われたラグビートップリーグの決勝。

昨年は悔しいリーグの中止となったラグビー界。
今年のトップリーグにかける気持ちは、
本当に強かったのではないかと思います。

決勝も5000人という観客の中で行われましたが、
「ラグビーの聖地」秩父宮は、
やっぱり熱かった!!!!

そして改めて、
ラグビーの大舞台は秩父宮だなあ・・・・・
なんてことを思わせてくれる決勝でしたね。


試合は前半開始早々から、
パナソニックの堅い守備からの速攻が決まって、
前半は押しに押して23-7と大きなリードを奪いました。

この試合が引退試合となる福岡も見事にトライを決め、
その千両役者ぶりを見せてくれました。
パナのキッカー、松田も随所にいいキックを見せて、
勝利の立役者となりました。

そして全員の堅くアグレッシブな守備は、
パナソニックをパナソニック足らしめているところで、
この試合も見事なものでした。

サントリーは後半早々に1トライを返し、
終盤には追いすがってあと一歩まで追いつめましたが、
逆転を狙ったサイド攻撃はあと一歩で実らず。

”世界のスーパースター”バレットにとっても、
日本での最後の試合になりました。


しかし、
各チームに来てくれた”世界のスター選手たち”が魅せてくれた数々のプレー。
日本のラグビー界をまた、
大きく成長させてくれたのではないかと思います。

そしてそのレベルの高い戦いの中で、
日本の次代を担う選手たちも次々に現れ、
日本のラグビー界はますます発展していく思いは強くなりました。

さあ、
2023年のフランスW杯まであと2年。

昨年は全く代表戦もできずじまいだったので、
強化は大きく遅れています。
日本代表強化の一つの柱だったサンウルブスもなくなり、
逆風も吹く中で「世界4強」を目指しての戦いは、
待ったなしです。

もうすでにすっかり日本のメジャースポーツとしてなじみつつあるラグビー。
来季からは新たなリーグが立ち上がり、
さらに前へ、前へと進んでいってくれると思います。

様々な思いの交錯する、
日曜日のトップリーグ決勝でした。

勝者も敗者も、
彼らのすがすがしくやり切った顔こそが、
日本全体にまた勇気を与えてくれました。

ありがとう、福岡!ありがとう、バレット!
そしてありがとう、ラグビー!!


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