実は実は、
昨日の高野連の発表を見る前に、
「こんなことを書こうかなあ」
なんて思いで書き留めていた”記事”があります。
消すのも勿体無いので、
下記に残しておきますね。
~下書き記事~
コロナウィルス禍で開催が最後まで危ぶまれた第92回選抜高校野球大会。
開催決定に対して様々な意見がありますが、
主催者がこうと決断したわけですから、
我々はその決断を尊重して、映像で楽しませてもらう事にします。
無観客場所を選択した大相撲もそうですが、
無観客の中、いつもとは違う状況で戦うアスリートたちは、
相当な決意を持って臨まなければなりませんね。
特に高校野球は、
プロの競技でもなく、
更に高体連に所属するすべての競技が春季の全国大会開催を見送る中での開催となりますから、
そんなことを心に刻みながら、
プレーしてもらいたいと思います。
とはいえ球児たちにはあこがれの甲子園球場でのプレー。
球場に歓声は響かなくとも、
日本列島北から南まで、
それこそたくさんの高校野球ファンやその他の人々が、
沢山画面の向こうで手に汗握っているはずです。
スポーツを見て、
いっとき現実にある苦しいことを忘れ、
そのプレーに歓声を送る。。。。。。
そして彼らのプレーを心に刻む。
そんな、
本来スポーツが持っている「スポーツのチカラ」を、
存分に見せてくれるプレーを期待しています。
ああ、早くあんな風に、
青空の下思いっきりプレーしたいなあ。。。。。。
そんなことを、
全国にいる同じ若い「仲間たち」に見せてあげてください。
ああ、やっぱりスポーツは、
すがすがしいなあ。。。。。
そんなことを、
厳しい状況にある日本全国の人達に、
見せてあげてください。
ワタシも、
『ワタシが大好きで、何十年ものめりこむように見ていた高校野球というものは、かくも素晴らしい競技だったのか・・・・』
なんてことを、実感してみたいなあ。。。。
そんなことを感じる、
今年の選抜の開幕です。
大会中止という決定については、
残念ではありますが致し方ない・・・・・というのが本音です。
やはり普通に考えれば、
中止というのが至極妥当なものだと思いますし、
この決定までの関係者の苦悩を思うと、
胸が痛みます。
そして球児たちの悲しみはいかばかりでしょうか。
ワタシは高野連が先日『無観客試合を軸に』と発表した時、
大相撲、そしてプロ野球オープン戦の無観客開催を参考に、
大会は挙行するのだろうなあと「勝手に」思っていました。
先日も書きましたが、
何と言っても高校野球は地元での大震災だった阪神淡路大震災が起こった年も、
そして開幕までわずか2週間という時に起こった3.11の東日本大震災の時も、
何とか開催にこぎつけました。
そしていずれの大会も大会後に、
「こんな中でも開催をしてよかった」
と概ね好感を持って語られました。
そんな「成功体験」を持っていたので、
今回も「何とかやる」という方向で色々と模索していたと思われます。
しかしながら今回は、
3日前に出された大規模イベントの自粛延長という政府の方針が、
最後の中止という判断の決め手になったのだと思いますね。
戦後75年という節目の年、
そして令和になって最初の選抜という年に、
戦後初めての大会中止ということになりました。
そこで選抜大会というものも一つ立ち止まり、
いろいろと考えを巡らせる年にしたらよいのではないと思います。
中止という事にしたのであれば、
これを契機により良き方向にシフトできるよう、
いろいろと考えればいいのではないかな。
中止という事を単に「残念な年になった」という事で終わりにせずに・・・・・という事です。
選抜大会というものの「意義」について、
そして選手権が行われる夏の異常な暑さを回避する大会運営や、
選手の健康管理の面にも深くリンクする各地方大会、特に春季大会、選手権大会と続く3月~7,8月の過密日程について。。。。。
そんなことすべてを、
今回のことに絡めて議論を深めていく時期だと思います。
「高校野球とは何ぞや?!」
という事まで踏み込んで。
「これまで当たり前と思ってきたことは、実は当たり前ではないんだ」
という事を踏まえてのタブーなしの議論を望みたいところですね。
日本という国は、
いろいろな苦難が起こった時、
その後決してタダでは立ち上がらない国だと思っています。
そこが我々に深く根差した「強さ」だとワタシは思っているんです。
ということで、
高校野球界の変革する契機として、
この苦難を乗り越え、より良い形を模索してほしいと思っています。
昨日選手たちが流した涙を、
無駄にはしないためにも。
やはり現在の状況では正しい判断だと思いますよ。
感染リスクが多少なりでもあれば、生徒、またその親御さんたちの事を考えれば当然だと思います。
最悪の場合、生徒たちが批判の矢面に立たされる危険もあったわけです。
選抜が見れないという結果は本当に残念ですが、コレばかりは仕方ありません。
この話をすると止まらなくなるので、この辺でやめときます笑
昨日は、「大政奉還」の結果を待つ坂本竜馬の気分でした。
坂本竜馬は言いすぎ感がありますが、ホントそのぐらい気が気ではありませんでしたねー。
最後に、今回高校野球は特別扱いか?というコメントがあちこちで見受けられましたが
ワタシは「特別」だと思っています。
ここまで日本人の心に根付いているスポーツは大相撲、プロ野球と高校野球の三つではないでしょうか。
なかでも、高校野球は全試合最初から最後までしっかりとTV中継があり、このことから、すでに「特別」なスポーツなんです。
他にもたくさん理由はありますが、やめときます。暑苦しいので笑
なので、あまりにも短絡かと思いますが(笑)、高校野球はキングオブスポーツなんです。
スポーツと、単純に一括りにできない存在といいましょうか。
プロ野球が好きな人は、ほとんどの方が高校野球も好きだと思いますが、その逆は決してそうとも限らないと思います。
つまり、そういった意味での「特別」で
「特別扱い」「特別視」とは違うんですよね。
他の競技が中止になってきているなかで、今の状況で、無観客とはいえ開催してしまうと「特別扱い」「特別視」しているという事になると思うんです。
だから、今回は無観客でなく中止で本当に良かったと思っています。
やめとくと言いながら、熱くなってしまいました。苦笑
ただなんとか夏に向けて、救済措置をお願いしたいですね。
特に21世紀枠の学校に対しては、夏にその枠を設け、出場させてあげたいものです。
PS
ここに来てもっと気がかりなのが、アメリカでの感染者数が猛烈な勢いで増えてきている事。
井上は渡米できても試合ができるのでしょうかね。
NBAまでも中止になりました。
非常に心配ですね・・・
中止になってしまいましたね。
やっぱり今、大規模なスポーツイベントは開催できる状況ではないなあ・・・・と思っては見たものの、高校野球、ましてや高野連が決定するだけに最後は「無観客でも決行」っていう結論が出るかもなあ、という思いもありました。
残念ですが、本当にここで立ち止まって選抜を含めた高校野球のあり方や今後ということについて、すべてのタブーを取り除いて議論してもらいたいと強く思っています。
hanahanaさんの言われるように、日本人にとってすでにスポーツ文化の中の重要な一翼を担っている「高校野球」「甲子園」ですからね。
時代に即していかなければいけないのは確かですが、「いいものは誰に何と言われても残す」という所も必要だと思っていて、そのことは今回の大相撲を見て強く感じるところです。
今回の21世紀枠の3校については、来年の選抜大会に同じ3校を選んだらどうかと思っています。ただし、最低限の戦力は保持してもらうという観点から「秋季県大会ベスト8以上」とかの基準を設けて。それでこそ本来の「センバツ」の「招待大会」という意義でもありますしね。