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16年目突入。ビッグイベントに心躍らせながら、草の根のスポーツの面白さにも目覚めている今日この頃です。

訃報相次ぐ・・・・・寂しい限り

2017年02月04日 | スポーツ全般

先月の終盤ぐらいから、
なんだか訃報が相次いでいます。

あの松方弘樹さんが亡くなったと思ったら、
”おひょいさん”こと藤村俊二さんもなくなりました。

いつも見ていた人たちが亡くなると、
なんだか自分の生きてきた時代が切り取られていくみたいで、
寂しさを禁じえません。

特に藤村俊二さんについては、
飄々とした中に漂うダンディズムというか、
穏やかな中に芯の通った生き方をしているというか、
そんなところにあこがれもあったので、
ショックです。


そしてスポーツ界でも、
ワタシにとっては忘れえぬ人の訃報が相次ぎました。

まずは高校野球から。
実は知ったのは一昨日。
最初にその報を耳にして、
「えっまさか。。。。」
と絶句してしまったというのが本当のところです。

その人とは、
元宇部商業の主砲、藤井進さんです。

1月26日に亡くなったということを知りました。
まだ49歳という若さです。
「まさか40代で亡くなるなんて・・・・・」
まさに絶句してしまいました。

藤井さんは桑田・清原と同学年の、
昭和60年夏に甲子園を沸かせたヒーロー。

その大会まで甲子園の1大会でのホームラン記録は、
あのドカベン・香川と前年の清原の3本。

しかしこの大会絶好調の藤井は、
この大会なんと4本塁打を放って『甲子園記録』を作ります。

準決勝第1試合登場の藤井は、
その終了時点で4本塁打。

スラッガーの名をほしいままにしていた清原は、
この時点では前日の準々決勝で初の1本を打ったのみ。

藤井の新記録は、
長く高校野球の歴史に名を残すと思われたものでした。

しかし高校野球の長い歴史において、
「不世出のスラッガー」
と言えばこの人しかないといわれる清原は、
ここからが凄かった。

準決勝第2試合に登場した清原は、
この試合で2発を叩き込み前年の自身の持つ3本という記録に並ぶと。。。
何と決勝では、
ライバル・藤井の前で2発を叩き込み、
あの植草アナをして『甲子園は清原のためにあるのか!』
と言わしめた・・・という記録・記憶の両方に残るすごさを満天下に示し、
高校時代最後の甲子園での試合を締めくくったのです。
(今こう書いていても、劇画のような感じですね。)

そして藤井は、
「本塁打甲子園記録」
をわずか1日で清原に破られてしまった、
悲劇のスラッガーなのです。

それから出てきたすごいスラッガーたちでも、
1大会4本塁打という記録には届かなかっただけに、
本当に藤井の記録は、
清原に破られさえしなかったら長く高校野球ファンの目に留まったことでしょう。
あの松井秀喜だって、中田翔だって、破れなかった記録なんですから。。。。

そんな藤井さん。
青学大に進んだ以降はワタシもそのプレーを目にすることはありませんでしたが、
今でも”あの夏”を思い出すたびに、
彼の豪快なスイングがよみがえってくる……
そんな『甲子園のヒーロー』なのです。

その彼がわずか49歳の生涯を閉じたなんて。。。。

甲子園のヒーローで早逝した選手というと、
広島商・佃さん、
浪商・ドカベン香川さん、
早実・小沢さん、
取手二・石田さん、
などが思い浮かびます。

無念です。
寂しいです。

藤井選手のことを書いた記事 ⇒ http://blog.goo.ne.jp/angeldad/e/d201319a328a9b02f27347c8dd4f7b6f



そして昨日、
こちらも寂しいニュースが。

そう、
サッカーの岡野俊一郎さんが亡くなりました。
85歳ということで、
ある意味天寿を全うされたとも思いますが、
寂しさに変わりはありません。

新聞ではIOCの委員なんて言う紹介のされ方をしていましたが、
ワタシの印象はなんといっても、
サッカーの解説の語り口に尽きます。

特に「三菱ダイヤモンドサッカー」での解説と、
86年のメキシコ・ワールドカップの解説が印象深いですね。

その当時は、
日本のサッカーはプロではなく、
世界のサッカーと触れることもほとんどない時代。

そんな中で、
岡野さんの語る解説から、
世界の『すごいサッカー』を憧れをもって見ていました。

メキシコ・ワールドカップは、
当時BSもなく地上波のNHKだけで中継していた大会でしたが、
初めてたくさんの試合が中継された大会だったのではないでしょうか。

見られない試合はビデオに録画しながら、
中継された試合はほとんど見た・・・・・という記憶があります。

あのマラドーナの伝説の(?)人抜きゴールも、
神の手ゴールも、
懐かしい思い出ですね。

その大会でのメインの解説者が、
岡野俊一郎さんと松本育夫さん。

両者の解説は、
決してしゃべり過ぎず興奮しすぎず、
映像を決して邪魔しないものの的確に解説している・・・・
そんな印象が強い解説でした。

聞きごたえがあるのに聞き心地がいい、
そんな解説だという印象が強いですね。
特に岡野さんは、
本当に名解説者だったと思います。


藤井さんも岡野さんも、
昭和の終盤を彩った、
忘れられない人です。

相次いでの訃報に触れて、
寂しい冬になってしまいました。


たくさん楽しませてくれて、ありがとうございました。
ご冥福をお祈りします。



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