全国高校サッカー選手権大会の決勝。
関東の名門同士、
前橋育英と流経大柏の試合は、
58,000人を超える大観衆を集めて行われました。
試合はまさに大激闘。
両チームの激しい攻防は、
観ている者をワクワク、ドキドキさせて、
最後まで目が離せませんでした。
試合はまず前半の早い時間に流経大柏が先制。
しかしこの失点で目覚めた前橋育英が、
いつものように強度を高め流経大柏のゴールへ。
そして30分過ぎに見事なヘッドで追いつくと、
それから先はホント、
レベルの高い攻防が続きました。
息もつかせない、
珠玉の時間でした。
面白い試合でしたね。
両校ともにチャンスを掴むものの、
守備陣が最後の一線は決して越えさせず、
後半、延長と両校はどうしても1点を奪えず。
夕暮れ迫る国立のピッチは、
PKでの決着を選びました。
そしてこのPK戦もまた、
激闘、また激闘となります。
両校のキッカー、
見事なまでに決め続け、
決着つかずにサドンデス。
その8本目、
流経大柏のキックを前橋育英のキーパーが見事にセーブ。
これで決まり!
誰もがそう思った次の瞬間、
今度は前橋育英がキックを浮かせて外し、
まだ決着はつかず。
なんという試合・・・
果てしなく続くかと思われたこのPK戦。
しかし10本目、
ついに決着をみることとなりました。
先攻の流経大柏のキックを、
またも前橋育英のキーパーが止め、
そして・・・
今度は前橋育英のキッカーが冷静にPKを叩き込んで、
この120分に及ぶ激闘は、
ついに決着しました。
前橋育英が、
前回に続いて決勝で流経大柏を破り、
嬉しい2度目の優勝を飾りました。
なかなかないぐらいの、
実力伯仲の素晴らしい決勝戦でした。
6万人近くが駆けつけた今日の国立。
観衆はこの激闘を、
十分堪能したことでしょうね。
ここ最近の大会は、
大会の波に乗ったチームが決勝に上がってくることも多く、
実力十分な強豪が決勝であいまみえるというのも、
なかなか珍しいのかもしれません。
昨年は近江旋風がありましたし、
一昨年は岡山学芸館が優勝まで駆け上がりました。
こういったチームの勝ち上がりは非常に面白いのですが、
今大会のように実力十分の好チーム同士のガチンコの決勝も、
本当に面白いですね。
前橋育英の皆さん、
優勝本当におめでとうございます。
校歌を聞いて、
あの甲子園優勝の2013年夏を思い出して、
感慨深かったです。
何度も何度も聞いた校歌なので、
いまだにソラで口ずさむことができました。
流経大柏の皆さんも、
今日は残念でしたが、
「さすがは流経」
というところいっぱい見られて、
楽しかったです。
それにしても、
やっぱり高校サッカーの冬の選手権は、
盛り上がりますね。
来年も見に行きたくなっちゃってるワタシが、
もういたりします。