昨日は朝から、
大きな雨雲が日本列島をすっぽり覆っていました。
『今日は昼ぐらいから雨か?』
という予報通り、
西から天気が崩れだし、
夕方には各地で雨が・・・・・・。
しかし昨日は、
地方球場をはじめとして【屋外】球場での試合が多数予定されていました。
静岡草薙 巨人vsヤクルト
豊橋 中日vs横浜
広島 広島vs阪神
皇子山 西武vs楽天
千葉 ロッテvsオリックス
札幌 日本ハムvsソフトバンク
*太字が屋外球場
何と6試合のうち5試合が、
屋外の球場での試合でした。
そのうち広島は完全に雨で中止。
皇子山の西武-楽天は1イニングが終わったところで中止。
豊橋は6イニング途中でコールド。
草薙は最後まで土砂降りの中で。
雨に降られなかった千葉は、ものすごい強風の中で。
とまあ、
雨にたたられた1日でした。
しかしワタシは、
各地の試合を眺めながら、
なんとなく『いいなあ』なんて感じていました。
何がいいのか。
それは、
『野球って、本来こんな感じなんだよなあ』
ということを思っていたから。
雨が降れば中止。
ショボショボなら雨中の対戦。
こんなものが見られたからでしょうね。
野球は本来屋外でやるもの。
自然条件に折り合いをつけながら、
雨ならば雨なりの・・・・・
強風ならば強風なりの・・・・
寒ければ寒いなりの・・・・・
暑ければ暑いなりの・・・・・
戦い方をするものだと思っているからです。
雨の中観戦するのは容易じゃありませんが、
あとから振り返るとそんなことも『いい思い出』になることが多い野球の観戦。
ああ、野球本来の姿だなあ・・・・
なんて思いました。
もちろん雨で試合が中止になることの多かった日本のプロ野球に、
ドーム球場は革命をもたらしたことは確かです。
『雨で中止がない!!!!』
最初に聞いたときは感激しましたね、やはり。
『あ~これからはせっかくのチケットが雨でパ~になることはないんだな』
ってね。
そして、
最初のドームである東京ドームができて20数年。
すっかりワタシも、
『外は大雨でも野球はいつも通りやっている』
のに慣れちゃっていました。
だけどこのドームの出現は、
本当に野球の本質を変えてしまったという一面を、どうしても感じざるを得ません。
その前の人工芝の出現も野球の質を変えましたが、
ドームの出現で、
言い方は悪いですが『箱庭野球』みたいな感覚になってしまいましたね。
とにかく野球というゲームに、
【不確定要素】が徹底して排除されてしまったので、
予期せぬハプニングなんていうものがなくなりましたよね。
なんか、
ドーム球場でやっている野球って、
少し野球本来の爽快感が薄いような気がするのも、
気のせいではないんじゃないかと思いますがね。
まあ、
安定興行という面では主催者側にもファンの方にもメリットは大きいのですがね、ドーム球場は。
功罪相半ばといったところでしょうか。
いずれにしても、
昨日は何となく≪大変だろうなあ≫と思いながらも、
見ていて楽しい『野球観戦の日』となりました。(もちろんテレビでですがね。)
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