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16年目突入。ビッグイベントに心躍らせながら、草の根のスポーツの面白さにも目覚めている今日この頃です。

ディフェンディングチャンピオン、慶応敗れる! 関東王者の白鴎大足利、昨春選抜王者の山梨学院。。。。関東で波乱続出。

2024年07月19日 | 高校野球

毎年思う事ですが、
高校野球の夏の地方大会を勝ち上がるのは、
本当に難しい!

夏はその代の「最後の大会」ですから、
気合の入り方がホント違いますからね、どの学校も。

そんな中、
昨年の全国制覇校、
慶応が神奈川県大会5回戦で、
桐蔭学園に敗れ連覇はなりませんでした。

この1年。
森林監督をはじめ選手たちは、
ホントいろいろあったと思います。
常に重圧の中での戦いを強いられ、
ディフェンディングチャンピオンというものがどれだけ大変なことなのか、
本当に身にしみてわかった1年だったのではないでしょうか。

さらに昨年からエース小宅をはじめ投手2枚、そして大黒柱の捕手などを残し、
周りからは当然のように2年連続での聖地進出、
そして活躍を期待されていたんではないでしょうか。

今年のチームは敗れてしまいましたが、
ここが慶応にとってさらに強くなるための、
一里塚になっていくような気がしてなりません。

昨年の大躍進、
まだワタシの脳裏にも焼き付いています。

神奈川という、
県大会を勝ち上がっていくのが本当に難しい地区に身を置きますが、
全国の高校に影響を与えるそのチーム力や佇まい、
今後も全国にどんどん発信していってもらいたいですね。


そしてもっと驚いたのが、
今年の春の関東大会で、
東海大相模、帝京、常総学院という、
全国制覇校3校を立て続けに破って春初制覇した栃木、白鴎大足利の初戦敗退です。

ドラフト候補の速球派昆野を擁し、
投手陣の層は厚く、
打線もチャンスにヒットが出る好打線で、
関東の中でもひときわ注目される存在でした。

しかしその白鴎大足利、
初戦で鹿沼商工に対し、
リードしながら追いつかれ延長タイブレークに持ち込まれ、
10回表に得点できず、その裏2死2塁からタイムリーを浴びて無念のサヨナラ負け。

選手たちは「信じられない」という面持ちで、
泣き崩れていました。
やはり初戦は怖い、それをまざまざと実感させてくれる戦いでした。


更に昨春の選抜を制し、
今年の選抜でも8強入りした山梨学院が、
山梨大会準々決勝、優勝候補同士の対戦で東海大甲府に敗れ、
2年連続涙を呑みました。

山梨学院は、
一昨年までは夏の大会に本当に強く、
ライバルである東海大甲府との対決でも、
ことごとく勝って甲子園を手繰り寄せていました。

しかし、
昨春選抜で優勝し、今年も選抜8強。

センバツで上位に進出したことから、
夏への準備に今までとは違ったところが出てしまったのかなあ、
そんな風に思ったりしています。

もちろん春に甲子園に出場していることで、
選手たちのモチベーションに違いもあるでしょう。

しかしそれ以上に、
シーズンの始まりであるセンバツで全国の強豪相手に何試合もこなすという事は、
それ以降のチーム作りや調整に少なからぬ影響を与えるのだなあという事が、
なんだか今さらながらに判ったりしますね。

岡山でも、
昨年監督の経歴とともに話題になり、
大躍進を遂げたおかやま山陽が、
2回戦で敗れ去りました。

相手は岡山東商。

オールドファンには、
ホントなじみの深い学校です。

昭和の時代は毎年のように岡山県代表として甲子園にやってきていましたが、
平成に入ってからはほとんど甲子園に姿を見せることもなくなりました。

「公立校の衰退」
という体で語られる記事等が出る時、
必ず全国の何校かとともに名前の出てくる学校ですね。

昭和40年代から50年代前半にかけては、
岡山東商といえば好投手の宝庫、
というチームでしたね。

元大洋のエースとして200勝を挙げた平松を擁し春の選抜を制覇したのに始まり、
銚子商・土屋とライバルとして名をはせた土居投手、
そしてその後も寒川投手、原投手など、
毎年甲子園で「屈指の好投手」という名で呼ばれたエースを輩出していました。

しかし面白いのは、
そういった好投手を擁して「優勝候補の一角」と言われた年ではなく、
変則アンダースローの薮井投手を擁して、
強打のチームとして乗り込んできた「無印の」昭和53年のチームが、
逆転、逆転で全国で4強入りし、
岡山東商として夏の最高成績を収めたことですね。

なんというか、
どんな代のチームが勝ち進んでいくかなんて、
まったくわからない、という事です。


さ~て、
神奈川大会は8強が決定。

準々決勝は土曜日、
なんと異例の「4球場での同時開催」となります。

保土ヶ谷、相模原、平塚、そして等々力で、
10時一斉スタートです。

ファンにとってはなんというか、
とても残念な日程ではあるんですが、
ワタシはその日用事があるので、
手元で4試合を楽しもうと思っています。

8強はいずれ劣らぬ強豪ぞろい。
横浜vs桐光学園、東海大相模vs日大藤沢など、
心躍るカードばかりです。

全国の地方予選、
いよいよ泣いても笑っても・・・・・のフェーズに入ってきました。

連日強豪同士の対戦が組まれ、
ワクワクもピークに達していきます。

ああ、この7月末、
毎年一番心躍る時期です。



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