昨日は東西2会場で、
大学ラグビー選手権の試合が行われました。
秩父宮では、
対抗戦3位の明治🆚リーグ戦3位の東海、
さらに対抗戦4位の慶応🆚リーグ戦2位の東洋の対決となりました。
そしてその結果は。
明治 50-17 東海
慶応 50-26 東洋
近年、
対抗戦Gとリーグ戦Gとの“実力差“がかなり指摘され始め、
それが年々広がっていっている感じがします。
今の大学ラグビーの主流は、
完全に関東対抗戦Gと関西で、
リーグ戦Gは大きくその実力に差がありますね、
実際。
昨日の試合を見ていても、
正直まったく試合になっていなかったという印象しかありません。
かつては大東大のトンガ旋風、
そして関東学院大の全盛時代があり、
法政なども強く、
さらにその後東海がのしてきて、
帝京と覇を競った時代もありました。
しかし現在においては、
もし対抗戦Gに入ったなら、
大学選手権出場は叶わない、
と思える実力の学校ばかり。
さらに関西勢がかなり実力を伸ばしてきていますから、
立場はどんどん悪くなってきていますね。
そろそろ、
大学選手権出場校を再考した方が・・・
という声が出始めても不思議ではありません。
どうしてこうなっちゃったのか?
やはり対抗戦Gや関西と比べ、
プレーに厳しさが足りない、
アバウトな面が多いように感じます。
リーグ全体が地盤沈下している現状を、
果たしてどうやったら打破できるでしょうか。
春のリーグなどでは結構対抗戦Gの大学に対してもいい試合をしたりしてはいるのですが、
夏合宿を経て、秋から冬にかけては、
対抗戦Gのチームがグングン力を伸ばしていくのに対して、
リーグ戦Gのチームはなんだか頭打ちの感が強いですね。
どうやってこの現状を打破していくのか?
各校任せなのか?
それともリーグ全体でなんらかの方策を考えていくのか?
ここが分かれ道のような気もします。
日本ではどんなスポーツでもなかなかリーグの再編などは行われないのですが、
例えばアメリカのカレッジフットボールでは、
驚くような再編が行われていたりします。
伝統のパック10が無くなり、
ビッグ10などに吸収されてしまいました。
パック10びいきのワタシなどにとっては、
まさに青天の霹靂ともいうべき大改革です。
うかうかしていると、
そんなことになりかねませんぜ!
どう立て直す?リーグ戦勢