変わるもの変わらないもの。
スポーツ界では年ごとに新陳代謝が起こるのがお約束ですが、
それにしても今シーズンで引退したり移籍したり、
”去る”選手の多いこと。
プロ野球界では、
一世を風靡した選手の引退がこれほど多い年もなかった感じです。
思いつくだけでも、
松井稼頭央(西武)
本多雄一(SB)
小谷野栄一(オリックス)
大隣憲司(ロッテ)
聖沢諒(楽天)
新井貴浩(広島)
山口鉄也(巨人)
杉内俊哉(巨人)
西村健太朗(巨人)
後藤武敏(DeNA)
岩瀬仁紀(中日)
浅尾拓也(中日)
荒木雅博(中日)
村田修一(元巨人)
これだけの選手が現役を引退しました。
特に名球会入りを果たしている松井、岩瀬、新井、荒木や、
まさに一世を風靡した杉内、山口、浅尾など、
印象深い選手がグラウンドを去りました。
しかし今年の引退選手を見ると、
何か「十分に現役生活をやり切った」感じの選手が多く、
すがすがしさを感じる「引き際」という感じもしますね。
既に齢40を超えた選手も見受けられ、
野球人としての第2の人生を歩んでいってほしい、
そしてまたどこかで姿を拝見できたらと考えています。
それにしてもあの一世を風靡した「松坂世代」の選手たちが、
一人、また一人とグラウンドを去っていき、
残り少なくなりましたね。
まあ、
彼らは今年が高校を卒業して20年目、
38歳の世代ですから、
致し方ないところですが、
本当に時の経つことの早さを感じずにいられません。
あの1998年の夏。
「史上最高の甲子園大会」
と言われた夏の大会から20年ですか。
そういえばあの大会も第80回記念大会でしたね。
今年は100回記念大会でしたので、
感慨もひとしおです。
高校でも大学でも、そしてプロでも。
彼らの世代は常に時代の先頭に立って、
野球というものを引っ張っていった存在でしたが、
時がたち世代が後退していけば、
どんな人も静かに舞台を降りていくものです。
平成の最後であったこの年に、
平成の輝ける中心世代だった彼らが去っていくということに、
言い知れぬ寂しさを感じているところです。
しかしながら「御大」松坂大輔は今年華麗なる復活を遂げ、
まだまだ意気軒高なところを見せています。
自分の名前を模した「松坂世代」の中心ですから、
やはり最後まで現役を全うしてほしいと思っています。
新たな世代が登場したプロ野球。
「大谷世代」「清宮世代」に続いて「根尾世代」も舞台に上がってきました。
彼らの活躍が次の世代のプロ野球を、
必ず盛り上げてくれると思います。
長嶋監督ではありませんが、
『日本プロ野球は永遠に不滅です』
と空高く叫びたい気持ちです。
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