SPORTS! SPORTS! 寝てもさめても

16年目突入。ビッグイベントに心躍らせながら、草の根のスポーツの面白さにも目覚めている今日この頃です。

じゃあなんのための・・・・・・

2014年05月14日 | プロ野球

昨日の巨人vsヤクルト戦。

7回でしたかねえ。

巨人ロペスの放った打球は、
レフトポール際に高い放物線を描きました。

中継のTVアナウンサーも、
『レフトバック、バック、ず~っとバックして~?!入った~~~!!』
という様な打球。

しかし映像を見ると、
その打球は、
明らかにレフトポールの左側、
つまりはファールゾーンを通っているのがはっきりとわかりました。

しかし審判の右手は、
ぐるぐると回されています。
そう、ホームランと判定されたのでした。


ヤクルトのレフト、
そしてサードも、
一番打球が見えている位置から見ていただけに、
この『ホームラン』の判定に猛抗議。

そしておさまらないのがヤクルト・小川監督。

主審に対して猛然と抗議。

ワタシもテレビを見ていて、
『明らかにファールだなあ。ビデオ判定すればいいじゃん』
と思っていました。

アナウンサーなども、
『これはビデオ判定を申し入れているようですねえ』
なんて言っていましたが・・・・。

審判団で協議の結果、
『判定は変わりません。ホームランで、試合を再開します』
とのアナウンスが流れて、
小川監督も渋々と引き下がりました。

巨人ファンで埋め尽くされたスタンドは大歓声でしたが、
ワタシ並びに全国でこの中継を見ていたファンは、
ほとんど納得できなかったんではないでしょうか。

MLBではすべての判定をビデオ判定できるようになって、
かなりの数の判定が覆っているようですが、
日本の『識者』達に言わせると、
『あんなものを導入するから、面白くなくなる。野球というものは、審判も人間で失敗もあるから面白い』
そうです。

まあ、
その意見に頷くこともありますけど、
昨日のような明らかな誤審なのに、
その判定を下した審判がそのジャッジをゴリ押しするところを見ると、
『やっぱり、ビデオ判定を全面的に導入した方がいいんじゃないかなあ』
なんて思ってしまいますね。

誤審であろうがなんであろうが、
『審判は絶対』
というのが日本人のDNAに深~く刷り込まれた、
掟のようなもの。

その掟は、
大岡裁きの時代から、
連綿と続いているようです。

日本人の『お上意識』は、
スポーツの世界にも根付いて、
『審判の判定に従わないのは、スポーツマンシップに反して、そういった選手はスポーツをする資格がない』
という様な刷り込みを、
日本人は長くされてきました。

何しろ日本では、
スポーツの世界もすべて『〇〇道』で語られますからねえ。

しかし、
スポーツに合理性を追求するアメリカを中心とした欧米のスポーツ界は、
映像技術やセンサー技術の進歩にスポーツを合わせ、
スポーツの判定にテクノロジーを融合させるということにいち早く取り組み、
今ではさまざまなスポーツの現場で、
【ビデオ・センサー判定】
が導入されてきています。

アメリカでは4大スポーツを中心に、
テニスなどではテクノロジーを駆使した判定になっていますね。

日本でも大相撲では、
ビデオを使って”物言い”の協議が行われたりしています。

NPBでもホームランの判定については、
ビデオ判定が導入されているはずなのですが、
何やら『地方球場では適応されない』なんていう、
お決まりの【法律の抜け穴】みたいな運用で、
昨日の判定には適応されなかったようです。

まあしかし、
テレビ中継もあって何度も何度もそのシーンを映し出しているのに、
『地方だからビデオ判定はなし』
では、
納得できようはずはありません。


あ・き・ら・か・に

ファールなんですから。


『こういうこともあるから、人間のやるスポーツって面白い』
という言葉もありますが、
ワタシは見ていて、
不快感は感じたものの、面白いとはこれっぽっちも思いませんでしたけどね、昨日のシーン。

もしかしてこれ、
昭和年代にはよくあった【巨人(有利の)判定?】ですか??

審判の質を向上させるのはもちろんのこと、
運用にフレキシビリティーを持たせて『正確に』ジャッジすること。
これが一番求められるというのは、
疑いようのないことだと思います。


まあ、
昨日のあの『(本当は)ファール(なのに判定は)ホームラン』
を見ていて、
一昨年夏の甲子園予選岩手県大会決勝、
あの大谷投手が敗れ去った試合のこと、
思い出してしまいました。

あのHRがなければ大谷クンが必ずしも勝ったとも言えませんが、
あの判定はひどかった。

まさか甲子園のかかった試合で、
あんなひどい判定があるなんて・・・・・・
と絶句したのをよく覚えています。

昨日のHR(?)が飛び込んだ位置、
あの試合のものとほとんど同じようなところだったなあ。。。。

地方球場であの位置の打球が見えにくい(判定しにくい)のであれば、
プロ野球、高校野球を問わず、
今すぐに対策を立てておくべきだと思いますがね。

ポールの左を通ったか右を通ったかなんて、
センサーを付ければ一発だと思いますよ。
簡単なことですよ。

間違った判定を他山の石として、
しっかりとした技術を磨いていってほしいと思いますね。


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