第91回全国高校野球選手権大会
◇決勝
中京大中京(愛知) 10-9 日本文理(新潟)
壮絶な結末でした。
今までで見たこともない、
物凄い結末でした。
あと50センチ打球がずれていたら、
日本文理の大逆転勝ちだったでしょう。
しかし、
火の出るような打球はサードの真正面へ。
これも球運。
いや、
センバツで”あとひとり”が取れずに泣いた、
中京大中京の執念が、
球を呼び込んだのでしょう。
それにしても、
解説席で、
あの横浜の渡辺監督・清峰の吉田監督が、
『こんなことってあるんでしょうか』
と絶句してしまうほど、
壮絶かつ素晴らしい試合でした。
決勝戦のカードは、
中京大中京vs日本文理。
この対戦を聞いて、
『なんだか地味なカードだな』
と思った人も多いかもしれません。
花巻東が、
あまりにもドラマを演出してくれたおかげで、
大会中は目立つことの少なかった両チーム。
しかしこの決勝の戦いで、
『この夏一番輝いたのは、俺達だ』
と全身で表現してくれました。
球史に残る壮絶な決勝だったと思います。
試合後の両チームの、
全力を出し切ったあとのねぎらいの握手。
中京大中京の校歌斉唱では、
1塁側ベンチ前に並んだ日本文理の選手たちの顔に、
涙はありませんでした。
実にすがすがしい、
「やりきった」
満足感にあふれた顔が並びました。
対する優勝した中京大中京ナインの、
ホッとしたような、
それでいて涙が止まらない選手もいたり、
いろいろな表情を垣間見せてくれた姿にも、
感動しました。
試合内容は、
もう語りません。
どちらも素晴らしかった。
今大会を象徴するような、
『最後までわからない』
『常に全力プレー』
が最後の1球まで行われ、
大会全体を堪能できました。
今年の大会は、
素晴らしい戦いが多かった。
明日にでも、
今大会の振り返りを書きたいと思います。
今はただただ、
両校の選手達に、
『素晴らしい戦いだった』
ということを伝えたいですね。
高校野球は、
やはり素晴らしい。
この面白さは、
やっぱりほかでは味わえないですね。
もう40年以上も、
この熱は冷めずに、
高校野球に、はまりっぱなしです。
さあ、
もう各地で秋の大会も始まっています。
(先週末も、地区大会を観戦に行きました。甲子園観戦用ラジオを携帯しながら・・・)
来年はどんな素晴らしいチームが出現してくることでしょう。
あと300日、
地区予選が始まるまでの間、
おとなしく待っています。
は~
今年も夏が終わりましたね。