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16年目突入。ビッグイベントに心躍らせながら、草の根のスポーツの面白さにも目覚めている今日この頃です。

大相撲夏場所 鶴竜連覇

2018年05月28日 | 相撲

大相撲夏場所千秋楽。

前日トップに立った横綱・鶴竜が、
結びで横綱・白鵬を破り14勝1敗で自身初の連覇を達成しました。

普段は温厚で目立たない横綱ですが、
ここという時に「横綱の意地」を見せてくれて、
彼に対する認識を改めました。
ココロが強い横綱ですね。

大関昇進を決めている関脇・栃ノ心は、
やはり12日目に白鵬を破った後、
正代にまさかの黒星をつけられて、
翌日は1敗対決で鶴竜に敗れ2敗。

千秋楽は意地で勝ちをもぎ取ったものの、
一歩及ばず2度目の優勝を逃しました。

しかし何度も触れている通り、
四つ相撲の安定感は現在の角界随一。
すでに横綱級の実力を備えていますから、
くれぐれもケガにだけは気を付けて、
さらなる高みを目指してほしいと思います。

考えてみると、
今年に入ってから3場所。
優勝は常に鶴竜と栃ノ心によって争われています。

栃ノ心は「時の人」ですから常にマスコミにも取り上げられる存在ですが、
地味ながら鶴竜の安定感というものは、
際立っていますね。

この連覇で、
かなり世間の彼に対する認識、
違ってくるのではないでしょうか。

鶴竜は今年、来年ぐらい、
力士としてピークの時期を迎えるという感じですね。

「横綱としての重み」
ということに不満もあるにはありますが、
もともと土俵の丸みを十分に使った、
時としてサーカス相撲になるようなきわどい勝負を勝ち切るのが彼の持ち味でもありますから、
今後も”大相撲の顔”として、
長く活躍してほしい気がします。

まあ、
立ち合いの変化だけはご勘弁を。
本人も痛く反省して、
「確信犯」ではないようなので、
今後はさほどこれに頼るということはないでしょう。

とにかく今年に入ってから、
上位を中心にケガや故障が多くて、
なかなか上位陣が顔をそろえるということがありません。

今場所も場所前に横綱・稀勢の里と大関・高安がそろって休場。
場所中にも大関・豪栄道と小結・遠藤が休場(遠藤は途中再出場)。

何とか全員そろって、
千秋楽の”これより三役”も、
横綱・大関が東西にずらっと並ぶという姿を見たいものです。

きのうのそろい踏みに、
前頭5枚目の勢が並んでいたのには、
なんだか本当にびっくりしました。

「前頭5枚目って、本来上位と当たらない番付じゃん・・・・・」

それだけ休場が多いということですね。
困ったもんです。

しかし今場所も、
「大相撲新時代」
を意識せざるを得ない場所となりましたね。

白鵬が力を落とし、
若手がどんどん力を伸ばしている。
上位陣の力の差はなくなってきて、
優勝争いも混とんとしている・・・・・
そんな感じですかね。

いずれにしても、
大相撲の人気が沸騰していて、
若貴時代以来久しぶりに、
相撲の話題で世間が盛り上がれることが多くなりました。

「土俵の充実」
は確実に図られているという実感があります。

さあ、
次は年に一度の、
「暑い暑い名古屋場所」
です。

その”暑さ”を”熱さ”に変える、
白熱した土俵を期待しています。


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