GWが始まりました。
ワタシはいろいろと用事があったりして、
スポーツ観戦とは縁遠いGWとなってしまっていますが、
時間を見てテレビで色々なスポーツを観戦しています。
プロ野球は神宮の3連戦を観戦しましたが、
ヤクルトが好調になってきましたね。
昨日は山田の2発にバレンティンのとどめ弾。
ツバメ軍団が本領を発揮してきました。
まだ球団史上1度も成し遂げていない『連覇』に向かって、
若くてイキのいい軍団が、
気温の上昇とともにグングン上り調子になっていくと面白いです。
さて、
昨日はそんな中、
NHKのドキュメンタリーを見ました。
題名は『ジャイアントキリング』。
岡崎選手の所属するイングランド・プレミアリーグで初優勝を目指すレスターの熱狂ぶりを、
驚きを持って伝えていました。
小さな町の低予算のクラブチームが、
巨大予算を有する世界のスーパースター軍団を向こうに回して、
130年を超えるクラブの歴史て初の優勝に向かって突き進むというシンデレラストーリー。
町中が笑顔と緊張と絶叫に包まれていて、
まさに『スポーツの持つ影響力』のすさまじさを、
我々に見せてくれています。
熱狂的なファンが『一生に1度のことだから』としみじみ言っていたり、
親子で何代にもわたるファンの人が『死んだオヤジも天国からサポートしてくれている』と言っていたり。。。。。。
その地域にとって、
このクラブがいかに大事な存在なのか。。。。
そういうことがどの人を見てもよく分かり、
なんだか関係ないワタシも、
レスターを応援したくなっちゃうココロモチになりますね。
Jリーグが標榜する『地域に根差したクラブ』という理念が、
これほどよく分かるシーンもありません。
最近のメジャースポーツは、
とかく『金を使ったチームが強い』傾向が強く表れて興ざめすることも多いのですが、
レスターのようなチームの快進撃を見ていると、
その素晴らしさを感じますね。
そして、
午後からは競馬、天皇賞春での、
北島三郎さん所有の『キタサンブラック』が、
武豊の好騎乗で”再差し切り・鼻差勝ち”をしたのに大興奮。
サブちゃん、
また『祭り』熱唱したそうですねえ。
名勝負でした。
その流れで見た女子ゴルフのサイバーエージェント・レディース。
最終日前まで福島浩子さんが首位ということでしたが、
放送が始まってみると残り4ホールで3打差。
『余裕で逃げ切れるな』
と思いました。
福島浩子プロは、
言わずと知れた福島晃子プロの妹。
福島姉妹と言えば、
ゴルフ界では有名な姉妹。
妹の浩子プロも、
ジュニアの時代から、
将来を嘱望された存在だったと思います。
そんなことを耳にしていたのは、
ず~~~ッと昔の話。
福島晃子プロがツアーであまり名前を聞かなくなってから、
どうなっているのか、
知る由もありませんでした。
しかし金曜日。
降って湧いたように『福島浩子プロが首位発進』というニュースが。
ワタシは興味津々。
土曜日は出かけていてラウンドを目にすることはありませんでしたが、
夜のニュースを見ると、なにやら首位を守っているらしい。
ならば。。。。
と思って久し振りに『女子ゴルフツアー』にチャンネルを合わせたのでした。
数年前の宮里勇作プロの涙の初優勝を彷彿とさせるような緊張感がある上がり3ホール。
ミドルの第2打をグリーンに乗せたまでは良かったが、
第1パットをまさに『ノー感』と叫んでしまうようにオーバーさせると、
返しのパットもオーバー、
更に返しは打ちきれずにショート。
と、
『ありえない』4パットとなって、
一気に『風雲急を告げる』展開となってしまいました。
福島プロの顔面は蒼白。
ショットもなんだか腕が縮んで『ビビり』の状態に入っている感じが、
画面を通しても見て取れました。
追っている韓国のイ・ボミ、キム・ハヌルの二人がこの日は精彩を欠いて、
チャージをかけてこなかったにもかかわらず、
福島さんは17番でもボギー。
明らかに流れは追ってくる2人にありました。
遠くからは姉である福島晃子プロが、
祈るような表情で妹のプレーを眺めている様子が、
画面で何度も映し出されました。
これまでのゴルフ人生で、
シード権獲得もなければ優勝争いをしたこともない福島浩子プロ。
悲しいかな、
最後の数ホールは、
その経験のなさがもろに出てしまった感じで、
追ってくる百戦錬磨の韓国勢の波に、
飲まれてしまうだろうなあ・・・・・・
なんて思いながらの観戦でした。
18番の第2打。
完璧に見えたそのショットは、
なんとピンに直接あたって、
バックスピンがかかってコロコロとグリーンの外に・・・・・という不運。
『ああ、ゴルフの神様は、福島さんを見放したか・・・・』
さすがにワタシはそう思いました。
そしてアプローチも寄らず。
”入れごろ外しごろ”
のパットを残しました。
先にホールアウトしていたキムプロとこの時点では同スコア。
このパーパットを沈めなければ、
負けが決まってしまいます。
前の2,3ホールを見た限りでは、
『まず入らないだろう』
と思っていましたが、
ここで福島プロの『優勝したい』という思いが炸裂。
真ん中からドスンとパットを沈めて、
プレーオフにもつれ込みました。
自分を見放しそうになったゴルフの神様の手を、
今一度離さずにギュッと掴んだかのような、
このパットでした。
そしてプレーオフ1ホール目。
ゴルフの神様は、
今度こそ福島プロに微笑みかけました。
パー4のホール。
1打目をやや曲げた福島プロ、
2打目をグリーンに乗せるものの、
バーディーは苦しい位置。
一方のキムプロ。
完璧なドライバーショットを打って、
残りはピッチングでも届く距離。
解説者をして、
『まずバーディーチャンスにつけてくるでしょう』
と言っていましたが、
ここでキムプロがまさかのミス。
グリーンをオーバーするショットでグリーンには乗らず、
エッジからの寄せは80cmを残しました。
ここで福島プロ、
しっかりとパーをセーブして、
『次のホールへ』
というスタンバイをしている表情を作っていました。
すると。。。。。
キムプロの80cmのパーパット。
これが、
カップにけられるという、
まさか、まさかの結末。
この瞬間、
苦節ン10年、
福島浩子プロが、
初優勝を飾りました。
涙、涙の姉妹での抱擁。
スポーツの感動のシーンは、
ここにもありました。
やっぱりゴルフは、
苦労してきたプロが初優勝を決めるシーンが、
一番絵になりますね。
プロゴルフの醍醐味を、
堪能しました。
福島プロ。
おめでとうございます。
これからあなたの新たなゴルフ人生が開幕です。
長く活躍できるよう、
祈っています。
ということで、
やっぱりスポーツっていいなあ・・・・・
と思わせてくれるGWです。
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